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天使と悪魔とメロンソーダ  作者: ザ・ピンフプロジェクト
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報告書まえがき

君花町水道管理局保全課。

ここが僕の職場である。


役場の中で起こるさまざまな喧騒から最も縁遠い場所、ここはとてもゆっくりと時間が流れている。良いように書いてみたが、まぁ、単刀直入に言えばヒマということだ。ヒマだからこそ、僕は今こうして報告書と言う名の日記を書けている。


矢見課長は今日も朝からダムへ直行しているようで、居ない。それもそのはず、この課には僕と課長しか居ない。流石に課に誰もいないという訳にはいかないので、大体は僕が居る。現実問題、課の名にある水道関係の実務は全部課長がやっており、僕は「特命」に専念している格好となっている。


専念しているといっても、僕がここでやることといえば、報告書を書くことぐらいしかない。他は伸びをするか、天を仰ぐか、インターネッツをサーフィンすることぐらいだ。


要は、何もしていないに等しい。


僕の「特命」は、主に定時の後に始まるため、つまりは英気を養っている……ということにしておこう。



そういうことにしておかなければ、ガチのマジで税金泥棒になってしまう。

泥棒は、日が暮れてから動くのだ。





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