“この事は誰にも絶対に言わないでね”とある女性に言われた僕は、、、?
“この事は誰にも絶対に言わないでね!”
僕はある女性にそう言われる。
僕の初体験の女性が彼女だった。
僕はまだ中学2年生で、それまで彼女も作った事がない奥手の男の子だった。
でも? この女性が僕の前に現れて、“僕は童貞を捨てる事となる!”
・・・女性との出会いは?
10年ほどずっと僕の家の隣は空き地だった。
それまでは老夫婦が住んでおり、うちの家族とも仲良くしてくれていた。
でもある時、おじいちゃんの方が階段を踏み外し歩けない体になってしまい
そのまま老人ホームに二人して入る事になった。
僕は近くにおじいちゃんおばあちゃんが居なかったから、凄く隣の老夫婦を
慕っていたし、よくお隣さん家に遊びに行っていた。
僕が遊びに行くと? 老夫婦は喜んで僕を家の中に入れてくれて、
お菓子や晩ごはんをご馳走してくれた。
僕の両親は共働きで、僕が学校から帰っても家には誰も居ない!
僕の面倒を見てくれる老夫婦に僕の両親も感謝していたに違いない。
*
あれから10年! 僕の隣に新築の家が建った。
隣に引っ越してきた夫婦は結婚して5年目の夫婦らしく。
とってもカッコいい旦那さんと綺麗な奥さんだった。
まだ若い夫婦で、旦那さんは僕と直ぐに仲良くなって公園で二人で
キャッチボールをする事もあった。
晩ご飯も、旦那さんに誘われて奥さんの手料理を食べさせてもらう事
もあったんだ!
うちの家では、絶対に晩ごはんに出てこないようなオシャレな料理が
ズラリとテーブルいっぱいに並べられる。
美味しい奥さんの手の込んだ晩ごはんを食べられるのが僕は嬉しかった。
・・・でもある日、奥さんが僕に一人で家に来てほしいと言ったんだ。
僕は奥さんの言葉をそのまま受け止め、隣の家に行く。
旦那さんは仕事で家に居ない。
僕と奥さんの二人きりだった。
この夫婦は、結婚して5年になるらしいのだが子供が居ない!
どちらかが子供がデキない体なのか? 不妊治療もしていたらしい。
でもその日、奥さんが居る時に家に病院から電話が鳴る。
子供がデキない原因は? “旦那さんが無精子症だったからだ!”
その事を知った奥さんが、あまりにもショックで一人で居るのが辛い
から僕を呼んだとこの時、奥さんの口から聞いた。
誰かに話を聞いてほしかったのかな?
その後、奥さんが僕に強引にキスをしてきた。
『えぇ!?』
『旦那は、無精子症なの! 旦那との子供はもう無いと思うわ!』
『・・・で、でも、なんで、僕が、』
『“君はまだ若いから! 元気な子供が産まれると思うの!』
『でも、こんな事は僕は良くないと思うんだ。』
『そうね、良くない事ね! でも例外もあるのよ。』
『“例外?”』
『私も旦那もどうしても子供が欲しいの! お願い私に協力して!』
『・・・で、でも、』
『大丈夫! 私がリードするから。』
『・・・ううん。』
・・・僕はこの女性に言われるがまま、奥さんと体を重ねる。
終わった後、奥さんが僕にこう言った。
『この事は誰にも絶対に言わないでね。』
『ううん。』
・・・その後、奥さんの妊娠が分かる!
“僕と奥さんとの子供だ!”
まさか? 旦那さんも子供が僕と奥さんとの間にデキた子供だとは思って
もいないだろう。
不妊治療はその後、何度も行われたらしいが妊娠したかは奥さんしか分から
ない事だし、この事は二人だけの秘密だった!
*
・・・そして僕も18歳になり、ずっと居た実家を出る事になった。
隣の子供は僕にどこか似ていて、可愛い女の子だ!
彼女はもうすぐ4歳になる。
僕は隣の女の子が僕の子だと思いながらも家を出る事に決めたんだ!
【僕は僕の未来がある!】
この子は、“旦那さんと奥さんとの子供としてこれからもスクスクと
成長していくのだろなと僕はそう思っている。”
僕は新しい世界でやっていく!
“東京という、大都会でね!”
最後まで読んでいただいてありがとうございます。