#09『私怨VS龍炎&破天荒』
大剣をもった黒魔剣士(私怨)が道場の襖を蹴り飛ばし乱入してきた。
私怨は力こそ全てであり、勝つためには手段を選ばない人物だ。道場で稽古というごっこ遊びをしてい
る龍炎と破天子が許せなかったのであろう。
大剣をもった黒魔剣士(私怨)が道場の襖を蹴り飛ばし乱入してきた。
私怨は力こそ全てであり、勝つためには手段を選ばない人物だ。道場で稽古というごっこ遊びをしてい
る龍炎と破天子が許せなかったのであろう。
私怨が龍炎に飛びかかる瞬間、霊は丁度「下剋上」の入口にワープシステムで移動してきた。
霊が到着し道場をの方へ目を向けると、既に闘いは始まっていた。
私怨は剣道の道に進み道徳を教わったが一度も負けたことのない天才肌だったが、あまりにも能力が高すぎるため雇ってくれる道場がなかった。故にその憎しみの対象がこの下剋上という道場だったのだ。
私怨は大検から呪文「ライトニング・ボルト」を唱え龍炎にダメージを与えた。このときの速さは霊の体感では0,1秒。光の速さで龍炎に襲いかかる。
龍炎は吹き飛ばされ壁に衝突する。その姿を見た破天荒は道場へ侮辱とみなし私怨に突撃した。
しかし破天荒は女性の為、力では叶わなく軽く吹き飛ばされる。
1vs2の状況でありながら私怨の強さに二人共太刀打ちできなかった。
次に私怨は自慢の速さで瞬間移動し龍炎に斬りかかる。ここまでの時間は2秒弱。
当然対応できずに第県が龍炎の肩に突き刺さり、彼は瀕死状態になった。
父を守るため破天荒は私怨を倒したかったが、先程の一撃で恐怖から身体がふるえてしまっていた。
容赦のない私怨はもう一方の肩に大検を突き刺そうとした。その瞬間、父である龍炎は破天荒に代々伝わる真・神器「勾玉」を娘の破天荒に投げ渡した。
血だらけになった龍炎は最後の咆哮のように叫んだ
「破天荒それを飲めッ!」と…。
父は両肩への損傷により動けずにいた。霊の目には何が起こったか一瞬の出来事にせいで理解できなかった。わけがわからなかったのは霊だけでなく破天荒もそうだった。
破天荒は父に従順していたため、直ぐ様現状を打破しようと「勾玉」を飲み込んだ。
すると破天荒の脳内で何者かが話しかけた。
「00100010100101011010101010101111010101010011001010010111001011010
010100101010010101001010101010100101001010101100101011110101101010101」
「ダウンロード完了」「対象は魔剣士」パスワードは「下剋上」
既に父の意識はなかった。トドメの一撃を私怨がしようとした瞬間。破天荒が私怨の目の前に現れる。
しかも破天荒の目付きがいつもの笑顔がなく人の感情もなくまるでロボットのような瞳をしていた。
私怨は生まれて初めて恐怖というものを感じたがすぐに我に還り破天荒ごと力で二人を始末しようとした。霊は彼女らは助からないと思い震えながら見ていたが、大検は二人を貫く前に折れてしまっていた。
真・神器「対象となる敵に対して目を向けることでエスパーを使い武器を破壊する」という効果だったのだ。
私怨は大金を叩いてに入れた大検が折れることはないと思っていたが。考えが甘かった。
超能力には物理では叶わないのだ。
破天荒は無意識下で龍炎を触れもせず、吹き飛ばした。彼の装備は刀でありそれがなければ何もできないのだ。
ご観覧感謝します!