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僕の魔王はワンと鳴く  作者: 三国 バルト
世界で一番不幸な少年
1/11

やり直しの人生

人は死んだらどうなるんだろう。


輪廻転生。そんなことを誰だって1度は考えたことがあるはずだ。


今、僕はその真相に迫ろうとしているのかもしれない。


視界が暗い。生きている心地がしない。



────ああ、まったく理不尽な人生だった。



学校ではずっといじめられて、ろくに友達もいなかった。


そして最後は銃で脳天を撃ち抜かれてはいさよなら。


ねぇ、神様...僕はどうすればよかったんですか。


いじめられ始めたのは小学生の頃、入学したその日に近所の悪ガキに目をつけられたから。そしてその後、そいつは僕に進路を合わせてきた。不可避だ。


銃弾だってよけれるはずないだろ? 人間なら。


どれもこれも不可抗力。そんな理不尽なもので僕の人生は暗いまま終わろうとしている。


幸せはどこにあるの。


僕は何がいけなかったの。


僕は────どうすればよかったの。




「お前の願いはなんだ」




虚空から声が聞こえる。


これが神様...? それとも、




「私の家族になれ、私ならお前の願いを叶えてやれる」




見えない手がそこにある。


なんでもいい。死にたくないんだ。


僕は、



幸せに...なりたかったんだよ。




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