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第15話:新たなる町ミロア!ギルドはちょっと、怪しい組織?


メリンを出発し、トチューノ村にも立ちよったナオキ達は遂に新しい町へとたどり着いた


「ここが...」


ここはミロア、マーレやメリンよりも大きな町だ

様々な店が並び、色々な建物が健在する場所




「でっけぇ町だな」

「ホントね」

「お前はここ初めてか?」

「うん、ここはまだ来た事なかった」


パルフェが来た事無いならガイドは無理そうだな、ナオキはそう思った


「これからどこ行くよ?」

「そうねぇ、あんたはなんか行きたい所ある?」

「つってもなぁ、この町にどういう場所があるのかわかんねぇし...」



ふとナオキは一つの看板に気付く

剣と盾の絵が描かれた物だ


「おいパルフェ、これ何の看板だ?」

ナオキが指を指す


「ああそれ?ネージャって言う冒険者組合組織、所謂ギルドって奴よ」

「ギ、ギルド!?」


ギルドと言えば、アニメやゲームでお馴染みの組織

それに登録してこその冒険者ってもんだよな、ナオキはそう思った


「よし決めた!」

「何をよ?」

「俺達もギルドに登録するぞ!」


意気揚々とギルドに向かおうとしたナオキ

そんなナオキに1人の男が話しかけて来た


「おいアンタ、ちょっといいか?」

「何ですか?」

「今ギルドに登録とか言っていたが?」

「そうですけど、それが何か?」


「もしかしてアンタ、ネージャの事よく知らないのか?」

「えぇまぁ...」

男はため息をついた


「だったらよ、悪い事は言わねぇからもう少し考えてからにした方が良いぜ」

「え?」

「それってどういう事?」


二人が男に訪ねる


「ネージャってのはな、あんま冒険者からは評判がよくねぇんだよ」

「どうしてまた?」

「後からやって来た癖に、色々と管理だの何だのしやがったからな」

「後から?」


「元々冒険者達は自分達だけで色々やってたんだよ、依頼の管理だの報酬の額や受け取りだの何かしらの規約や、それらへの違反行為への取り締まりやその他諸々」

「冒険者達は自分達自身の暗黙の了解だのである程度は均衡を保ってたりしてたんだよ」


「だけど、そんな時に現れたのがネージャさ」

「アイツら、後からやって来た癖に自分達がルールだ、みたいな感じで管理し始めやがったんだよ」

「依頼はランクによって受けれる種類が変わったり、報酬の金額やアイテムの種類は上限だの一部をギルドへ納めろだの、どこからが違犯行為でどこまでが違犯行為にならないかだの」

「最初からいた訳でも無い癖に自分達が管理する、これはこうであるべきだ、こういうのでもあるべきだ、それは違うだろだの、受け入れられないなら辞めてもらって構わないだの」

「お前ら何様のつもりだよ、そう思うわ」


何でもかんでもルールを決めたがりコミュニティを駄目にする、所謂自治会気取りの迷惑集団か

異世界にまでそんな連中っているんだな、とナオキは呆れた


「そんな連中だったのね」

「登録する気失せたわ...」


「だろ?経験者の俺が言うんだからよ」

「え?」

「元々は登録してたんですか?」


「ああ、最初は俺含めてかなり大勢の冒険者が登録してたよ」

「だけど、どんどんアレな組織だって分かって、大半の冒険者は辞めたけど、残り続けてる連中やら、後から入って来る新規も意外といるんだよな」

「何で評判良くないのにそんな奴らが?」


「ソイツらはアレだ、自分達にとって都合が良いからさ」

「都合?」

「実力が足りずに他の冒険者に評判やら稼ぎが負けてたり、他の奴らのやり方が気に入らないって奴らは多いんだよ」

「だから、ギルドに入っておけば稼ぎに差が出にくく出来たり、気に入らない連中をギルドに報告したりしてソイツらの評判を下げたり下手すりゃ追い出せたり出来ると来た、呆れるぜ」


何でもかんでも平等にしろだの、気に入らない事があるとすぐ誰かにチクる

そんな奴らはどこにでもいるんだなと、ナオキは再度呆れた




「そこまで知ったらもう入る気無いなぁ...」

「あたしも嫌」

「だろ?」


「まぁとにかく、ネージャとは関わらないのが吉だぜ、じゃあな」


そう言い、彼は去っていった


「はぁ...」

「どうしたの?まさかやっぱりギルドに登録するとか言うんじゃないでしょうね?」


「まさか、あそこまで聞かされた上で入るなんて言わないよ」

「じゃあどうしたのよ?」

「ギルドがそんなだからこそ、他の場所に行こうと思ったけど、特に思い付かないんでな」

「そうね...」


二人は考えた、そしてしばらく考えた後に二人は


「パルフェ、一つ提案があるんだが」

「あら奇遇、あたしも提案があるのよ」


二人の出した提案、それは




ぐきゅうううううううううう


二人の腹の虫が同時に鳴る



「まず飯にしよう」

「うん」




相変わらずしまりの無い二人である

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