第16話 Win-Winな関係
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勘違いしたまま、帰って行った真夜パパ
思い通りに事が進んで、満足気の真夜母が帰って行った。
一緒に寝てるのは、否定出来ないけど。何かある訳では無い。
もちろん、一緒に寝てるのも、俺たち以外には言わない。
「なんか、帰ってきたら落ち着く気持ちになるね」
「たしかにな、実家の方が落ち着きそうな気もするけど、なんか違うな。」
「不思議だね〜」
「そういえば、真夜おまえ!なに真夜パパに釣られてベッドの話をノリノリに進めてんだよ!」
「あっ…ベッド欲しかったし。広いベッドなら楽かな?って思ったから」
「一緒に寝てるって言ってるようなもんだぞ?」
「だよね…」
普段はしっかりしている真夜。
でも、抜けてる所がある。そして、その元凶が真夜パパだったって、俺も今日、真夜母に言われて気が付いた。
真夜の両親と夜ご飯を食べようかと思ったけど、今日も飲むらしくて俺たちは、真夜が行きたがってので、俺のバイト先のファミレスに行く事にした。
「わぁ!ここが裕翔の働いてる所なんだぁ!!」
「うん、とりあえず入るか」
「いらっしゃいませ〜」
案内してくれたのは俺と同じ時期に入った同学年の女の子の椎名未来だ。
席に案内されて、椎名さんが話しかけてきた。
「澤口君、こんなに可愛い彼女さん居たんだね、みんな気にして見てきてるよ!」
厨房の方を見ると、本当にみんな覗いてきてる…
「彼女さん初めまして!一緒にはたらいてる椎名未来です。」
「あっ!初めまして。倉石真夜です。裕翔の事、よろしくお願いします」
ちょっと慌てながら、真夜は挨拶をしていた。
「次の出勤の時に質問攻めに会うから気を付けてね!私も彼氏と来た時すごい聞かれたから…」
「椎名さん…ご忠告ありがとう!彼女じゃなく幼なじみなんだけどね!みんなに誤解ですって伝えておいてね」
「あっ、そうなんだ!」
「そうなんですよ。裕翔とは生まれた時からの幼なじみなんです!弟のような感じですね!」
「そうそう、真夜の親と俺の親が仲良くてね。妹のように思ってるんだよ」
「う〜ん、なんとなく2人が仲良しって、わかった!仕事に戻らないと怒られそうだから、ごゆっくりね〜」
椎名さんが、戻ると 従業員達は椎名さんの周りに集まり始めていた。椎名さんから色々聞いてるんだろう。
「裕翔も、上手くやれてるみたいだね!安心したよ」
「みんな良い人たちだからな。」
「なに食べるか決めなきゃね」
俺はチキンとハンバーグのセットを頼んで、真夜はドリアを注文。
ポテトとドリンクバーも一緒に頼んだ。
「たまには、メロンソーダ以外も飲んだら?」
とかいいながら、俺のメロンソーダをひと口飲んでいる
「1杯目はメロンソーダって決めてるんだよ。」
「なんで?」
「どうせ、真夜もひと口飲むだろ?」
「炭酸だからひと口で良いんだもん」
「お待たせしました。フレンチポテトです。幼なじみなのにラブラブだねっ」
椎名さんは笑顔でそれだけを言っていなくなった。
「ラブラブか?普通だよな…」
「うん、ちょっとメロンソーダ飲んだだけなのにね。」
料理を運んできたのは、1つ上の先輩の田口君だった
「澤口くん、俺は幼なじみって信じてるぞ!」
「先輩…真夜の方を見て言わなくても…」
「真夜ちゃんっていうのか!宜しくね。澤口くんとは親友みたいもんだから、何かあったら相談してね」
真夜に親指を立てて、先輩はいなくなった。
「面白い人達ばかりだね!」
「うん、次の出勤が怖いわ…」
「あっ、このドリア美味しいね!」
ドリアを1口分とって、ふぅーふぅーしてから
「スプーンも、ちょっと熱いから気を付けてね」
猫舌の俺を気遣ってくれる。
幼なじみだと、そこの理解があるから助かる。
「ほらっ、ハンバーグだぞ」
真夜にハンバーグを食べさせた。
「ハンバーグも、美味しいね!」
真夜は昔からハンバーグが好きだ。
でも、パスタやドリアなど、チーズ系も好きだから、小さい頃から俺のハンバーグを少しあげていた。
食後には真夜はパフェ。俺はケーキ。
パフェに乗っているウエハースを真夜は半分食べて、残りを生クリームを付けてから、俺の口に入れてきた。
「こうゆうのって、わざわざ買わないけど、パフェに乗ってるのはポイント高いよな!」
「わかるっ!ポッキーとかもたまにしか買わないけど、パフェに乗ってたら楽しみになるもんね」
お腹いっぱいになって、お会計に向かう。
真夜は俺に気遣って、最初にお金を渡してきたから、俺が支払いをする事に。
会計は田口くんがやってくれた。
「澤口くん…幼なじみって信じてたのに…ショックだよ」
「いや、単なる幼なじみですよ」
「隠したいんだな。真夜ちゃん可愛い子だもんな。嫉妬されたら面倒臭いもんな。従業員みんな理解してるから大丈夫だぞ!」
ここでも、盛大に勘違いされちゃってる…何を言っても今は無理そうだ。
出勤の時に誤解を解こう…
お店から出て、満足そうな真夜に手を差し伸べた。
もちろん、暗くなってるから転ばないように手を繋ぐだけだ。
真夜は手を握り返してきて、手を繋いで帰る。
「こうやって手を繋いで歩くと懐かしい気持ちになるね。」
「小さい頃を思い出すよな。」
暗い道でエスコートする為に手を繋いでいるんだが、同時に懐かしさも思い出せる。
家についてから、順番にシャワーに入って、布団に入った。
昨日とは違って、真夜が腕の中にいる事が落ち着く。
「2人で寝ると暖かいね」
「そうだな。良い抱き枕だし」
「ひどい…でも、そのおかげで寝相よくなってるよ」
「Win-Winだな」
「うん」
そして、2人とも眠りについた。
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今後の参考にさせて頂きます|• ∀•๑)”ジーッ




