第19話:怪しい依頼?一か八かの依頼とは?
ネージャの職員との問答を終わらせて食事にありつき、それを終わらせたナオキとパルフェ
二人のミロアでの2日目がこんどこそ始まろうとしている
「さてどうしますか」
「やっぱり依頼受ける?」
「だな、さっき見てた依頼以外にも何かあるだろうしなぁ」
「そうね」
そうして二人は先程見ていた依頼掲示板を見直す事にした
「んー、やっぱり目ぼしいものは特に無いな」
「どれもこれも似たり寄ったりでいまいちピンと来ないわね」
「だな...ん?」
ナオキが一つの依頼に目を向ける
「どうしたの?」
「いや、これ何か気になったからさ」
パルフェが依頼内容を見る
秘密の依頼:掲示板には書き込めない内容です、受けてくれた方にその場で教えます、受けていただけるなら○○までお越しください
「どう思うよこれ」
「どう考えても怪しいわよ」
「だよな」
「つっても、目ぼしいものがこれぐらいしか無いしなぁ」
「怪しくてもやってみる価値はあるかもね」
「だな、とりあえず行ってみるか」
二人は依頼主の元へ向かった
「ここか...」
二人は依頼主の元にたどり着いた
ナオキが依頼主の家の扉をノックする
「すいませーん、依頼を見て受けに来た者ですが」
家の扉が開き、依頼主が出てきた
「お待ちしておりました」
見るからに誠実そうな男性の姿がそこにあった
「あなた方が私の依頼を受けて下さるのですね、どうぞ中へ」
「お邪魔します」
「私の依頼を受けてくださってありがとうございます、藁にもすがる思いでした、何とお礼を言ったら良いのか...」
「いやそんな、まだ依頼を終えてもいないのに...」
「それで、依頼ってなんなの?」
「そうでした、依頼の方なのですが...その...」
男はばつの悪そうな顔をしている
「(こりゃだいぶ深刻な依頼かもな...)」
ナオキはそう考えた、それと同時にパルフェは
「(深刻そうに見えて大した事無かったりしてね)」
と考えた
「お二人にはですね、私の...」
「用心棒になって頂きたいのです」
「(めっちゃ妥当...)」
ナオキとパルフェは予想通りの展開に、安心と肩すかしの両方を食らった
「よ、用心棒ですか?」
「はい」
「そんなの隠す事なく堂々と依頼すれば良いじゃない」
「変に堂々としているとネージャに目を付けられ色々と指定されてしまい...」
「むしろあんな書き方してる方が怪しまれるでしょうに...」
「他の冒険者には頼まなかったの?」
「あなた方の前に二組ほど冒険者の方々も来たのですが、どちらにもやりがいがないだの依頼するほどの事じゃないと言われ断られました」
犬の散歩とかよりはまマシだけどな、ナオキはそう思った
「わかりました、俺達が受けます」
「本当ですか!ありがとうございます!」
「あたし達にまかせなさい」
「ところで、何故用心棒を雇おうと?」
「はい、ミロアを出て北へとだいぶ行った先に私の仕事の取引先があるのですが、そこまでの道のりにモンスター達が出るので安全の為にと」
「前まではそこまでの数はいなかったのですが、最近はモンスターの数がだいぶ増えてきたみたいで不安になって依頼を出したんです」
「成る程...」
「だったら安心しなさい、こう見えてもあたし達、クラーケンを二回も倒したんだから!」
「あの海の怪物クラーケンを2度も!?なんて頼もしい!」
「ふふん」
「あはは...」
嘘は言っていないのだ、嘘は
「頼もしいの限りです、お二人が来てくださってホントに良かった!」
「パルフェちゃんにお任せよ☆」
「...」
ナオキは思った
いつかボロが出てしまうんじゃないかと、いつか痛い目にあってしまうんじゃないかと
心配が強い、だがこのちんちくりんと一緒なら何とかなりそうな気の方が強い
ナオキはそう思いフッと笑い、パルフェの方を見た
それに気が付いたパルフェはウィンクをした、これはいつもの「可愛すぎてごめ~ん☆」の合図だ
「...イラッ」
やっぱり心配の方が強いと思ったナオキであった




