意味無し
白い女をどうしてしまおうか
淡くぼやける憎き女
私をみる女
私の事など知らぬくせして
私の名残を探し出す
本の装丁などに気をとられて
題字を見捨て
ページを忘れる
空気を震わせ
たまごをかち割る
それはあの女の特性だ
意味のない事など無いのだと
無意味に呟く
生きない女
月の照り返しのひかりを
浴びることで
言葉を紡ぐ
音節を
消えてしまえ
消えてしまえ
消えてしまえ!
白い女
憎い女
憧れ
昨日の
明日の
嘘
音
歌
述べられる
たまご
幼子
それは
それは 何