【コント】先生とぼく
ぼく「体育の山本先生に呼び出されたよ。アノことがバレたのかなぁ。どうしよ?とりあえず流れにまかせるか。(コンコン)失礼します」
先生「おー、来たか。まあ座れ」
ぼく「はい」
先生「お前、何で呼び出されたかわかってるな?」
ぼく「いや、わかりません」
先生「なるほど、そういう態度か。だが反抗期特有のわかりませんは、わかっているということ。フフッ、飛んで火に入る夏の虫とはこのことだな」
ぼく「…もしかして、カンニングしたのがバレたんですか?」
先生「えっ、お前カンニングしたの?」
ぼく「はい、やってしまいました」
先生「お前、そういうことはなぁ、どんどんやったほうがいい!」
ぼく「えっ、いいんですか!?」
先生「やらないで後悔するより、やって後悔する!それが若さだ!」
ぼく「そうなんですか?」
先生「ところで、カンニングがバレたと言うことはまあ、停学か、お金で解決か、イエローカードだな」
ぼく「じゃあ…イエローカードで」
先生「ピピーッ!イエローカード!さて、呼び出した理由だが…」
ぼく「え、それだけ?そんなんでいいんですか?」
先生「さて、どうして呼び出されたのかってこと、わかってるんだろうな?」
ぼく「いやあ、わからないんですが」
先生「わからない?フッ、その手は桑名の焼きハマグリというわけか」
ぼく「ひょっとして、山川さんのブルマを盗んだのがバレたんですか?」
先生「えっ、お前ブルマ盗んだの?」
ぼく「はい、つい出来心で」
先生「ピピー!レッドカード!」
ぼく「えっレッドカード!もしかして、退学ですか!」
先生「レッドカードはイエローカード二枚分だ!覚えとけ!ところで…」
ぼく「それだけでいいの!ホントにそれだけでいいの!」
先生「ところでブルマを盗んだと言うことは、ルーズソックスも盗んだと言うことだな」
ぼく「なんでそうなるの!」
先生「靴下だけでなく、気も緩んでいたと言うわけか」
ぼく「靴下は盗んでないですって!」
先生「緩みついでに堅い口も開いたらどうだ?すべてお見通しだぞ!」
ぼく「ひょっとして、校舎裏でタバコ吸ったのがバレたんですか?」
先生「えっ、お前タバコ吸ったの?」
ぼく「はい。吸ってしまいました」
先生「お前、タバコなんて吸って!嫌がらせか!」
ぼく「は?」
先生「先生、禁煙中だぞ!クソッ!タバコの話すんなよ。そんなことより…」
ぼく「え、おとがめ無しですか!?タバコ吸ったんですよ!」
先生「タバコの話すんなって!」
ぼく「わ、わかりました」
先生「ったく、ストレス溜まるわ…ブゥ~」
ぼく「アレ?先生いまオナラ(笑)」
先生「おい、お前!なにがおかしい!真剣な話してる時に!」
ぼく「す、すみません」
先生「なにがおかしいって聞いてるんだ!」
ぼく「そ、それは…」
先生「先生がうんこ垂れたからか?」
ぼく「うんこ!いい歳してうんこ!なにを垂らしてんすか!」
先生「でもパンパース履いてるから大丈夫!」
ぼく「それはシャレになんないですよ!」
先生「先生は言ったぞ」
ぼく「え?」
先生「口に出すのも恥ずかしい、うんこを垂らした事を自分の口で言った。お前にも自分の口から言ってもらいたい。正直に言ってくれるな?」
ぼく「先生、そのためにわざとうんこを…。わかりましたアノことですね。そうです、大野君の給食費を盗んだのは僕なんです!それだけじゃありません。武田君のも、江藤君のも僕が盗ったんです!全部僕がやったことなんです!!」
先生「ドンマイ!」
ぼく「えっ、ドンマイ?給食費盗ったですよ!」
先生「フッ、地獄の沙汰も金しだいと言うわけか。やるな」
ぼく「むしろ褒められてる?」
先生「だが閻魔様に舌を抜かれる前に、正直に話したらどうなんだ!もっと大事な話があるだろ!」
ぼく「えっ、いや、もうこれ以上の話はないんですけど…」
先生「まだシラを切るつもりか?」
ぼく「いや、もうホントにないんですけど」
先生「そうか。お前の口から言ってほしかったんだがしょうがない。…お前、カンニングしただろ」
ぼく「え?」
先生「試験官の山本先生が見てたんだぞ!」
ぼく「最初に言いましたよ!」
先生「正直に言ってくれれば、大目に見てやろうと思ってたんだが」
ぼく「それ最初に言いましたって!」
先生「カンニングなんかしてどうなるかわかってるんだろうな!」
ぼく「勘弁してください!」
先生「ピピー!イエローカード!!帰って良し」
ぼく「結局それかよ!助かったぁ!」
【完】




