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ひかげの中に
少し肌寒い朝。
まだ一度も袖を通していなく
人の温もりに飢えた制服は
程よく体温を奪っていく。
ベッドの中で
あらかじめ暖めておいたタイツを
ゆっくりと履き
スカートのフックをかける。
ただそれだけの事なのに
何故か誇らしい気持ちが溢れてくる。
ローファーを履き
トントンっと爪先を鳴らす。
「いってきまーす。」
帰ってくるはずのない
返事を求めているのか
自己満足なのか。
それとも儀式的なものなのか。
間違いなく冷え切った毎日に
春が来たことはなかった。
少し肌寒い朝。
まだ一度も袖を通していなく
人の温もりに飢えた制服は
程よく体温を奪っていく。
ベッドの中で
あらかじめ暖めておいたタイツを
ゆっくりと履き
スカートのフックをかける。
ただそれだけの事なのに
何故か誇らしい気持ちが溢れてくる。
ローファーを履き
トントンっと爪先を鳴らす。
「いってきまーす。」
帰ってくるはずのない
返事を求めているのか
自己満足なのか。
それとも儀式的なものなのか。
間違いなく冷え切った毎日に
春が来たことはなかった。
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