第17話:感動の再会?ふわふわの真実、明かされる!
「な、なぁパルフェ...こいつってアレだよな...トチューノ村の森で会った...」
「うん...あのふわふわよね...」
その言葉に依頼主が反応する
「ご存知なんですか!?」
「えぇまぁ」
「でしたら是非ともお願いいたします!この子を連れてきてください!」
「も、勿論です」
依頼主に頼まれ、ナオキとパルフェはトチューノ村へと引き返しに向かった
その道中
「まさかあのふわふわがそうだったとはね」
「ああ」
「でもさ」
「ん?」
「あのふわふわ、何で逃げたのかしらね」
「何だろうな」
「もしかしていじめられてたとか?」
「怪我とかはしてなかったし違うんじゃねぇか?第一いじめられてたなら人間に対して警戒やら何なりするだろうし」
「それにあの飼い主がそんな事するような見た目には見えなかったしよ」
「ああいうのに限って裏じゃ何してるかわかんないタイプじゃない?」
「まぁそうっちゃそうだが」
「何にせよ、とりあえずはアイツ連れて帰って飼い主に届けてやるか」
「そうね」
そうこうしてる内に、二人はトチューノ村に着いた
やって来た二人に対して青年が話かけてきた
「あれ、あんたらはこの間の」
「どうも」
「突然だけどさ、あのふわふわどこに居るか知らない?」
「ああ、アイツならメイちゃんの所に居るよ」
二人はメイの居る屋敷へ向かった
「すいませーん」
扉が開いた
「はい?あれ、ナオキさんにパルフェさんじゃないですか!」
「どうも」
「また来たわよ」
「どうしたんですかお二方?」
「あのふわふわに用があってさ」
「あの子に?」
「うん、アイツは?」
「今連れてきますね」
少ししてメイがふわふわを連れてきた
すかさずパルフェがふわふわに抱きつく
「また会ったわねふわふわ」
「んむッこゃーん」
パルフェはふわふわを堪能している
「相変わらずだな」
ナオキはちょっと呆れている
「ところでナオキさん、どうしてまたこの子に用が?」
「あーいや、こいつの飼い主が見つかったからそれで連れて帰ってやろうと...」
その言葉にふわふわが反応した
「んむぅ...」
ふわふわは眉間にしわを寄せる
「何か嫌がってますね」
「やっぱりこいついじめられてたんじゃない?」
「うーむ、そうなのか?」
ふわふわは何も言わない
「暴力振るわれてたのか?」
ふわふわは首を横に振った
「じゃあ飯抜きにされてたのか?」
ふわふわは再度首を横に振った
「どっちも違うみたいね」
「じゃあ一体何で逃げたんだこいつ?」
「わかんないけど、とりあえず連れて帰るしかないわね」
「そうだな」
「んむぅ...」
「心配すんな、何かあったら俺達が何とかしてやるから」
「そうそう」
「んむぅ」
ふわふわは一応納得した様だ
こうしてナオキとパルフェはふわふわを連れてトチューノ村を後にし、ミロアへと戻って来て依頼主の元に連れて帰って来た
そして飼い主とふわふわの感動?の再会が始まった
「戻って来てくれたのね!さぁこっちへおいで!」
「んむぅ...」
ふわふわは眉間にしわを寄せて嫌がっている
「どうしたの?早くおいで!」
「んむぅ...」
ふわふわはやはり嫌がっている
「だいぶ嫌がってるわね、ホントにどうしてかしら?」
「やっぱいじめられてたのか?でもどう見たってそんな事するような見た目には...」
「どうして...どうして私の事嫌がるの...?」
「あなたの事大好きなのに...どうしてなの?どうして嫌がるの?ねぇ...」
「オルディアーノ・ボスノコビッチ・アルファーダ・ヘンリーガス・サムウェイン・ロドリゲス!?」
「それだよ!!」
ナオキとパルフェは同時に叫んだ
「どう考えてもそれが原因じゃない!?」
「えぇっ!?名前がいけなかったんですか!?」
「何でそんな名前付けたのよ!?」
「だってカッコいいですし...みんなと違う感じがして良いかなって...」
「限度ってもんがあるだろ!?」
典型的な気をてらってあれな事しちゃうタイプだなとナオキは思った
自分のペットだからといってこんな事していい訳では無いのだ
「せめてどれか一つの名前に絞った方が...」
「じゃあロドリゲスで...」
「んむッこゃーん」
ふわふわ、もといロドリゲスは喜んでいる
「良かったわね、ロドリゲス」
「んむッこゃーん」
「まだちょっと慣れないな、愛称で呼んでやるべきだな」
「じゃあゲスちゃんで!」
ロドリゲスは首を激しく横に振った
「ロドで良いだろ...」
「んむッこゃーん」
ロドリゲスは喜んでいる
「じゃあロドちゃん、また私と一緒に居てくれる?」
「んむッこゃーん」
ロドは首を縦に振った
「これで一件落着だな」
「そうね」
「ありがとうございました、本当に何とお礼を言ったら良いのか...」
「良いのよ、別に大した事してないし」
「ホントに大した事してないけどな...」
「しっ」
その後二人はいくらかの報酬金を貰い、その場を後にした
やはりパルフェはロドリゲスと別れる時に残念そうにしていた
「ふー、終わったな」
「そうね」
「これからどうする?」
「もうすぐ夜だし、今日はもう宿に泊まりましょう」
「だな」
こうしてナオキとパルフェのミロアでの最初の出来事が終わった
次はいったいどんな事が起きるやら
「ホント、色々と久しぶりな1日だったわ」
「だからそれどういう意味?」
知らぬが仏




