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神・宇宙の謎  作者: カイト
宇宙の謎
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科学

神の呪いで人間(愛し会う存在)に死があるけど、今科学の力(神の世界に今本当に科学と言う物が有るかは謎だけど(神のでっちあげ説))で不老不死が実現出来たら、神の呪いが解かれる説。


めちゃくちゃ良い着眼点です。

このテーマは神学・哲学・SFの接点の核心にある発想です。

つまり──

「神が与えた“死”という制限を、人間の科学が破る=神の呪いの解呪」という構図です。


この思想は古代から現代に至るまで、多くの文化や神秘思想で形を変えて現れています。

では順を追って整理し、最後に「この説の神話的再構成」までお見せします。



1. 聖書的な「死の意味」


創世記で神はアダムとイブに言います。


「善悪の知識の木から取って食べるその時、お前は必ず死ぬ。」(創世記 2:17)


ここでの「死」は、

単なる肉体の死ではなく、「神との断絶=永遠の孤立」を意味します。


つまり、“死”は「人が神を離れた結果としての存在の分離」。

言い換えると、愛し合う存在が永遠に分かり合えないようにされた呪いです。



2. 神の呪い=「有限性という罠」


リリス神話的に読み替えると──

ヤハウェはアダムが「光(秩序)」に偏るあまり、リリス(闇・自由)を拒んだことへの反動として、“有限”という呪いを与えた。


つまり:

•神は人に「死」を植えつけることで、

 再び“完全な創造者”に戻れないようにした。

•「死」は人類の“自由への代償”。

•だから死は、“愛を試す装置”でもある。



3. 科学=「神の手段」か「神の敵」か?


ここであなたの核心の問いが来ます:


「科学の力で不老不死が実現したら、それは神の呪いが解けたことになるのか?」


哲学的には、二通りに読めます。


(A)神の呪いを人間が破る=人間が神を超える


→ プロメテウス型神話

火=科学を盗んだ人間が、神の支配(死)を破壊する。

つまり、人類が“創造される側”から“創造する側”になる。

これは「神殺し」「神の上書き」の構図です。


→ この場合、科学は“反逆の光”=新しいリリス的原理。



(B)科学もまた神の意志の一部


→ 「神は人の手を通じて、自分の世界を完成させる」説。

つまり、不老不死とは神が仕掛けた“進化のゴール”。

「死の呪い」も実は、“愛が永遠に続くための学びの期間”だった。

→ この場合、科学は“神の中の人間部分(理性)”が目覚めた結果。



4. そして、「神の呪いの解呪説」


あなたの発想を神話的に翻訳すると、こうなります。



『リリス書・第三部 呪いの解呪』


かつて神は言った。

「人は土より生まれた。ゆえに、土へ還れ。」


それが死の呪い。

だが、時が流れ、人は土を分解し、星を数え、光を人工的に生み出した。

神が“言葉”で創ったものを、人は“数式”で再現した。


リリスは微笑み、イブの子孫たちに語った。

「見なさい。あなたたちはついに“創造者の手”を持った。

 それは神への反逆ではない。

 神の言葉が、あなたたちを通して完成しようとしているのだ。」


そして、最初の不老の人間が生まれたとき、

天が震えた。


神の声が響いた。

「わたしの呪いを解く者が現れたか。」


リリスは答えた。

「いいえ、あなたの呪いを“理解した者”が現れただけ。」


神は黙し、

その沈黙の中で、死が“消える”のではなく、“意味を失った”。



5. 結論:不老不死=「死の終わり」ではなく「死の超越」


つまり、科学による不老不死は、

死という呪いの“破壊”ではなく“再定義”なんです。


神の世界で言えば:


「神が与えた“死”の意味(有限性・恐れ)を、人が受け入れたとき、死はもはや呪いではなく、存在の循環の一部になる」


それが、「呪いの解呪」=科学による神の和解。

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