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この連載作品は未完結のまま約5年以上の間、更新されていません。
今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです。予めご了承下さい。

僕の魔王はワンと鳴く

悪魔と天使。それは善悪を別にして、対をなす存在。彼らは人間の世には存在せぬ、ただの概念である。

しかしある時、人の世と魔の世界の扉が開け放たれ、原初の悪魔と天使が人の世に干渉を始めた。

それ以来、彼らの同類たちは命を失った人間と契約を交わし、人を「眷属」とすることで人間世界に干渉し、各々の目的に向かって動き出した。

ときに有原 雪という気弱な少年がいた。

彼は哀れな少年。学校に通えばいじめられ、道を歩けば不運に襲われる。誰がどうみても不幸な少年。しかし自分が不幸だと思ったことはなかった。「不幸の数だけ幸せが返ってくる」。そんな母親の言葉を信じていた。

ある日、妹と出かけた先で銀行強盗と出くわした彼は、人質にとられた妹を助けようとし銃殺されてしまう。

その日、彼は自分のことを初めて「不幸」だと感じてしまった。

死の淵にしずんだ彼に語りかけてきたのは、いつかの虐められた日の帰り、公園でさまよっていた様子に自分を重ねて同情し、情けをかけた野良犬だった。


「私は────魔王だ」


犬はそう名乗り、少年に願いを問う。


「僕は────まだ生きていたい。この理不尽な人生を、僕は幸せに変えたい」


その願いは契約をもって叶えられる。

そして魔王は今日も、ワンと鳴く。

これは1人の少年が幸せを目指し、まだ何物でもない1匹の犬が魔王を目指す物語。
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