星に込めて
第1章【運命の人】
気づいたらいつもここにいる。こんなことをして一体何になるのだろうか?私は何度も考えている。今夜は空が晴れていた雲がなく、星が綺麗に見えている。こんな日はいつも星にこうお願いしているのであった。
「どうか私が運命の人と出会えますように」と、星が見える日には願うのであった。
私の名前は星北かなえ、星野川高校の2年生だ。私はいつものように、学校へと行くのであったのだが、その日は寝坊をしてしまい、急いで居たので走って登校することとなった。信号で私は止まりバックの中を確認した。すると今朝入れたはずの日記帳が無くなっていた。その時私は思い出した、走っている時に自転車とぶつかりそうになり避けたことを、その時に落としてしまったらしい、すごく頭を抱えていると、
「これ落としませんでしたか?」と、尋ねた顔で聞いてきた男性が1人そこに、見た感じ同じ高校生だろうか、見た事のない制服を着ていた。
「あ、私のです。ありがとうございます」
と、答えるとその人は
「よかった、丁度落とした所を見ていたので。」
と、笑って返してくれた。私はその人に名前と高校を聞こうとしたのだが、
「用事があるので先に行きますね。」
と、言って走って先に行ってしまった。
「名前くらい言ってから行けば良かったのに。」
そう言いながら私は学校行くのであった。
【第1章完】