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1話後編

 これまでとは、違う広い空間に出た。そこには、地下に行くための階段があった。その階段を守るようにこれまでのスライムの数十倍の大きさのあるスライムがいた。巨大スライムと呼ぶとしよう。

「デカいな。武器に石ころしか無いんだけど。やるしかないか。」

 巨大スライムに近づいた瞬間。巨大スライムから触手のような物が俺、目掛け飛んでくる。

 焦って避けるも追尾され強烈な一撃を喰らう。痛み共に左側あばら骨の数本が折れその場に落ちる。

 「くそ。あの触手。追尾式かよ。逃げても当てられるなら!石ころの乱発で対抗じゃい!」

 スライムの懐目掛け走りながら石ころ拾い投げる。

 四方八方からの触手猛攻。避ける隙すら許して貰えず。俺が乱発する石ころでは、大したダメージにもなっていないようだ。

 「石ころを拾いながら攻撃では、効率が悪すぎる。ちゃんとした武器が欲しい。」

 巨大スライムの触手による攻撃で俺の身体の様々な部位を折られ立つことすらままならずスライムの目の前で力尽きる。

 ゆっくりとスライムが覆い被さり俺は、溶かされ意識が遠退く。

 『スキル【不死】が発動。不死の権能、【強制復活】が発動。肉体の再構築を開始。』

 俺の身体が強烈な青白い光を放つ。巨大スライムは俺から距離をとる。

 『肉体の再構築が完了。』

 ボロボロだった俺の身体は、完全な状態に戻っていた。

 「・・・逃げるか」

 色々と疑問があるが巨大スライムから逃げた。

 巨大スライムは階段を守っているためかその部屋から出てこない。

 俺の逃亡は成功した。態勢を整え再度挑む事とした。そのためにこの階層を徹底に探索する。

 うざいぐらいいたスライムが唯一いない部屋で錆びた騎士の装備をした白骨死体があった。

 気が引けるが小盾と直剣を拝借することした。

 なぜ鎧を着ないかって理由は単純だ。肉がなくて着られんかった。

 「試し切りでもやるか。」

 普通サイズのスライムに試した結果。拝借した剣の切れ味は、悪くなかった。小盾も問題はない。

 「これであのクソデカスライムと闘える。」 

 リベンジ戦。

 巨大スライムに闘いを挑む。巨大スライムは相変わらずデカイ。巨大スライムがいるフロアに足を踏み入れた瞬間に左脇腹を狙い触手攻撃を仕掛けてくる。その攻撃を小盾で弾く。

 「どーだみたか!」

 巨大スライムは、四方八方から触手攻撃を乱発する。剣や小盾で攻撃を防ぐことは、出来るが攻撃に移せない。

 「やばいな。攻撃手段がねぇー」

 数十本の触手攻撃でその場から一歩も前に進めない。触手を切り落としてもすぐに回復する。

 「こりゃー詰んだな」

 巨大スライムの不意打ちの攻撃を背後から受けてしまい背骨が砕け散り上半身と下半身がわかれた。

 「まじか」

 『【不死】が発動。不死の権能、【強制復活】が発動。肉体の再構築を開始。・・・肉体の再構築が完了。』

 「巨大スライムを鑑定!」

 

 種族【スライム・ロード】

 Lv .?

 

 「はぁ?!ロード?レベル不明。」

 巨大スライムから再び逃亡する。

 巨大スライムに勝つためには、レベル上げが必須か。

 1万体以上のスライムを倒してレベルが上がった。

 俺のステイタスは次のようになった。


 種族【スケルトン】

 名前【 】

 Lv .2

 スキル

 【魂狩りLv . 2 】

 ・鑑定

 【不死】

 ・強制復活・魔力感知(NEW)・熱源感知(NEW)

 【剣士】(NEW)

 ・剣術(NEW)


 魔力感知と熱源感知を手に入れた瞬間、色々と頭に凄まじい勢いで周辺の情報が流れ込んで頭が割れるのでは、ないかと思うぐらい痛かった。時間が経つにつれて痛みを和らいでいった。しかし、あの巨大スライムに挑むには、まだ、早い。

 スライムを倒す日々が続いた。

 多くのスライムを倒してわかったことがある。スライムには、核みたいなものがあり、それを壊すとスライムは、即死する。しかし、あの巨大スライムは、核までゼリー状の物質は、分厚く剣が届かない。

 「どーすっかな」

 巨大スライム戦のこと考えながら目についたスライムをひたすら倒し回っていたらいつの間にかレベル9になっていた。


 種族【スケルトン】

 名前【 】

 Lv .9(MAX)

 スキル

 【魂狩りLv .2 】

 ・鑑定

 【不死】

 ・強制復活・魔力感知・熱源感知

 【剣士】

 ・剣術


 「え?レベルMAX?はや!・・・・あいつに再戦じゃい!」 

 再度リベンジ戦。

 巨大スライムのいるフロアに足を踏み入れた瞬間に触手攻撃を仕掛けてくる。その攻撃を小盾で防ぐ。

 魔力感知のお蔭で相手の攻撃が分かるが数が多い。1つ1つ対処しているがじり貧だ。

 巨大スライムの同時全方位攻撃。  

 死角のない攻撃に思えるが一ヶ所だけ隙間が空いていた。

 その隙間は、罠の可能性が高いがそこに飛び込むしか勝ち目がない。

 やはり、罠だった。全方位攻撃を抜けた先には、前方から数十本の触手束が俺目掛けて突っ込んでくる。

 その攻撃を盾で防ぐ。ミシミシと左腕に腕がなく。踏ん張りが効かず吹っ飛ばれてしまう。

 巨大スライムは後方から触手攻撃で追い討ちを仕掛ける。 俺は、無理やり百八十度、身体を回転させ触手攻撃を剣で反らす。反動で地面に着地出来た。だが盾で防いだ左腕に罅が入っていた。

 かなり痛いが動かせない程ではないだが続き盾で防いだら間違いなく使えなくなるだろ。

 「正直、キツいな。まぁーでも、前よりは戦えてる。」

 巨大スライムの猛攻撃が止まったが隙を伺っているようにも思える。

 「そーうまくは行かないだろがカウンター狙いで懐に入って少しでも肉を削ぐか!」

 そう思った瞬間巨大スライムが動く。触手を束ねて巨大なハンマーを形成すると本体は大分縮んでいた。それを好機として巨大スライムの懐に潜り込んだ瞬間、俺のもといた場所に振り下ろした。ドーンという轟音と共に衝撃波が来た。あれに当たっていたら即死だっただろう。

 巨大なハンマーは、徐々にスライム本体に戻っていく。俺は慌てて巨大ハンマーと本体繋がりが弱い継ぎ目の所を叩き切る。

 切り落ちたハンマーは地面につくなり液状化した。本体はパニックになり、ゴロゴロと周りを転がっている。

 そして本体は、通常の個体と同じぐらいの大きさになっている。

「これは好機。」

 スライムの動きを見定め、剣を核に向かって突き刺す。

 スライムは液状化してバランスボール並みの大きさの魂が出てきた。

 「うまそう。では、いただきまーす」

 その魂を一口食い千切る。前世でも味わったこともない旨味が口の中で溢れてくる。心が満たされていくのがわかる。もっと喰いたいと本能に訴えてくる。そんな食欲を我慢出来ない。俺は自我を失い、魂をむさぼる。

『進化条件が達成されたため、進化を開始』

 魂を喰い終わると身体に変化が起こる。何とも言えない激痛が全身を電流のように駆け巡る。

 体感で五時間経過してやっと痛みが治まった。

『種族リッチに進化、成功しました。リッチに進化したため、レベルがリセットされ、さらにスキル【不死】に眷属召喚、眷属作成、覇気が権能に追加されました。』 

『スキルの最適化を行いました。そのため、スキル【剣士】は、スキル【魂狩り】に併合され、スキル【魂狩り】のレベルが上がり、権能に剣術が追加されました。』

 するとステータスボードが現れた。

 

 種族【リッチ】

 名前【 】

 Lv .1

 スキル

 【魂狩りLv .3】

 ・鑑定・剣術

 【不死】

 ・強制復活・魔力感知・熱源感知・眷属召喚(NEW)・眷属作成(NEW)・覇気(NEW)


「え?また、レベル上げ」

 ようやく、次の階層に行けるようになったがこのままのレベルでは、不安な為、レベル上げすることにした。


 種族【リッチ】

 名前【 】

 Lv .9

 スキル

 【魂狩りLv .3】

 ・鑑定・剣術

 【不死】

 ・強制復活・魔力感知・熱源感知・眷属召喚・眷属作成・覇気

 

「結局、追加された権能の使い方が分からなかったけどとりあえず元のレベルまで上げから次いくか!。しかし、この夢長いな。いつ終わるのだろか」

 こうして、俺は次の階層へと向かうため、この階層を後にした。階段を下りていくときに何かが壊れる音がして振り替えると何の異変もなかった。

 この時の俺は気付かなかった。元いた階層が無かったことに。


 

つづく。

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