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私達の最良の時/私達は幸いなる少数  作者: MV E.Satow maru
第1章 私達の最良の時
15/79

シネマ・コンサート神戸公演台本 A PART

A PART「繰り返しの日々」

<病室>

陽一:

 (暗転したまま)

 (環境音)病院にいる主人公に聞こえている病院の様々な音


 足をギプスで固められて宙釣りされてベッドで寝ている陽一。溜息。


 (暗転)

 退部届のメール画面が映り込む。


 (暗転)

 (テロップ)「1 Year Later…」


<高校>

陽一:

 (MUSIC)OST:LOOP,LOOP,OMG


<教室>

 授業。内容は理解しているからかつまらなそうに受けている。


<図書室>

 黙々と勉強したり/読書したり


 (環境音)チャイム(かすかに)

 図書委員の玲佳れいかに叱られながら図書室を追い出される


<バイク置き場>

 バイク置場に停めている原付電動バイクに乗って帰宅。


 (変化を加えながら高速でカットを変えて行く)


 (MUSIC)END


生田玲佳いくたれいか

 図書委員。陽一の同級生。

 茶髪。一本編み、ポニテ、ツインテールなどしている。

 陽一に対して秘密を抱えている。


<図書室>

 (MUSIC)OST:LIBRARY,RENDEZVOUS,I


陽一:

 夕方、図書室の閲覧席で黙々と勉強

 (環境音)チャイム(かすかに)


玲佳れいか

 (仁王立ちする)「伊那澤くん。下校のチャイム鳴ったよ」


陽一:

 (顔を上げて)「あ、生田さん。いつも気付かずごめん」


玲佳れいか

 (呆れ顔)「どうしていつも私に手間掛けさせるのかな」


陽一:

 (困った顔)「うーん。生田さんに怒られるのが好きだからじゃダメ?」

 玲佳れいかの事は嫌いではない。


玲佳れいか

 (怒り)「あんた、変態か?」


陽一:

 (両手を合わせる)「冗談だよ。夕方耳が聞こえ難い事があるからなんだ。ごめん」


玲佳れいか

 (えっ?という表情)「どうして?ひょっとして去年の事故の後遺症?」


陽一:

 (首を横に振って)「これは小さな頃からずっと。検査でもよくわからないって。この時間帯だけ聞えにくいんだけど他には影響はないから」


玲佳れいか

 「そうなんだ。じゃあ、これからは親切で声は掛けてあげるけど、もう少し自分でも時計見なさいよ。……さ、私は施錠しなきゃ。さっさと帰りな」(立ち去る)


陽一:

 (苦笑しながらノート類をバッグに片付ける)



<バイク置き場>

陽一:

 ヘルメットを被りバイクにまたがると校門へと走らせる。


玲佳れいか

 バッグを持って職員室に鍵を返しに行く時に陽一が見えている。

 (MUSIC)F/O


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