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夏生詩集3

愛らしい命から

作者: 夏生

その手を放さないで

その思いを止めないで

眼差しを逸らさないで


ひとりぼっちにしないで


愛らしい命は

笑顔でどこまでも行ってしまうから

獰猛な眼に捕らわれていることに

気づかずに

可愛らしい笑みを浮かべながら

どこまでも行ってしまうから


その手を放さないで

その思いを止めないで

眼差しを逸らさないで


愛らしい命の

そばにいられなくとも

思いだけでも

緩めないで忘れないで

見えないものでも

愛らしい命を守ることはできるから


ひとりぼっちにしないで










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― 新着の感想 ―
[一言] この詩を読んでいて、神戸の小1女児殺害の事件を思ってしまいました。 あの時目を離さなければ、あの時一緒にさえいれば、親御さんのそんな思いが、痛く胸に突き刺さってきます。
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