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---遭遇---

やばいよやばいよ!

明らかに不審な黒ずくめの人物

これ密偵とか暗殺者とかの本職の人だよ。

刃物がキランってしてるよ。

私は隠れるとか逃げるとか隠れるとかの魔法しか使えないし、運動神経は悪くないと思うけど武器なんて持ってないし使えないよ。

戦闘力なんて下町の悪ガキ共にカツアゲされてしまう程度だよ。

まあ後日一人ずつ不意打ちで仕返ししたけどソレは今はどうでも良い。

逃げたいけど後ろを見せたら間違いなく襲いかかってくるよね。

私は自身の天才的頭脳をフル回転させる。

たしか下町のお爺ちゃんは言っていた!

熊に出会ったら目をそらしてはいけないと

私は気合いを入れて相手の目を見る。

・・・

で、次はどうしたら良いのお爺ちゃん!!



このにらみ合いは第三者の出現で突然崩れ去った。

「やあやあ我こそは中級妃が一人、羊水明なり!そこの不審者、いざ尋常に立ち合え」

邸宅の外、通路側に槍を構えた女性がいた。

不審者相手に尋常なんて無理だと思うよ。

そんなことを考えている間に、黒ずくめの人物は外壁から探知魔法を越えて邸宅の方向へ逃げていった。

女性は槍を地面に突き立て器用に塀を跳び越え追いかけていく。

凄い身体能力だ。

私は一人塀の上に立っている。

おそらくだが黒ずくめの人物には感づかれたが、さっきの女性からは隠蔽魔法を使っていた私が見えていなかったのだろう。

とりあえず危機は脱したと考えて良さそうだ。

邸宅の方角から慌ただしい喧騒が聞こえてきた。

私も探知魔法を越えて邸宅の庭に降りた。

これだけ騒ぎになってしまえば探知魔法に引っかかろうが関係ない。

この混乱に乗じて捜し物を回収してしまおう。

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