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第27話 旅行の次の日は疲れる

旅行から帰って来たが、要らぬ誤解を招く気がしたので、みんなには親を連れていったと言っている。


 もちろんと言っては失礼だが、泊まった旅館に売店はなく、旅館から歩いて30分の所にあった道の駅で買ったものだ。

それを昼休みの時に渡す事にした。



「土日でうちと、真夜の家で旅行に言ってきたから、お土産買ってきたぞ。」

「お饅頭は小分けで許してね!花梨には可愛い化粧ポーチあったから買ってきたよ!使ってるの100均のだよね?」

「真夜ありがとぉ〜!いつも買うの躊躇ってて買えてなかったんだよね〜!それに、すごく可愛い!」

「涼太は小銭入れね。長財布に入れてたらお財布傷んじゃうよ!」

「真夜ちゃん!ありがとう〜。真夜ちゃんだと思って大切に使うよ!」

「涼太…お前キモイぞ?」

「そうだよ。旦那がヤキモチ妬くから辞めときな?」

「旦那って誰だよ!」

「あれぇ?両家で旅行なのかと思ってた……なんてね」

「優ちゃんと直人にはお揃いのマグカップだよ!」

「おっ!俺らにもくれるんだ!ありがとう」

「真夜たん!ありがとう〜!!将来一緒に暮らしたら並べて使うね!」




……あっ、そっか。こいつら付き合ってるけど、一緒に住んでるんじゃないんだよな。

俺も真夜もそんな事、考えてなかった。


 それぞれにお土産を渡して、とりあえず余計な事は突っ込まれずに済んだ。

 帰りの待ち合わせ場所には真夜と一緒に花梨もいた。

  

「真夜と裕翔、2人にマグカップ渡した時にあっ!って顔してたよね〜」

「あ〜!バレちゃった?」

「あんた達は一緒に住んでるけど、普通は住んでないからね?」

「だよな…うっかりしてたわ。」

「でも、2人とも喜んでたし良いんじゃない?私もポーチ貰えて嬉しかったし!」


 気を付けないと、変な所でボロが出そうだ。

まぁ、花梨は一緒に住んでる事を知ってるから、気が付いたんだろうけど。

途中で花梨と別れて家に帰宅した。


「ん〜!つかれたぁ」

「疲れたよなぁ。旅行って案外体力使うのな!」

「ね〜!バイト今日も休みにしてて良かったね!」

「ほんとな。」


俺がソファで寝転がると、真夜も強引に割り込んできた。

「落ちるぞ?」

「落ちないように支えて?」


いつのまにか、2人でソファで寝てしまった。

2時間くらい寝てて、真夜は慌ててご飯支度を始めた。


昼寝をしても、22時には睡魔が襲ってきた。

「寝るか?」

「うん。もう眠いよね」


真夜がベットに行くと、先に寝転がって、手を広げて呼んできた。

真夜に腕枕をされた。

真夜に頭を撫でられている。

なんか、照れくさい。

でも、嫌じゃない。安心感を覚えて俺は眠りについた。


その日も暖かいアイスの夢をみた。

夢の中で、「裕翔ちゃん」って呼ばれた気がした。


夜中に目が覚めると、真夜に腕枕されたままだった。

真夜のパジャマのファスナーが下がっていたから、上げておいた。

暑くて寝ぼけて下げたのかもしれない。

どちらにしても、危険なのでやめてほしい。

寝相を、改善してもそう言うことも気をつけて欲しいものだ。


朝は真夜に頭を撫でられてて起きた。

「起こしちゃった?」

「いや、昨日早く寝たからな。」

「まだ、1時間は眠れるよ?」


ファスナーが少し下がっていて、胸元が見えた。


「痣広がったのか?」

「うん。目立っちゃうね。服着てたら大丈夫だけど。」

「大丈夫か?薬塗るか?」

「そうゆうのじゃないから、大丈夫だよ!」

「なんだよ?」

「ひみつ」


 まだ、俺の知らない女子の生態があるのかもしれない。

真夜が辛くないなら良いけど。

タケルくんのヨダレでかぶれた可能性もあるから、経過観察だな。


今度は真夜を腕枕して、ねむりについた。


起きて脱衣場で着替えていると、鏡には俺の胸も赤く痣が出来そうになっている事に気が付いた。


真夜に伝えたら、「へぇ〜」としか言われなかった。


ノクターンに移行していってます。

そのうち、完全に移動すると思います。

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