第14話 帰省
ゴールデンウィークは前半に実家へ帰ることにした。
後半のこどもの日は、どっちのアルバイト先も忙しいらしくて、出来れば出勤して欲しいと言われたからだ。
実家に帰った初日は、うちに真夜の家族が来て、集まっていた。
「真夜ちゃん、裕翔が迷惑掛けてないか?何かあったらぶっ叩い良いからね。迷惑かけてるのは目に見えてるから。」
開口一番、うちの父さんは俺が迷惑掛けてると決め込んでる。
間違ってないけど…
「全然だよ〜!この前なんて私が風邪ひいたらご飯作ってくれたり、色々やってくれたよ!」
「あら?裕翔が料理作ったの?今度お母さんにも作って頂戴よ。」
「裕翔はちょっとの間に成長したみたいだね。それで、真夜は成長出来たの?しっかりしてるようで、抜けてるからね」
お互いの親は自分の子供が迷惑掛けてる前提で話をしている。
「真夜を看病した1日で真夜の大変さを思い知ったよ。」
「それは、ここまで育てたお母さん達にも思って欲しいわね」
母さんに言われて、たしかにそうだなって思った。
「うん、私もママ達の大変さがわかった。今までありがとう」
真夜がお礼を伝えてるから、釣られて俺も照れくさいけど、お礼を言った。
「わかったなら、良いわよ。でも、あんた達そんな挨拶して、結婚するみたいね?もう、付き合ったの?」
相変わらず、真夜母はそうゆう方に話を進めて楽しもうとしていた。
「それとこれとは違うだろ。」
「2人が想いあってるなら、お母さん達は反対しないからね。」
「母さんまで乗ってくるな」
「まぁまぁ、香織も遥さんも、あまりからかわないの。2人が困っちゃうよ?」
「こいつらも、年頃なんだから。見守ってやれよ」
「父さん達は母さん達の暴走を止める役割だろ…」
真夜も頷いている。
「親は4人とも同じ気持ちって事だよ。」
「真夜パパ飲みすぎじゃね?いつもと違う…」
「そんな事ないよ。はははっ」
なんか、父さん達も母さん達の見方のような気がしてきた…
でも、久しぶりにみんなで集まると、楽しかったが、時間はあっという間に過ぎて、真夜達は帰って行った。
久しぶりに1人で布団に入ると、少し肌寒いというか、物足りなさを感じた。
朝起きると、親たちはもう起きている。
昨日あんなに飲んでたのに、生活習慣というのは、なかなか、変わらないものなのだろうか。
「あら、おはよ。裕翔早いね。まだ8時前だよ?」
「あぁ、おはよ。なるべく早寝早起きするようにしたんだ。」
「おはよ。真夜ちゃんに合わせるようにしたのか。良い心掛けだな。」
「ご飯はテーブルにあるから、食べておいで。」
俺はキッチンのテーブルについて、久しぶりに家で朝食をたべた。
帰省といっても、特にやることもなく。1ヶ月前までは住んでたわけだし。
ご飯を食べている時に、スマホが鳴って見ると真夜からメッセージが来ている。
「おはよ!ちゃんと起きれたかな?」
「おはよ。起きたよ。親たちも起きててビックリだわ」
「うちも起きてた!あんなに飲んでたのにね。裕翔は何か予定ある?」
「いや、友達は後半に帰ってくるらしいし、直前に帰ってくるの伝えたからみんな予定あるらしい」
「やっぱり?私もだから、こっちでしか買えないものもあるから、買い物付き合ってよ!」
大型のホームセンターで日用品の買い物…
結局、帰省しても真夜と一緒に過ごしていた。




