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私達の最良の時/私達は幸いなる少数  作者: MV E.Satow maru
第3章 私達は幸いなる少数
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シネマ・コンサート神戸公演台本 G PART1

G PART「Finest hour(Epilogue)」

<学校教室>

陽一:

 (効果音)チャイム

 ショートホームルーム。空いている席の方を見ている。


担任:

 「昨日旧部活センター棟で不審火があった。学校外の人が入って来ていたというような話もある。もし訪問者のネックストラップをしてない人を見かけたら職員室にすぐ知らせてくれ。安全のためだから頼むよ」


生徒:

 (「はーい」と真面目・優等生組が返事している)


担任:

 「あと急な話なんだが生田玲佳いくたれいかさんが転校する事になった。親御さんがもともと海外で働かれていて急遽彼女も親元に行く事になったそうだ。急な話で挨拶も出来ず申し訳ないと生田さんも言っていたから。分かってやれ」


生徒:

 (生徒のどよめき。女子生徒「えー。あの子あまり話さなかったけどそれにしても挨拶もする時間がないって何があったの?」、男子生徒「伊那澤が仲よかったけど何も聞いてないのか?」)


陽一:

 周りの声を無視して身動ぎ一つしない。

 クラスメイトも追及を諦めた。

(暗転)


(テロップ)「1 year laterーーーMarch,Spring」


<学校教室>

 (効果音)小鳥の鳴き声

 黒板には「祝・卒業」と書かれている。落書きもいっぱい。

 窓からは暖かな西日が差し込んでいる。


<学校廊下>

 昼過ぎ。人気はほとんどなく静か。


陽一:

 一人、自分のロッカーの荷物をバッグに投げ込んでいる。

 バッグには図書委員会の追い出し会で貰ったプレゼントなど入っている。

 耳が聴こえにくくなる症状がまた出始めた。何か起きる予感。

(環境音)音がくぐもり、高周波音が一瞬入る

(環境音)スマフォのバイブ音

 ポケットからスマフォを取り出す。


<スマフォのロック画面>

 「麗しの図書委員:明日朝6時に学校体育館へ来て。遅刻厳禁」


 必死でアンロックしてメッセでリプライを入れる陽一。

 「陽一:今、どこ?」

 既読になる事なく返信も来ない。

 溜息。


<体育館>

 生徒の手で夕方から開催の「卒業ダンスパーティー」の看板が取り付けられている。

 (環境音)中からはドラムセットや楽器のサウンドテストの音が聞こえる。


陽一:

 体育館の光景を横目に見つつ一人帰って行った。


<体育館>

陽一:

 (環境音)小鳥の鳴き声

 翌朝6時。学校へやって来た。

 体育館は何故か鍵が掛かっていない。中にすんなり入れた。


 (環境音)楽器のサウンドテスト音

 (MUSIC)OST:CONCERT,AGAIN

 前夜ダンスパーティーが開催された後、まだ片付けられていない。

 床には土足で入れるようにシートが敷かれている。

 壇上にはドラムセット2基やアンプ類がそのままだった。

 そしてそこには香久耶かぐや理里香りりかたちが演奏準備をしていた。

 舞台前まで駆け寄る陽一。


香久耶かぐや理里香りりか

 二人とも上はTシャツで下は制服姿。

 壇上でお互いのスマフォを見せ合って「?」を飛ばし合ってる。

 そして二人同時に陽一が来た事に気付いた。

 (ハモって)『遅いぞ。陽一』


陽一:

 「なんで制服?二人ともまさか留年した?」


壇上メンバー:

 (爆笑)


香久耶かぐや

 「陽一のくせに生意気な。ここに来いって君の友達からメッセが来たんだけど大学生が私服で不法侵入して見つかったらヤバイ人でしょうが」


陽一:

 (いや、大学生が制服とかコスプレって。それもおかしいでしょと内心で叫ぶ)


理里香りりか

 「そうそう。陽一なんだから先に私達に言うべき事はあるはず」


陽一:

 「……ありがとう?」


香久耶かぐや理里香りりか

 (ハモって)『なんで、そこで疑問形なのよ!』(周りは大爆笑)


香久耶かぐや

 「そうだ。みんな、理里香りりかのバンドと一曲歌おうか」


理里香りりか

 「いいねえ。やろう!」


香久耶かぐや理里香りりか

 二人で曲の相談をしようとした。


陽一:

 「あ、それなら」

 (と香久耶かぐや理里香りりかに「Finest hour in my life」を2つのバンドとも演奏している不思議を伝えた)


理里香りりか

 「ははーん。不思議だけど香久耶かぐやのバンドと同じ歌やってる。どちらが先だったのか大いに議論したいけど一緒に歌おうよ、私達のFinest hour in my lifeを」


香久耶かぐや

 「理里香りりかとは初めてあった気がしないし、同じ曲だなんて不思議だよね」


理里香りりか

 「本当に。そしてこうやって一緒に歌えるなんてきっと夢なんだよ」

 (MUSIC)C/O


陽一:

 そういうやり取りをしている二人をじっと見つめていた。


(MUSIC)「Finest hour in my life」Symphonic Rock Ver.

演奏:Vo.&Gt.摩耶まーや/Vo.チセ/演奏:ティエンフェイ.BRASS FLEET&COMET STRINGS

(注意)この曲は映画音源そのままとします。(琴乃)

(映画注)ここでサブスクリーンにティエンフェイ演奏収録およびアニメ楽器演奏パート作画用参考録画素材を用いたMVを投影(新山)

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