6話
移動の準備が整ったあと、これからの予定を確認した。
「今日中にシリウス王国に入って、その後数日とまる宿を探しましょう。」
地図は頭の中に入っている。
「店舗兼自宅となる場所も探さなきゃなりませんね。」
「お店を出すとしたら商業ギルドにも登録しとかなきゃなりませんね。というか、商業ギルドを運営しているのは、お母様の実家ですけど正体ばれませんか?」
「お金はちゃんと持ってます?」
と二体に聞かれ、
「お金は今まで貯金していた分とか結構貯まってるから大丈夫でしょう。普段使いするようなものとかは大型の人形の中に入っているので、最初の頃のお金を使う機会は、商業ギルドの登録料とお店を買うときのお金ぐらいでしょ。」
と大型の人形の中を確認しながら言った。
「それに、叔父様たちに気づかれることはないと思う。確か、登録などの関係は受付が担当する予定だったから・・・多分」
聞かれていることに答えていくうちにばれないか不安にはなるが、なるようになれで頑張るしかない。
「体力も魔力も回復したし、そろそろ出発しますか。」
そういうとレッド・ベアーとブルー・ベアーを大型の人形の中に戻し、大型の人形に抱きかかえられ移動を開始した。
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