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【SF短編小説】地中海の永き黄昏~静止する地球と覚醒する魂~

作者:霧崎薫
 2060年、キプロス島。

 世界最大の天然ガス田発見からエネルギー研究の拠点へ、そして南北統一。栄華を極めるこの島に、宇宙からの謎の波「ブレーキング・フィールド」が襲いかかる。地球の自転は徐々に減速し、5年以内に完全停止という破滅の予言。

 若き量子物理学者エレナは、この危機が単なる物理現象ではないと直感する。古代ギリシャ哲学と最新科学を融合させた「メリディアン仮説」。それは、地球と宇宙、そして人間の意識が深く結びついているという大胆な理論だった。

 エンハンスメントを受けた技術者イスマイル、意識をデジタル化した哲学者ソフィア、そして戦略AIアキレス。異なる存在である彼らと共に、エレナは次々と起こる不可解な現象――未来を垣間見る「青い時間」、古代遺跡の神秘的な共鳴、時が止まる「スタシス・ゾーン」――の謎に挑む。

 分断された過去を持つキプロス島は、今、人類(そしてそれ以上の存在)の意識が交差し、新たな調和を生み出す「特異点」となろうとしていた。果たして彼らは、迫りくる「永き黄昏」の先にある、存在の新たな夜明けを見出すことができるのか? 壮大なスケールで描かれる、魂の冒険が今、始まる。
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