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第21話 無意識

「裕翔が遅刻なんて珍しいな!」

「あぁ、真夜の用事に付き合わされた。」

「幼なじみも、大変だな」


俺は基本的に急用はない。

だから、涼太には真夜の用事って事で口裏を合わせることにした。

花梨には、目覚ましのかけ忘れって事にした。

実際にそうだけど、厳密には2度寝だ。



お昼にはまた、4人で集まった。


 「へぇ、裕翔も遅刻して、真夜の用事だったんだぁ〜」


ご飯を運んでテーブルに着くと、花梨はニヤニヤしながら、話しかけてきた。

涼太はまだ、揚げ物待ちで配膳場で待っている。


 「真夜がリップ塗ってなくて、教えてあげてから塗ったから、2人で寝坊したんでしょ〜?」

「梨花…するどいよな?」

「サスペンス好きって言ってたもんね…」

 「推理物が好きなんだよね!でも、仲良くなると真夜って分かりやすいから。」

「それは、わかるな。嘘つけないタイプだしな。」

「花梨に、騙すテクニック教わってるけどね」


遅れて涼太も、テーブルに着いた。

(か)

 「なになに??真夜ちゃん、人を騙そうとしてるの??」

「そうゆうのじゃないよ!ポーカーフェイスってやつ??」

 「真夜ちゃんなら、微笑むだけで男子は騙せるから大丈夫だよ!」

 「へぇ、涼太は私だと騙せれないって思ってるのかな?」

 「えっ…さっ、急いで食べなきゃ!」


いつも通り、4人で笑いながらご飯を食べていると、1組のカップルが隣のテーブルに座った。


「おっ!裕翔たちは、いつも楽しそうだな!」


話しかけてきたのは、同じ中学に通っていた 柏木直人かしわぎなおとだった。

「真夜たんと花梨たんも一緒なんだねぇ〜」

「あっ優ちゃん!」


隣にいて、真夜に話しかけたのも同じ中学の坂本優さかもとゆうだ。

真夜と花梨と同じクラスらしい。

2人は真夜と同じ高校に通っていて、高校の時に付き合い始めたって聞いた事がある。


「相変わらず、裕翔と倉石は一緒にいるんだなっ!」

「まぁ、幼なじみだからな。ちなみにこっちは、同じクラスの涼太っていうんだ。よろしくしてやってな。」

 「鈴本涼太っていうんだけど、よろしくね。裕翔とは同じクラスなんだよね。」

「俺は柏木直人っていうんだけど、直人って呼んでな。んで、こっちが」

「坂本優だよ〜!よろしくね。」


各々の自己紹介が、終わって6人でご飯を食べる事になった。

「なおと〜!私の唐揚げ1つあげるねっ!」

「おっ、サンキュー!」


優が直人のお皿に唐揚げを乗せて、直人は美味しそうに食べていた。


「あっ、お前らカップルのイチャイチャ初めて見たわ!」

「私は高校の時に見てたけど、相変わらずラブラブだねっ!」


俺と真夜の言葉に花梨と涼太はこっちを見てから。

2人で顔を合わせていた。

もしかして、この2人もそうゆう関係か?


「花梨と涼太まで見つめ合ってたら。俺と真夜が浮いちゃうだろ…」


俺の言葉に花梨は反応した。


「はい?言っておくけど、真夜と裕翔はとっくに浮いてるからね、、、ね〜涼太!」

「うん。残念ながら…」


「えっ、そうだったの??」

真夜もビックリしている。


「やっぱ、こいつらは相変わらずか。中学から変わんねーな」

「何がだよ?」

「花梨たんも涼たんも何もないんでしょ〜?」

「有るわけないでしょ!」


ちょっと残念そうな顔をしている涼太…

なんだ、何も無いのか…話がよくわからん。


花梨と、直人が呟いていた

「無意識って怖いわ」

「間違いねーな。」



「また、みんなでご飯を一緒に食べたいなぁ!」

「うん!2人のお邪魔じゃなかったら、優ちゃん達も一緒に食べようよ!」

「いいね!真夜も優ちゃんも一緒に食べようね〜!」

女子3人組は盛り上がって、その日の昼食は終わった。



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