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私達の最良の時/私達は幸いなる少数  作者: MV E.Satow maru
第3章 私達は幸いなる少数
69/79

2021年12月(3)

古城こじょうミフユ


 16時前、ステージに私達は立った。15時開演していた客席は満員御礼。ほとんど空いた席はなく話し声や通路を歩く観客の足音が聞えていた。


 楽屋からやって来たホーちゃんと薫子ちゃん達ブラス・フリート&コメット・ストリングスの人達に声を掛けられた。ヴァイオリンを手にやって来た薫子ちゃんが言う。


「チセちゃん、うちらはこれがチセちゃんとる最後の機会とは思ってないから。また一緒の機会はあるし作らせてね。でもこれまでの総決算のつもりで精一杯やろうね」

「あ、薫子ちゃん、それは私が言いたかった!川崎の家に帰ってくる時は私達とろうね。約束だよ」


トランペットを片手に抱えたホーちゃんからもそう言ってもらえた。


「うん。私もそうしたい」

「言ったなあ。じゃあ、チセちゃんとうちら用のオリジナル曲も作ろうかな」

「あ、私が曲つけるから薫子ちゃんか冬ちゃんが歌詞書きなよ」


 薫子ちゃんホーちゃんはそんな事を言って手を振りながら舞台の自分のポジションへ向かった。オケの人達も楽器片手に自分達の席に着いた。


 16時定刻。まずチャイムが鳴った。開演に際しての注意事項のアナウンスが流れ、オケのコンサートマスターが最後のチューニングのA音を響かせた。オケの大井先生とブラス・フリート&コメット・ストリングスの薫子ちゃんが準備OKの合図をすると非常灯以外のホール内の照明が落ち中央のスクリーンが明るくなり映画が始まった。


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