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私達の最良の時/私達は幸いなる少数  作者: MV E.Satow maru
第2章 千切れる糸
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2021年3月20日土曜日 14時10分

古城こじょうミフユ


 13時、リハの時間になったけど摩耶まーやは戻ってこなかった。

仕方ないので一旦摩耶まーや抜きでリハーサルが行われた。


 リハが終わると中谷ちゅうやちゃんがスマフォで摩耶まーやに電話を掛けた。


摩耶まーや、やっと出た。あ、お母さんですか、ご無沙汰してます。皆美みなみです。え、事故?……はい。病院を教えてもらえますか?事情を話したらすぐ行きますから。……でも、行きますから。待ってて下さい」


 中谷ちゅうやちゃんはスマフォの電話を切ると上を向いて呆然としていた。そして誰の顔を見る事なく腹の底から絞り出すようにして言った。


摩耶まーやのお母さんでした。摩耶まーや、こっちに戻る途中で交通事故に遭って病院に搬送されたって」


朱里しゅり先輩が中谷ちゅうやちゃんの方を掴むと揺すった。


中谷ちゅうやちゃん。摩耶まーやは大丈夫なの?お母さんに聞いたんでしょ?」


中谷ちゅうやちゃんは首を横に振った。


「甲南台病院に搬送されたけど、もう……。急がなくていい、交通事故にあわないように落ち着いて来てねって……叔母さんにそう言われた」


中谷ちゅうやちゃんの嗚咽が室内に響いた。


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