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Genesis Dogma Online  作者: カサゴ
16/39

トンネル作業の最中。(もなかじゃないよ)④

生産スキルが採取スキルを兼任します。

スキル構成的に兼任しないとコウ君はやってられません。

それと、そもそもスキルがないと採取できないアイテムは一部のものか、品質の高いものです。

そういったものはむやみに誰でも採れたら値崩れしてしまいますから、採取系スキルを作るよりも、生産系スキルごとに採れる素材を設定して、流通量を更に小さくしています。

さっきのように壁にクレイウォールを使って椅子を作る。

はふう。どうしたもんか。

そういや、そもそも自分のスキルを確認するって思ってたのに、完全に忘れてた。

MPの回復を待ちながら、自分の持っているスキルを《鑑定》していく。

とりあえずステータスから確認しておこう。


 Name:コウ   Lv.16   人族

   HP:250   MP:200

   ATK:55/100   DEF:45/100

   MAT:62/100   MDF:45/100

   SPD:60/100   DEX:45/100

   重量値:23/60   ステータスポイント:3


ここに来る前のラビットたちとの戦闘でレベルが1上がってMPの最大値が200になってたおかげで、《魔力感知》が取れるようになってたのかな?とりあえずステータスポイントはDEXに振ろう。結構色々なスキルでDEXの値が関係していたし、生産もやる予定があるから、上げといた方が良いだろ。

次はスキルをチェックしよう。


選択中スキル

《火魔法》Lv.20→21《水魔法》Lv.10《風魔法》Lv.10《土魔法》Lv.10《光魔法》Lv.10《闇魔法》Lv.11《魔力促進》Lv.22→23《格闘》Lv.18→20《魔力感知》Lv.1→4《錬金術》Lv.1→3

控え:《魔力調節》Lv.14《鑑定》Lv.20→21

                                     スキルポイント:27


今はこんな感じだな。というか、今はいいけど、《魔力感知》を普段使いするなら《魔力調節》とかから1つ外さなきゃいけないのか。どうしようかしらかしら。また後で解決方法を探さないとな。

1つずつ《鑑定》する。

各属性魔法は属性が違うだけで後はおんなじ。

《格闘》はアビリティが2つ増えてる。


 アクティブアビリティ   気功闘法   補助   熟練値0/100

念じるだけで発動可能。

MPを10消費して発動する。

自身のATK、DEF、SPD、DEXを各5ずつ強化する。発動時間は10分間。

重ねがけはできない。

取得条件:《格闘》Lv.20。


 アクティブアビリティ   気迅化   補助   熟練値0/100

念じるだけで発動可能。

MPを5消費して発動する。

自身のSPDを10強化する。発動時間は10分間。

重ねがけはできない。

取得条件:《格闘》Lv.20.SPD50以上。


思うのだが、《格闘》って結構短期決戦のステータス強化って感じが強くて、攻撃方法自体はプレイヤーにおまかせって感じがする。

まあ、自由度が高いともとれるし、手抜きともいえるけど。


《鑑定》は、アビリティは増えてないけど、何となく見える情報量が増えてきたように感じる。ゴートカウの生まれた理由とか、イルギア製の装備の特徴とか、多分、レベルが低いと見えなかったと思う。

《魔力調節》は、なかなか効率が上がってきた。威力2倍に4倍のMPって感じ。等倍になる日も近い。と思う。多分、みんな実用できる倍率になる前に控えに回したから、使えないってなったままなのだろう。

《魔力促進》は、アビリティが増えることはなかったが、正直今のままでもいい。魔力生成促進の熟練値が上がってきて、今では7秒に1MPが回復して、効果時間は15分になった。クールタイムも40分だし、発動に必要なMPだって20である。使えば使うほどパッシブアビリティに近づいて行っている気がする。MPが増えることで魔法を撃てる数も上がって、魔法のレベルも上がりやすくなっている。正直《鑑定》と並ぶ当たりスキルだと思う。


とまあ、現状はこんな感じか。

あ、そういえば、HPとかMPを表示するとき、ゲージにしてたから細かい数値が分からないんかったんだよね。『設定』でゲージの中に200/200って感じに表示されるように変更。

あと、自分にかかってるバフの表示に、解除までの時間も表示されるようにしとこう。もう突き指したくない。

「ぐおあっ!?」

急に椅子が消えたので、思いっきり尻打った。いってぇ…。

ウォールなんかの時間制の魔法の残り時間も分かるようにしておこう。




…なんか、引っかかる。

なんだかすごくわかりやすいことを見逃している気がする。

うーむ。分からん。もっかいクレイウォール出して考えるか。

……クレイウォール?


クレイウォールって、俺のMPで出してるよな?


素材はその辺の地面。で、使い終わったら使った分体積が消えてる…



       ……圧倒的…閃き…っ!



試してみるか。

まず、積もった土にクレイウォール。範囲はできるだけ大きく。それを思いっきりこっちに向けて出す。高いところから出したので、頭上をふさがれてちょっと怖いが、側面にも光源があるので暗くはならない。そのクレイウォールに濾過を発動。MPは必要ないので、「大きめの石」と念じてペイッとかける。すると、大きめの石がゴロゴロっと落ちてくる。

そんで、クレイウォールを解除。後に残ったのは石ころだけ。この中にはイルギア鉱石がなかったが、これまでに手に入れた鉱石未満の大きさの石もあったので、あれば出てくるはず。

クレイウォールをかけた土も、俺の魔力を帯びていると判定されるらしい。クレイウォールを使い終われば土は消えるし、鉱石も手に入る。やっぱ俺ってば天才じゃね?

え、もっと速く気が付けって?


そそそそれは天才じゃなくて運営側レベルだかららら(震え声)しししょうがないから。


とりあえず、この方法ならランスとMP消費はどっこいどっこいだし、鉱石は採れる。

それに、全然使ってなかった土魔法のレベリングになるし。土煙上がらないし。

作業終了が近づいてきたときにランス使って、壁の向こうの遭難者に当たりでもしたら大問題だし。

というスカスカの理論武装をして、己の欲に忠実に作業を続けていたところ、それでも結構な距離掘り進んだ。鉱石も、順調に手に入る。クレイウォール1回で2個くらいかな?ウマウマ。



休憩をはさみながら、作業を続ける。

途中で急にクレイウォールがデカく、厚くなって、頭を強打した。HP8も減った。めちゃんこ痛い。

さっきから、1人で土に向かって作業してるのに、痛い思いばっかしてる気がする。

え、元からお前はイタい奴だって?


          2回目の(黙殺)!


原因はクレイウォールにプラスがついてたことらしい。

取得条件をみると、とどめをさす以外にも、クレイウォールは「どれだけの体積を使ったか」でもプラスが付くようだ。プラスが付く条件は固有のものと、共通のものがあることが分かった。

魔力生成促進の一番の強みは、多分継戦能力にあると思う。これだけ魔法が連発できるのは、全て魔力生成促進さんのおかげである。

もう少しレベルを上げて常駐していただきたいものだ。

使い倒してるからレベルの上がりも速いし、そうなる日も遠くないだろう。



とか考えながら作業をして、かなり時間が経ったので詰所へ戻る。少しは本格的に休みたいしな。

HPは減ってないし、ログアウトしなくても魔力生成促進のおかげでMPは足りる。

ログアウトしなくても、ゲーム内で眠ることもできる。まぁ、やり過ぎると体調を崩すので、連続ログイン時間が3時間を超えると強制的にログアウトさせられるらしいけど。それに、ゲーム内で丸一日眠っても現実の身体の眠気が取れるわけでもないし、ゲーム内で眠るのは気分の問題だ。



ジーグさんはもう寝ていたので、ギースさんに作業の進捗状況を聞くと、あと7パーセントくらいらしい。俺、どんだけ掘ったんや。ちょっとスキル確認。


選択中スキル

《火魔法》Lv.21→23《水魔法》Lv.10→14《風魔法》Lv.10→14《土魔法》Lv.10→18《光魔法》Lv.10→14《闇魔法》Lv.11→15《魔力促進》Lv.23→28《格闘》Lv.20《魔力感知》Lv.4→12《錬金術》Lv.3→10

控え:《魔力調節》Lv.14《鑑定》Lv.21

                                     スキルポイント:29


ちょ、土魔法上がり過ぎィ!?まあ、あんだけやったらな…。

そういえば…うげ、杖の耐久値がかなりヤバい。後で借りられないか相談だな。

熟練値はとっくに最大になってたようで、ボーナスはMATとMDFが1強化だった。

ギースさんに杖のことを相談すると、「センドの衛兵隊にも同じ杖が支給されてますから、融通できますよ」とのことで、俺の持っている杖を渡して、代わりに新しい杖をもらう。見た目変わらないけど。俺の杖は修理に回されて、備品になるそうだ。MOTTAINAIってやつだな。

熟練値最大の安心感って結構大きいな。でも、この依頼が終わって、ダンジョンに潜るようになったら、買い替えようかな。上がる熟練値がもったいない。

「レイさんたちが起きたら起こしてください」とギースさんに言っておやスヤァ…。

今日は、色々、疲れたぁ。

結構大事な設定なんですが、同じウォール系でも、かなり毛色が違います。

ファイアは実体がなく、魔力から炎を生み出すので、水中とかではない限りどこでも出せます。あと、痛かったり熱かったりするだけで、直接的な足止めには向いていません。

ウォーターは実体があり、魔力から水を生み出すのでどこでも出せます。触れても痛くありませんが、動きが鈍るので足止めには使いやすいです。

ウインドは、実体がありません。周りの空気を操って、壁のようにしているだけです。よって水中では使えません。その副次効果で弓矢なんかの飛び道具は弾けますが、同レベルのプレイヤーが突進系の武技で突っ込んだ場合、抜けないこともないです。まあ、壁が出来ている場所にいるとDEAD SPA○Eのフォースガンを浴びせられているくらいの強風ですから、普通に飛び込んでも弾かれます。

クレイは地面の土を使って壁を作ります。土といっても、魔力で固められているのでかなり硬いです。一番「壁」っぽいのがこの魔法ですね。触れている間の与ダメージはウォーター、ウインドと同じく低いですが、相手をぶつけたりして物理ダメージを与えるのに向いています。後、遮蔽物ですね。視線通りませんし。

ライトは自分の魔力から光を生み出して発動します。相手が見ると眩しくてこちらを視認できません。壁全体に外側へ向けての斥力が働いています。与ダメージ性能は低め。

ダークも自分の魔力から闇を生み出して発動します。相手が見ると真っ黒でこちらを視認できません。壁全体に引力が働いています。与ダメージ性能は低め。


こんな感じです。光とか闇は今のところ出番があんまりありませんね。

うまいこと出番をあげたいんですが…。

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