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チート魔女に召喚されました。  作者: 熾悠
第1章 チート魔女に召喚されました。
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3. 説明回は大事です。(後)

「じゃあ次は勇者と魔王についてね」


 気になっていたことの一つである。紙やペンはいつの間にかなくなっていたがもう驚くまい。


「今から五百年以上前、まだ魔族がこの大陸にいた頃、一人の魔族が生まれた。その魔族はとんでもない力の持ち主で、魔族の王、魔王として魔族を率いてこの大陸を占領しようとし始めたの。そして国という国が滅んでいったらしいわ」


 どうして強大な力を持ったのかといったことは不明らしい。突然変異とかでもあったんだろう。


「その中である人物が神託と共に異世界召喚の魔法陣と聖剣などを授かり、勇者を召喚した。勇者は圧倒的な成長率ですぐに強くなり、各地で魔族を倒していったそうよ」


 その勇者からすればすごい迷惑な話な気がするが、真っ直ぐで正義の心あふれる人物だったとか。どうせ一部の小説みたく魔法陣に召喚する人物の条件に性格でも設定できるのだろう。


「劣勢とみた魔王はエサルグ大陸まで退き、そこで態勢を整えるためにその大陸を支配。しかしそこに勇者が追撃を仕掛けて最終的に魔王を封印した」


 なぜ封印なのかと聞けば、聖剣自体に魔王を封印する力があり、そもそも魔王が強すぎて倒しきれないんだそうだ。


「魔王が封印された後魔族は降伏し、心優しきその勇者は殲滅までは行わなかった。その後ゼトロヴ大陸に戻ってきた勇者はシサール王国を建国し、その年をシサール暦の始めとした。さらにその勇者の仲間で一番付き合いの長い剣士と魔法使いを王としてスギア王国とトーフェ王国も建国した。そして勇者の召喚をした人物は教会を設立したわ」


 ついでにその時数字を元の世界に合わせ、時間の数え方を広めたそうだ。一年八か月とかさらに三つに分けるとかはその前の暦の名残といわれているが詳しくは不明らしい。


 そしてこの勇者は女性であることがわかっていて、そのためシサール王国は女王が治めている。今では伝統としてシサールの女王の長女とスギア・トーフェの王の長男は生まれた時から人生を共にし成人――この三国では純人は十五歳で成人としているそうだ――と同時に婚約すると聞いた。一種の許嫁でもあるのかな。一夫一妻の国で暮らしてた身としては違和感があるが。

 そのままシサールの長女が女王となり、他二国では次男が王となる。他の兄弟も宰相や騎士などになり共に国の為に働いているとか。その兄弟は生涯独身でも結婚してもいいが、結婚した場合その相手や子供は王族を名乗ってはいけないらしい。

 さっき王族はみんな同じ髪と瞳の色と言っていたが、王の子供は全員そうで、兄弟の子供はそうならないことが多いそうだ。この世界の遺伝は一体どうなっているのか。


 教会での宗教は神託やら聖剣やらを授けた神を崇めたイマノク教。異世界もので時々ある過激な宗教というわけでもなく、獣人などへの差別がなければ一般人に入信を迫ることもない。孤児などの保護も行っているとか。

 どうやってやりくりしているんだと聞けば、勇者を召喚したということもあり三つの国の援助を受けているとのこと。


 ところで一つ気になったんだが……


「勇者が作った国なのにシサールという名前だったりピンクの髪と瞳だったりするんだな」

「そこらへんは文献とかが残ってなくてはっきりしないままなのよね」


 シサールという日本らしくない名前、特にピンクの髪と瞳なんて日本どころか外国人でも見たことない。

まあその勇者が俺と同じ日本人だったらの話だ。外国人、もっと言えば俺がいた世界とは違う世界にいた可能性だってある。大体の小説では同じ世界の日本人ばっかな気もするが。

 それはともかく、実はその勇者の一行の名前すら不明で、三つの国の名前の由来などは諸説あるが、スギア・トーフェに関しては剣士と魔法使いの名前や容姿がそうだという説が有力らしい。他にも既にその地名だったとか、仲の良かった人物、もしくは奴隷の名前だとか。


「そういえば奴隷ってどうなってるんだ?」


 これまたテンプレの一つである。小説の主人公が奴隷化の能力を持っていることもあるが……それはちょっと違うか。


「貧しい者が身売りして奴隷になったり、犯罪者が奴隷になったりがほとんどね。奴隷への暴行や虐待、また契約外の行動の強制は禁止されていて、奴隷の罪は主人の罪になることもあるわ」


 この世界での奴隷の待遇は悪くはないらしい。契約に沿って、主人は衣食住を保証し、奴隷は働く。奴隷の証の首輪もあるが、強制力があるのは犯罪奴隷のもののみとのこと。

 奴隷そのものがなくならないのは、貧富の差があったり、普通に人を雇うよりは安上がりになったりするため需要が途絶えないからだそうだ。

 因みに虐待などの禁止に例の初代勇者が絡んでいる説があるらしい。初代勇者何者だよ。


「ちょっと話が外れたわね。魔王の封印なんだけど、永遠に続くものでもなくて、およそ五十年で解けちゃうの。でも魔王を封印する聖剣は勇者として召喚された者しか扱えないからまた勇者を召喚して封印に行ってもらうわけ」


 つまり五十年ごとに勇者が召喚されていることになる。一回一人しか召喚できないそうだが、それでも今までで十人以上か。

 悪用を防ぐためなのか召喚魔法陣は教会が外部に漏れないようにしているので、召喚はシサールにある教会本部で行う。本来召喚に必要な魔力が数十人分あるところを一人で補うために呼ばれるルナですら魔法陣は見せてもらえないそうだ。

 だが、勇者は必ず異常な成長率を見せ【光魔法】を使い、聖剣が勇者しか使えないことからルナはその召喚魔法陣に仕掛けがあると考えているとか。

 ……先生、魔法についての説明はまだですか。


「この前魔王の封印が解けたから、また近々召喚が行われるわね」


 魔王の封印が解けると、聖剣に反応があるらしい。それでまた勇者の召喚をすると。五十年も経てば前の勇者も多少は衰えるだろうしな。

 あれ? じゃあ俺は? 他にも違和感がある気が……


 ……そうだ、ルナは勇者のことを言うとき『よく』という言葉が付け加えられていた。つまり複数ということになる。しかし勇者の召喚は五十年に一人ずつで今回がもうすぐ、異世界人たる勇者が不老という可能性もあるが――


「あのー失礼ですがルナさん、お年はおいくつで?」

「……」

「……」


 沈黙。気不味い。だがしばらくしてため息の後に答えてくれた。


「言ってなかったわね。三百年は生きてるわ」

「え?」


 さん……びゃく……?


「えええええええええええええええ!?」


 いやさっき説明された種族ごとの特徴に当てはまらないから純人だと思っていたら三百歳以上って!? なんなのこの人!?


「昔色々あって二十歳くらいで肉体年齢も精神年齢も止まってるのよ。私だって一応純人よ?」


 うんざりした様子で言う。

 いやしかし永遠の二十歳って……チートが過ぎるぞこの魔女は。


 なんでも毎回勇者召喚に付き合い、召喚された勇者に俺が今受けているような説明をし、強くなるための訓練も行い、魔王の封印にも付き添っているとか。そりゃ複数人の勇者と知り合いでもおかしくないわけだ。あと別に勇者は不老ではなく、前回の勇者もどこかで隠居生活だそうだ。……隠居生活?


「勇者を元の世界には帰さないのか?」

「それなんだけど、困ったことに送還用の魔法がないのよ。だから私は国や教会の依頼でその研究をしているの」


 ひどい話である。今までの勇者に報復とかされなかったんだろうか。だが勇者は全員その事実を受け入れて、自由に生きて天寿を全うするらしい。

 この世界での生活の保障とある程度の特権が与えられ、さっき食べた野菜などこの世界の発展に協力するものもいるそうだ。

 やっぱり魔法陣に召喚する人物の条件として性格を指定しているとしか思えないが、俺が考えたところでどうにもならないのでもういいや。もう一つ質問をしよう。


「じゃあ俺は? なんで召喚されたんだ?」

「……ごめんなさい」

「……は?」


 なぜか謝られた。直前に一瞬目を逸らしたのを俺は見逃さなかったぞ。ルナが弁明を始める。


「あのね? 送還用の魔法を研究してるって言ったじゃない? そのためにまず異世界召喚魔法を研究してたんだけど、元々は教会の人間にしか使えないから、私でも使える魔法陣を開発してたのよ」


 まあ確かに召喚ができなければ送還もできないというのは一理ある。


「でね? やっと数年前に異世界から物を召喚することに成功したのよ。そして改良を重ねて生き物、犬とか猫とかを召喚することもできた」


 この世界で一から魔法を開発することがどれだけ凄いのかはわからんがそれはいいだろう。


「できたんだけど、どれもすぐ死んじゃって。原因を調べたら、魔力があるこの世界に適応できなかったのが問題だったみたいで」


 小説でも召喚されたキャラが魔力のせいで病気になるというのはあるが、それもいいだろう。


「それで、召喚時に魔力を少し与えることでワクチンになるように手を加えたら……陽太が召喚されたの」

「は?」

「ホントごめんなさい」


 どうしてそうなる。というか一から開発させるなよ教会。


「……つまり、手違いか何か?」

「魔法陣を見直さないとはっきりとはしないけど、少なくとも人を召喚するつもりはなかったわ。消費魔力量も予想以上で魔力切れを起こして倒れちゃったし」


 思わずため息が出る。俺はチート魔女に手違いで召喚されたらしい。


「……だから、勇者の召喚魔法陣に含まれてると思う【自動翻訳】の付与もまだしてなくてね? 今のままだと陽太とこの世界の人で言葉が通じないの。【情報魔法】の[翻訳空間(トランスレートスペース)]が使える私の近くにいれば問題はないんだけど」


 言葉が通じないとかなんてハードモードだよ。

 ただ今まで召喚した動物の死因を調べる過程で身体能力上昇や成長率増加は加えたと言われたから、言葉さえどうにかすればハードモードも抜け出せるかもしれない。

 帰れないなら怒ってもしょうがないと我慢してたが、この世界でどうにか生活しないといけない以上無責任に捨てられたりするのは理不尽なので怒りの感情を少し込めて尋ねる。


「で、勇者じゃない俺はこれからどうすればいいんだ?」

「大丈夫、召喚の責任をとって私が面倒を見るわ。もちろん、訓練も行って――」


 一応悪い人じゃないみたいなのは良かった。でも強くなる一択なんですか? 普通の職業という路線はないんですか?


「――冒険者として生きていけるようにするわ」


 あ、冒険者あるんだ。……じゃなくて、強制なんですかちょっと?

 まあいいか。どうせファンタジーの世界ならファンタジーを楽しまないとな。冒険者ならそれにピッタリだろ。少年心が疼くぜ!

 待ってろ! 俺の異世界ファンタジー生活!




「最後にステータス、スキルと魔法の話よ」


 そうでした、まだ説明終わってませんでした。重要なことですね、はい。


「まずステータスだけど、レベルがあるのはわかってるんだけど、まだ数値化ができてないわ。あと身体能力とかも。できたのは体力と魔力量、あと麻痺とかの一部の状態異常だけね」


 しかも体力と魔力量は固定のゲージでしか確認できず、魔法を使用した時などの減り具合で最大値を測定するとか。不便な。

 ついでに魔力についてだが、これは魔法に使う以外にも身体能力を上げたり、剣に纏わせて威力を上げたりといったことができるそうだ。獣人が魔法をほとんど使えないのに魔力量が純人と変わらないのはそういうことに使うからだろう。

 また魔力は人それぞれ微妙に異なり、例えば相手の魔法に干渉して自分の魔法として使用するといったことはできないらしい。発動を封じることはできるみたいだが。


「次に、この世界では大体の技能はスキルとして確認することができるわ。【剣術】とかの戦闘系から【料理】とかの生活系までね。そして魔法もスキルよ」


 大体というが、例えば走ったり跳んだりと身体能力によるもの、五感、知能などはスキルではないらしい。【身体強化】とかのスキルはあるみたいだが。

 当然スキルの種類はかなり多く、魔力使用の有無がある他、スキルの使用に条件が付くものもあるとか。


「スキルはレベルがあるものがほとんどで、5まで数値化されているわ。そして個人ごとに各スキルの適性があるらしくて、大きいほどレベルが上がりやすいの。ただ、その適性をちゃんと確認する方法は今のところないのだけど」


 簡単に言ってしまえば才能だな。その後の補足によると、並の適性があればレベル2や3まで上がり、大きければ4で、5は天才。もちろん努力が必要なことがほとんどだと付け加えられた。


「スキルのレベルは専用の魔導具で確認ができるけど、確認したいスキルのレベルしかできず、所持スキル一覧を確認するようなことはできないわ。魔導具については後でね」


 小説だと相手のスキルを確認して戦ったりすることが少なくないが、この世界では無理そうだな。

 スキルのレベルは、例えば騎士団に入る条件の一つとしてレベル3以上の剣術スキルが必要だとか、飲食店を開く条件の一つとしてレベル3以上の料理スキルが必要だとか、そういったことに使うらしい。


「そして魔法。これもたくさん種類があるけど特に火や水といったものを操るのが属性魔法よ。スキルとしては【火魔法】【水魔法】といったところね」


 エルフが使いこなすって言ってたやつか。他にも風やら土やらがありそうだな。


「普通は詠唱によって集中を高めイメージを強くして、魔力をそのイメージ通りに操作して魔法名と共に発動させるんだけど、【詠唱短縮】や【無詠唱】といったスキルでその手間を省くこともできるわ」


 つまりこいつは【無詠唱】のスキルを持っていると。羨ましい。ただ【詠唱短縮】は普段から魔法を使っていれば比較的習得しやすく、詠唱の一部省略や魔法名のみでの発動ができるそうだ。慣れってやつか。


 魔法名は例えば【火魔法】なら[火球(ファイヤーボール)]や[火剣(ファイヤーソード)]など。イメージと一致してればいいので多少違ってもいいらしい。

 また[火剣(ファイヤーソード)]という魔法名で一度発動させると剣の形状は変化できないが、【無詠唱】のスキルがあると剣を長くしたり槍に変化させたりと、イメージ次第で自由自在に扱うことができるとか。そんな一種のチートである【無詠唱】の習得は滅多にできないそうだ。


「スキルもそうなんだけど、特に魔法はスキルのレベルによって性能が決まっていて、例えばレベル3のスキルはレベル2以下には調整できるけどレベル4以上の性能は出せないわ」


 まあ当たり前だよな。魔法なら低レベルでも魔力量次第でゴリ押しできそうだけど。

 因みに現状の最大値であるレベル5はその限りではないらしい。果たしてカウンターストップはあるのだろうか。


「あと【火魔法】での温度上昇と【水魔法】での水温操作というように別の魔法スキルで似ている効果を発揮できることもあるし、例えばなんだけど【光魔法】に[治癒(ヒール)]とかの回復魔法があるのがそのまま【回復魔法】というスキルとして存在することもあるわ」


 ややこしくなってきたな。

 同じ条件なら【光魔法】の回復魔法と【回復魔法】スキルでの回復魔法は後者の方が性能が良いそうだ。一部を抜き出して特化させた感じか。


 気になっていたので質問してみたが、洞窟での消える出入口は【感覚魔法】の幻覚系の魔法でそう見せていて、ドラゴンの消失や紙やペンの出現と消失は【空間魔法】の[道具空間(アイテムボックス)]で出し入れしたとか。

 アイテムボックスとはこれまた定番だな。是非とも欲しい。


 だがしかし。

 ルナは気不味そうに言った。


「大体のスキルって適性がゼロで習得できないことがあって、適性の大小はわからなくても有無は確認できるんだけど、魔法は適性ゼロのことが多くて、純人なら二つ三つに適性があればいい方。更に珍しいものほどほとんどの人に適性がないの」


 適性があるかどうかは確認できるのか。

 後で聞いた話だがスキルのレベルも適性の有無も確認用の魔導具はしょっちゅう使えるものでもなく、片っ端から調べて一覧にするようなことは難しいらしい。ただ、適性の有無は『魔法スキルのどれか』など大まかな条件の指定ができるとか。便利なんだか不便なんだか。


「そしてここで一つ問題があって、違う世界から来たからなのかはわからないんだけど、勇者は全ての魔法スキルの適性がゼロなの。勇者召喚の魔法陣に【光魔法】の付与があると思うのもそれ以外の魔法を全く使った勇者がいないからよ。こっそり確認してみたけど、陽太にも魔法スキルの適性はなかったわ」

「は?」


 なん……だと……?


「い、いや、召喚時に付与できるっていうなら別に今からでも……」


 少し震えた声で聞いた問いにルナは小さく首を振って答える。


「あれは召喚の魔法陣との相互干渉によってできたことなの。基本的にスキルを人に与えることはできないわ」


 そんな……魔法使ってみたかったのに……


「だ、大丈夫よっ! 魔法以外にも魔力は使えるし、魔導具もあるから!」


 励ましてくれるが立ち直るにはもう少しかかりそうだ……


「……そういえば魔導具ってなんだ?」

「あ、魔導具は、スキルや魔法の効果を発動できる道具で、魔力を与えたり自動で吸収したりして使用するものがほとんどよ」


 だから俺でも使えるということか。

 聞けばこの家にも魔導具があり、風呂などもそうらしい。それどころか畑も含めた家全体がダンジョンコアから作った魔導具で、その自動管理機能のおかげで掃除の必要もないとか。おまけに防犯機能付き。定期的に魔力を与える必要があるが限界まで与えれば数年は大丈夫だそうだ。

 ……ダンジョンもあるのか。まあ今は詳しくはいいか。


「これで今日の説明は終わるわね。冒険者とかについてはギルドで説明してもらうわ。最後に質問はあるかしら?」

「……ないかな」


 魔導具を使えると聞いても魔法を使えないショックの方が大きく、質問なんてどうでもよくなっていた。




 その後風呂に入ったとき石鹸とかがなく、どうするのかと聞けば、湯船に浸かっているだけでいいそうだ。魔導具によるものだそうだが具体的にどんな内容だったかは聞き流していたので忘れた。それよりも無駄に大きく銭湯レベルなことの方が気になる。

 ついでにトイレは洋式だった。トイレットペーパーはあったが、このトイレも魔導具らしく、スイッチを押せば綺麗にしてくれるのであまり使わないらしい。下水道とかないと思うんだがどこに行くんだろうか。


 風呂から出た後、ルナの案内で今日から俺の自室になった部屋へ。位置はルナの部屋の隣。中はただの机とベッドのみ。

 百七十台の俺より少し背が低く女性としてそれなりな体型のルナが一人暮らししていたこの家に俺が着れそうな服なんてなかったので学生服――白の半袖シャツに黒いズボン、風呂から出たら綺麗になっていた――のままベッドに倒れこみ、年頃の女性――見た目だけだが――と一つ屋根の下だということも忘れて眠りの世界に落ちていった。

次回予告


陽太「次回は新キャラ登場!」

? 「はじめまして、私は――」

陽太「わー! ダメダメ! まだ自己紹介しないでー!!」

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