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Genesis Dogma Online  作者: カサゴ
22/39

そもそも、革ってどうやって作るの?←ggrks

キリがいいところまで書けていないので、取り敢えずこれだけ。

革のつくり方とかよくわかっていないので、少々

「いや、その理屈はおかしい」

と思っても

「ファンタジーだからしゃーなしだな!」

という寛容な精神で見てやってください。

ドクさんの家を出てから、一回ログアウトすることにした。

ポーション製作でロクに作れなかったのが、意外と精神的にキたので休みたい。


ギルドで「値段とサービスのバランスが良くて、近くに20人位の団体が泊まれる大きな宿がない」という条件の宿がないか聞いて(万が一にもヒスイたちと鉢合わせないようにするため)、ギルドから10分ほどの北区と東区の境目辺りにある宿を紹介してもらった。

早速向かう。


宿に着いた。ちょっと古い感じの雰囲気のある宿だ。

ご飯はピギーという生き物の野菜炒めだった。味はモロ豚だった。でも、この辺にはいないと思う。ギルドでも話は聞かなかったしね。鑑定っと。

『ピギー肉の野菜炒め』を鑑定、『ピギーの肉』を鑑定、『ピギー』を鑑定っと。


 ピギー   獣

野生のボアを家畜化したもので、衛生状況にさえ気を付ければ非常に飼育が容易である。

きれい好きどころか、人間に問題が出ないレベルの衛生状況でも病で死ぬことがあるほど脆弱な免疫しか持たない。

また、動きが遅く、野に放っても一日に1キロほどしか移動できないほど運動が苦手である。

これは、家畜化の過程で運動量が減っても同じ量の食料を食べさせていたことで代謝するエネルギー量が下がり、肉をため込むようになった体質と、運動量の低下による筋肉の割合の減少による。

ボアの家畜化を考案した国家は食糧難に喘いでおり、家畜化を絶対に成功させるべく国を挙げてボアの世話をしていた所、長い間衛生環境の良い環境に留まりすぎたせいで病原菌などに弱くなった。

多少は賢いので、自分たちが人間たちから離れればすぐにでも死ぬことは理解している。

これらの理由から、清潔な場所と十分な飼料さえあれば、ほとんど逃亡の心配のない、1頭あたりに得られる肉の量が多い有用な家畜である。

気温の変化にも比較的柔軟に適応するので、ほとんどすべての場所で飼育されている。


これは…。家畜だからフィールドにポップしないから、説明されなかったのか。町の周りには草原があったから、多分俺が通った西と南以外の門の近くにでも牧場があるんだろう。

それにしても、ゴーカーt…じゃねえや。ゴートカウもだけど、この世界の家畜は特徴がいちいち不憫で仕方がないな。

ボアについても見てみよう。


 ボア   獣

山やその近辺の森に生息する獣。

何世代も前から家畜化されているピギーと違い非常に気性が荒く、多少の悪環境をものともしない適応力を持つため、普通の山でも、火山でも、雪山でも、様々な場所に生息し、それぞれの環境に適応している。

最大の武器はその突進力と鋭い牙だが、多少の傷は無視できるほどのタフさも侮れない。

ボア種の素材を使った生産品は軽量ながらATKが上昇することがあり、高い人気を誇る。

肉質はピギー種よりも硬く、独特の臭みがあるが、その分濃厚な出汁が出るので、ピギー種よりもボア種を好む者も多い。


こっちはちゃんとリアルっぽい特徴のMOBのようだ。こういう突進系はヒットアンドアウェイがうっとうしいハズ。今はまだいいけど、ダンジョン攻略を終えて、山岳地帯まで足を伸ばすことになるまでには、なんとか対抗策を見つけたいな。


ていうか、早くログアウトしよう。で、リアルである程度は皮を革にする工程を調べておこう。

おやすー。









「しょ…と。さて、やるか。」

自分の部屋からリビングに降りて、冷蔵庫から炭酸飲料を出してコップに注ぐ。

いつもは例の黒いやつだけど、たまに透明なのとか黄色いのが飲みたくなるのよね。ま、今日は黒だけど。

「つまみに昆布を出してっと」

ちびちびやりながら調べてみますか。


机の上にパソコンを出して開く。パスワードを入れて…と。

グー○ル先生!教えて!「革製品」で検索。

ちょ、手芸っぽいサイトばっかじゃん。「革 製法」で再度検索。

お、今度はよさげだ。これで色々見てみよう。








    少年調査中…








ふむふむ。革を作るのには主にタンニンってのとクロムってのを使う2通りあるらしい。

んで、革にすると、耐火性とか可塑性とかが上がると。

なめすときに使う溶液によって性質も変わるらしい。

化学反応とかはややこしくてとりあえずこの位しか分からなかった。

ま、なんとかなるでしょ。何だかんだリアルなところはあるけど、ドロップを剥ぎ取る必要が無かったり、魔力ってのがあったり、ちょっとゲーム臭いところがあるから、もうちょっと簡単になってるハズ。だといいなぁ…。


30分経ったのでログイン。相変わらずの感覚だけど、何だかんだもう気にならないくらいには慣れた。

今日は「革職人のお姉さん」の所に行く予定だ。正直、女性の自己申告の年齢はあんまり信じられない。別に若作りがどうこうじゃなくて、最近のラノベにロリBBAは付き物だからだ。

あ、ロリBBAは結構好みの属性です。


それは置いといて。


プギーの肉とタマネギっぽい野菜をケチャップのようなソースで炒めた朝食をとって、いざお姉さんの所にゴー。

美人さんだといいなあ。

色々と説明不足な点はこのあとがきスペースで紹介するつもりです。

本編で説明が長すぎるとどうしてもグダるので…。

文章力が無くて申し訳ない。


プレイヤーは街の中にいる間だけ『マップ』の魔法が使えます。

この魔法によって、ギルドで紹介された宿屋などの店、ドクさんが渡してくれた地図が示す場所などを知ることができます。設定によってマップ上に赤点で表示されたり、DEA○ SPACEのナビみたいに道順を教えてくれたりするので非常に便利です。

こうでもしないと、プレイヤーは知らない街をさまようことになってしまうので…。

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