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私達の最良の時/私達は幸いなる少数  作者: MV E.Satow maru
第2章 千切れる糸
55/79

2021年7月(5)

中谷皆美なかたにみなみ


 ティエンフェイはあの日に活動を停止した。


 何故か私はドラムの練習だけは続けていた。私のドラムの練習は単なる時間つぶし、精神修養の面もある。スティックを持つのを止めたら息が出来なくなる。スティックのリズムは私の呼吸と同じなのだ。


 そんなきっかけをくれたのはあいつだった。あいつが「ねえ。中谷ちゅうやちゃん。ギターやりたいけどドラムかベースやらない?」と言って来なかったら今の私なんて存在しないだろう。


 私にとってドラムは呼吸と同じだ。だからといって人にそれを聞いてもらう必要は必ずしもない。だから寮の部屋でスティックだけ叩き、軽音学部のスタジオでたまに音を出せばそれで充足する。


 映画は幸いヒットしているらしい。


 私達はまだ誰も映画を観ていない。いつか観なきゃいけない事は分かってる。その覚悟がまだない。


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