第30話 プール
夕食を食べ終えて、ソファでまったりしている時の事。
珍しく真夜は部屋に閉じこもっていた。
閉じこもると言っても、30分くらいなのだが。
ドアの開く音が聞こえて、真夜の部屋を見ると。
ゆっくりドアが開けられた。
「じゃ〜ん!」
そこには水着姿の真夜がいた。
上半身は白いオフショルで胸がすっぽり隠れ、下は黒のハイウエストでへそがチラッと見えるハイウエストのビキニ姿だった。
「水着買ったの!今度プールに行きたい。」
「久しぶりにプールも良いな!花梨と涼太も誘うか?」
「そうだねっ。涼太も誘わないと拗ねちゃうからね。」
真夜の水着姿を見たのは、小学校の頃にワンピース型の水着で親達と海に行った以来だった。
お昼休みの時に、プールの提案をした訳なのだが…
「今度の休みにみんなでプー………」
「行くーーーーーー!」
話する前に涼太が叫んだ…
「涼太、早すぎぃ〜。花梨は?」
「まだ、1回しか遊んでないじゃん…真夜ちゃんの水着楽しみだし!」
「私も行きたい。」
「真夜たん!わたしも行きたいよぉ〜!直人良いでしょ?」
「たまには、みんなで行くのもいいな!」
次の休みはみんなでプールに行くことになった。
ある程度、人数もいた方が楽しいと思うし。
・・・・・土曜日・・・・・
「流石に土曜日はめっちゃ、混んでるな…」
俺は人の多さにビックリした。
張り切っている涼太がみんなを急かして、着替えにいった。
先に着替え終わった男子組は待ち合わせの場所で女子組を待った。
「中学からだけど、直人の筋肉すげぇな。」
「そうか?見られても恥ずかしくない身体にしておかないとな。」
「俺も鍛えようかな。裕翔も一緒に鍛えようよ。」
「あぁ、そうだな。直人を見たら鍛えないといけないような気がしてくるわ」
涼太には負けない程度に鍛えようと思っていると女子組はやってきた。
「お待たせ〜」
真夜達が手を振りながら歩いてきた。
3人ともギャザーで胸は隠れているけど、花梨は他の2人と比べて大きいのがわかる水着だった。
隠れているのに解るのに理由。
ユサユサと、揺れているからなんだけど。
優はギャザーで、お腹も隠れる水着を着ていた。
直人が、優のギャザーを捲ったときに見えたが、
細いんだけど、真夜達と比べると引き締まりが違うんだろう。
優は直人の頭をグーで叩いて、直人は痛がっていた。
優の指には指輪が嵌められていて、あれは痛いと思う…
真夜は指輪をしていないから、からかって叩かれても平気そうだな。
「ビーチボール持ってきたから、あっちのプール行こう!浮き輪も持ってるから欲しかったら言ってね」
「涼太って、準備良いよね〜」
「うん、そこだけは涼太の良いところだよねっ!」
真夜が褒めると、花梨も褒めているようて、貶していた。
男女に別れて、バレーボールをした。
明確なラインもなく、点数なんて数えてはいないが真剣勝負になっていってた。
花梨は元バレー部らしく、圧倒されている…
花梨のアタックは取れない…
きっと、プルンっとした、おっぱいに気を取られて反応がおそくなるのは俺だけではないと思う。
「男子はもっと鍛えた方がいいね!」
「花梨ずるいよ」
涼太が花梨の言葉に返した。
「ずるくないよ?、バレーと違うし」
「ちがうよ、その、おっぱ・・・・・」
「なぁに?」
涼太は失言しそうになって、逃げていった。
それを追いかける花梨も、見てる俺達も楽しかった。
「直人も花梨たんのおっぱい見て取れなかったんでしょ〜」
「そんな訳ないだろ…優が1番だって……」
目を反らせながら言って、直人も逃げて、優に追いかけられている。
そして、俺と真夜が残されたのだった。
「みんな行っちゃったね…」
「まぁ、すぐに戻ってくるだろ?」
「あっちに集まってるよ?行こうよ。」
少し離れた所で、4人で手招きしていた。
「よし、行くか。」
「うん!いけぇ〜!」
「ちょっと…まて! 」
真夜は俺の背中から首に手を回して抱きついてきた。
「私を背負って泳いで〜!」
「その、たまにやる、訳わかんないこと辞めてくれ…」
「裕翔頑張って!」
仕方なく、勢いをつけてから泳ぐ。
泳ぐ?
ブクブクゥ〜
1メートルもしないで、溺れた………
「歩いても良いよ〜」
「いや、お前が歩け!」
「いいじゃん、行ってぇ〜」
真夜を背負って、みんなの所まで行った。
「お前らはやっぱり、昔から仲良いよな」
笑って直人が言った・・・・・
「ほんとに昔から真夜ちゃんと仲がいいんだな。てか、裕翔ってムッツリだよね?」
「あー!わかるぅ!!自分は興味無い的な感じなのに、1番興味あるみたいな感じだよね!!」
「涼太も花梨も何言ってんだ?俺はそんなんじゃないし。」
「でも、さっきバレーの時に花梨のおっぱい見てたよね〜?」
「真夜たん!それは男子みんなだから……ね〜なおと〜」
「俺は堂々と見るぞ!裕翔と違ってな!!」
また、優が直人を殴ってた。
「裕翔ってむっつり、なんだぁー!幼なじみだと気付かないものだね〜」
「幼なじみなら、わかっとけ!俺はムッツリじゃねぇ!」
真夜以外の全員に否定された…
俺ってムッツリなの?
「違う違う!よしよし。」
真夜に慰められて、みんなは楽しそうに見てた。
まっ、いっか。




