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紅色の夜月  作者: 夜
1/1

憧れ

なにも感じることのない白黒の世界

そんな世界が崩れ始める

原因は夢?

それとも妄想?

それとも…現実?

何が起きたか分からない王女が目指した世界とは?

私は貴女に憧れた

私は貴女の世界が知りたくなった

私は貴女をもっと知りたくなった


私はきっと…貴女に一目惚れしたんだ


これはとある王女様の物語

王女様が女神様に恋をする物語



【届かない想い】

私はあの人が好きだ。でもこの想いはきっと届かない。だって、あの人は私といる世界が違う。そしてあの人は既に大切な…とても大切な人がいた。でも好きだという想いは私の中から消えようとしなかった。だが、その想いと同時に貴女を幸せにしたい、そうとも思っていた。私は想いを伝えるか、幸せにしたいという思いを叶えるか。私はすぐに答えが出た。少なくともお互いが幸せになれる方を…私は貴女の傍で貴女を幸せにしよう、そうすれば貴女は幸せになり、私は貴女の傍で生きることが出来る。だから私は想いを伝えず、貴女の傍で生きることを選んだ。


【夢】

私は国の頂点に立つ者の一番傍にいる者だった。いわゆる″王女様″という役を演じていた。私は国王に恋をしたわけでもなく、ただ若いから、そういう理由だけで王女に私が選ばれた。国王が若い女性が好きだから、というくだらない理由だった。私は何一つ不満を言わなかった。だけれど今の生活に幸せを感じていた訳でもない。私が見ている世界、私が住んでる世界はすごく狭くて、いつも白黒の世界だった。なんの楽しみもなく、すごくつまらない世界。そんなつまらない人生を過ごしていたのに、ある時、世界が色んな色で染まった。


ここはどこだろう、そう思っていながら私は辺りを見渡していた。いつもの見慣れた世界とは違った世界。白黒に見えていた、つまらない世界じゃない世界。そこに黒い羽の生えた人影がいた。その人はとても楽しそうで、微笑み声はとても明るく、とても眩しく感じた。私がずっと眺めているとその人影はこちらを向き、ニコッと微笑んだ。水色のような色の髪の毛。紅色の瞳。小さな女の子のように思えた体にどこか大人のような雰囲気。その子は私へ手を差し伸べた。私はその手をとろうとして

世界が反転した。


全ては夢だったのだろうか。何事も無かったかのように世界がいつものつまらない世界へ戻っていた。でもいつもと違う。そう、そうだ。色がある。あの世界なら私の望んでいるものが、楽しさが、喜びがある。今はそのことへの希望の色で溢れている。この色を、気持ちを忘れないうちに、白黒の世界に侵食される前に、あの世界を目指そう。そう思った私は行動に移そうとしたその時

「今日は気分が悪い、牢屋に入ってるやつでも処刑するか」

と国王が言いながら部屋に入ってきた。

「勝手にすれば?それで処刑された人はどう思うでしょうね?呪われるかもしれないわよ?まぁ、どうでもいいけど。というか早く呪われるなりなんなりとして…死なないの?」

と、私は今まで堪えていた本音を言った。すると、

「なんだお前、おい、こいつを処刑しろ!」

と自分の部下に怒りながら命令した。その言葉に私は内心微笑んでいた。もしかしたらあの世界は死後の世界なのかもしれない。ならば、こんなつまらない世界で過ごしていることが生きている証だというのなら、私は喜んで死のう。あの世界に行けるなら、どんな苦しい死でも耐えてみせよう。そう考えていた。そうして、今夜私の処刑が決定した。

王女と天使のラブコメ。

他の人なら最高の作品に仕上げてくれそうな最高のシチュエーションだと思うんです(白目)

まぁ、ほのぼのと見てくれたら嬉しいです。(汗)

そして最終的な進展は結構あとの方かと…(白目)

気長に待ってください…(汗)

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