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平和な国の子供がつくった歌

戦争があって、セレブかなんかの偽善的な反戦キャンペーンがあって、それに感化されて作った歌ですね。

なんの戦争かは忘れました。いっぱいあってどれがいつだったか思い出せないですよね。

1.憎む事の愚かさを知り


  失う事の悲しみに溺れた


  分かり合う事の尊さを知り


  それでも何を望むというのか



  壊れた町並みの瓦礫の下に


  不毛な土くれのその上に


  小さな草が息ついている


  小さな花を咲かせている



  何を知ることもなく


  何に変えることもなく


  ここにいるよ


  いるよここに


  今自分の手の小ささに気づいて眺めてそしてこう思う



  ※平和な時を裂くようなあの悲劇がなければ僕と君は今何をしているんだろう


  もう帰れない 何も聞こえない


  心の底からから湧くこの気持ちは怒り嘆くものじゃない


  悲しみの果てにある空虚がこの身を縛る




2.蔑む事の恥ずかしさを知り


  差別することに罪を覚えた


  哀れむことの傲慢を思い


  それでもまだやめようとしないのか



  この町で生まれ この町で育ち


  きっとこの町で朽ちてゆくのだろう


  そんな当たり前も許されぬまま幸せなんだろうか



  ※親を失った子供の無垢な瞳が何を訴えてるのか分かるだろう


  もうどれくらいこの世界を傷つければ済むのだろう


  愛することの喜びを知ってるなら


  ほんの少しだけでいい 世界に分けよう



  ※家を失った老人の小さな背中が何を語ってるのか分かるだろう


  もうどれくらい彼らを突き放せば済むのだろう


  軽やかな風が吹く


  まるで彼らのために泣いてあげているような音



  ※空を失った鳥たちの流した涙が何処へ流れるのか分かるだろう


  もうどれくらい罪のない者を巻き込めば気が済むのだろう


  この星に生きる命が同じ命を天秤にかけてもいいのだろうか


  愛するものを守りたいが故に傷つけていいものだろうか



  分かり合えぬまま終えるなんて許されたことじゃないから


  さあ手の平を大きく見せて繋ごうその手を



  ※皆わかっているんだろう この愚かさが


  取り残された者の心うちが


  何を感じるだろう 何を思うだろう


  いつもすぐ傍にあるものがない苦しみを



  ※たとえ小さな喜びでも取り合うような


  なんてこの世界は荒んでいるんだろう


  全ての人々が共に思うこと


  それは本当は暗黙の了解で分かってなくてはいけないこと



  もう争わないで

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