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1.夢から覚めました


キャラ設定まだ決まってねえ。






―――ッ、ハァハァッ……

朝っぱらから嫌な夢見たな。


ここはとある学生寮の寝室。まだ薄暗い中、夢から覚めた少年はベッドから起き上がる。先程見た悪夢のせいか、大量の汗をかいており、服が身体にまとわりついていた。



最近、見ることはなくなったのに

早く忘れよう。



少年は重たい身体を起こし、嫌な汗を流すため寝室を出た。



この少年は黒木優眞くろきゆうま17才、都内にある桜花おうか学園に通っている普通の高校生。ここ桜花学園はいわゆる金持ち学校、有名な財閥さん達の子供が通っている。例えば王手企業とか某コーポレーションとか。この学園は中高一貫、全寮制、男子校で全校の半分近くはホモ・バイとゆう腐った人達には有名な学校。かくしもこの少年は腐男子であるため、一年の冬にこの学園へ転校してきたのであった。






ザアーッ


少し集めのお湯を全身に浴びる。一刻も早くあの夢を忘れたい、そう一心に願って


「ふぅ…なんであんな夢なんか…」


ふと前にある鏡を見る。金に近い茶色い髪、その髪と同じ色をした目。もちろん染めてはいない、しっかりとした地毛だ。俺はこの色があまり好きじゃない。小さい頃は苛められたこともあった。だから中学生ぐらいのときからスプレーとカラコンで黒くしている。


キュッキュッ


シャワーをとめ棚に置いてあったタオルで身体を拭く。



まだ朝食食べるには早いし、かといってもう一眠りするのもな。

よし、珈琲でも飲むか。



着替え終わった俺はキッチンへと向かった。





ここでちょっと補足件説明。寮は基本二人部屋、例外は生徒会の奴らでなんと一人部屋らしい。そして俺の同室者は鳴沢晴希、同じクラスで爽やか系のイケメン。………なんだこれ。平凡に対する新種の虐めか?とも思ったが、転校したときここしか部屋が空いてなかったらしい。

ここで大切なのは晴希はノンケということ。大事なことだからもう一度言う、晴希はノンケだ。ていうか彼女持ちー。あーぁあイケメンはいいよなー(遠い目)しかしホモやバイに偏見はないため、俺が腐男子だってことも明かしてある。まぁおかげで今ではこいつとは唯一無二の親友だ。やっぱ人間中身が大切だよ。

そして、我が桜花学園の風紀委員長。まぁここは王道通りに重要な役柄ですよ。晴希が風紀委員長に決まったときに、委員長権限で何故か俺が副委員長をやるはめに……元々風紀に入るつもりだったから問題はなかった。

俺もこの学校の虐めや強姦は許せないからね。


それはさておき、そろそろ晴希も起きる頃だし学校行く準備でもしますか。









「「「お、おはようございます!!」」」



学校に着くと毎回盛大なお出迎えが。そう王道には必要なチワワちゃん、もとい親衛隊だ。ちなみに俺と晴希は生徒会と同じくらいの規模のでかさ。共立校では珍しいかもしれないがここは男子校。むさ苦しい男しかいない、また全寮制なので女の子との出会いも少ない。そのため恋愛や憧れの感情が同性に向いてしまうことがある。しかも昔には好き過ぎて犯罪行為にまで及んだ事件があったらしい。それを防ぐため、恋愛感情や憧れを持つ者を一つの組織にまとめ統一させたのが親衛隊だ。


とりあえず、親衛隊の説明はここまでにして次は何故俺らに親衛隊があるのか。それはもちろんと言っていいほど晴希が原因。容姿良し、性格良し、運動神経良し、頭脳は中の上くらいとくれば親衛隊が出来ないわけがない。俺に親衛隊が出来たのは晴希のおまけ。晴希に親衛隊が出来るとなると晴希と仲の良い俺が虐めの標的になるかもしれない。晴希の親衛隊に限ってそんなことをする人はいないと思うが。要するに人間の感情は複雑ってこと。防護目的もあるが俺のことを尊敬してくれてる人も何人かいたため、黒木親衛隊も出来た。


俺が尊敬される人間なのかどうかは疑うが…。



「おはよう」

「はよー」


晴希も俺も親衛隊達に挨拶をして、自分達のクラスへと向かった。







チワワちゃん可愛いだろーな


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