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後悔は先に立たないけど近くにはいる

目を開けるとそこは教会のような場所だった


奥に立つ大きな女神像に祈るトカゲ頭の人?


神父らしき人と話をしているのは熊よりデカイリスらしき人?


窓を拭き掃除しているシスターらしき人?は尻尾が生えている


椅子に座ったまま右から左へ眺めただけで確信が持てた


「まじ異世界じゃねーか」


興奮の余り叫びそうな口を手で抑えて先ずは自分の状況を確認だな


視界の中で唯一人間な神父さんが話を終えたみたいなのですかさず質問しに向かった


「すみません、ちょっとお尋ねしたいのですが」


俺の声に気付きさっきから笑顔のままの神父さんが此方を向いた


「おや、初めての方ですね、どうしましたか?」


こちらを見る目は爬虫類のようで開かれた口からは蛇の舌のように長い


「うぉっじっじつは私怪しい者では無くて此処は何処で私はだれですか?はじめっまひてーっ」


びびって変な事言っちゃったぁぁぁ


「おやおや・・・先ずは落ち着きましょう」


さぁ、と椅子に座るように促し横に座る神父さん


「す、すみません 気がついたら此処に座っていて気が動転してました・・・」


「気がついたら此処に・・・もしや貴方は女神様にお会いなされたかな?」


覗きこむようにこちらを見てくる神父さんの目が怖いなぁ


「は、はい・・・よくわかりましたね」


一瞬黙っているべきが悩んだがやめた


嘘をつき続けられるほど俺は強く無いことをおもいしっているから


「そうですか・・・女神様は貴方に何か使命を授けて下さいましたか?」


「いえ・・・特に何も・・・」


瞬殺されて仕事依頼されたら邪神だわな


「そうですか、この教会は女神様を信仰する場所です

女神様に使わされた貴方の行く道が決まるまでここに居てはどうでしょうか?」


なんだこれヤバいな泣きそうだ


こんな怪しい男をいきなり受け入れる教会すげぇ!


女神像見た限り俺の会った女神さんと違うっぽいが(出るとこ出具合が)


まぁ甘えさせてもらうか!


「有難うございます!」


半泣きな俺は神父さんの手をとり頭を下げた


神父さんの手を握る小さな手を見て時が止まる


「か弱い女の子を追い出すような教会など何処にもありませんよ」


ウインクする神父さんの片目に映る女の子が俺だとしたらハーッハッハッハ


ここまで王道か!!

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