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私達の最良の時/私達は幸いなる少数  作者: MV E.Satow maru
第2章 千切れる糸
53/79

2021年7月(3)

北見朱里きたみあかり


 私はあの子を見送ってからみんなに掛けるべき言葉を思いつかなかった。空疎な言葉では届かない。時が癒してくれるというけど唐突な死の別れは果たしてその範疇にあるのだろうか。


 私自身は実習航海やら卒論の実験で寮にいない日が増えた。いる時は顔なじみの元町の中華料理店にバイトのシフトを入れて貰った。


「いいのかい、北見さん。あんなに音楽打ち込んでたのに」

「いいんです。ちょっと離れてみないとダメかなって」


お店のオーナーの叔母様にそう心配された。事情を全て話している訳ではないので急にバイト熱心になった事が腑に落ちなかったらしい。


 大学1回生から続けている経験者故に戻っている時の変則シフトを認めてもらえている我が儘。飛び飛びでも入るとお店の人達が喜んでくれるのが有り難い。ともかく空き時間を作らないようにしていた。


 陸にいる時は寮より学校やバイト先で探してくれた方が私を見つけやすいだろうな。


 私は完成した映画を観ていない。他のみんなもそうらしい。


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