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願わくば永遠の死を。  作者: こはな。
3/3

突然に。


目を覚ますと、見慣れた天井。


怖い夢を見ていたのか、身体中に汗がびっしょりで気持ちが悪い。


時計を見ると7:49。


いつもお世話をしに来るメイドは来る気配が無い。


メアリーはベッドから降りると扉まで向かい、ガチャリと扉を開けて部屋の外を見た。


しーんっと静まり返った廊下はなんだかいつもと見ている景色が違うように感じる。



「マーサ......? シロン......?」



返事は無い。


それどころか人がいる気配もない。


メアリーは不安になって部屋を出るとメイド達の名前を呼びながら廊下を走り回った。



「マーサ! シロン! 何処なの?」




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