声フェチゆえに
拙い文章ですが、どうぞお楽しみください。
割と実体験が混じっているので、リアリティを感じて頂けたらなあと思います。
色んなアプリ、ゲームが出回るこの時代。
私たちは、「配信アプリ」なるもので知り合った。
この「配信アプリ」とは、誰かが枠を開けば、そこに誰でも見に入ることができる。
カメラなどを使用せず、音や声だけで配信する人達もいれば、カメラを使用して配信する人達もいて、使い方は様々。
配信者とリスナーが直接話をすることもできる。
要は、通話みたいなものだ。
私は、そのアプリを友達に勧められ、インストールしてしまった。
……すごく、どハマりしてしまった。
そんな私、伊藤 楓菜は、そのアプリである人に出会った。
その出会った人のユーザーネームは
「<まさん」。
くまさん、ではなくて「<まさん」…と、「く」が不等号の「<」になっている。
あとから聞いた話だと、名字が「大熊」と言うらしく、そこからとったんだと聞いた。
私は、その人の声に一目惚れした。
低くて
ため息が艶めかしくて
吐息まじりで
笑い声がやわらかくて
くしゃみが可愛い。
性格は、少し意地悪。
とにかくもう、私のどストライク。
私のユーザーネームは「かえ」にしているのだが、
その人が「かえ」と呼ぶと、
もう身体中がぞくぞくする。
耳元で囁かれているようで。
…とかなんとか言っているうちに、配信を始めたとの通知が来た。
本当に不定期で、3日ぐらい続けてやる時もあれば、1週間ずっとやらない時もある。
だから、貴重なんだ。
閲覧ありがとうございました。
いかがだったでしょうか。
少しでもお楽しみいただけた方、改善点やアドバイスなどがある方も、是非コメントよろしくお願いします。






