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貴方と時を歌いたい 長命種の願い  作者: らるらるら
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宅配便でーす!!!!!

サンマが美味しい

落下感の後、目を開けるとそこは、高い山の頂上にあるカルデラの淵の岩の上だった

寒い、とてつもなく寒い、そんなことよりライはどこにいるのだろうか…?


下を見やると真ん中にこんもりと岩が積まれたような箇所があり、そこに扉が付いていた


ああ、あそこかぁ…遠いなあ…

てか小さくない?住んでるの竜…なんだよね?

私が知ってる竜ってもっとバカでかいんだけど

某国民的狩りゲーのラオ〇ャンロンくらいからダラ・ア〇デュラくらいのイメージなんだけど…違うの?


強化された身体能力を駆使し、扉の前までいき、扉をノックした


こんにちはー!!!!宅配便でーす!!!!!

じゃねーよバカ、気を取り直してもう一度

こんにt…

「はーい、今行きまーすー」

ええ…なんで宅配便でーすで出てくるのよ…

「あっ、ハンコ忘れた!取ってくるからちょっと待っててくださーい!」


玄関らしき扉の奥からなんだか間の抜けた足音と声が響く

どうやらハンコを忘れたらしい…


って私は宅配便の運ちゃんじゃねえ!


なんてセルフでツッコミを入れていると扉が開き、本人(本竜?)が出てくる


人間サイズだ…というかその…綺麗な人…


出てきたのは背が高く、長い黒髪と黒目、のお兄さんだった


めっちゃこう、ジャパニーズ引きこもりっぽいオーラも出ているのは気にしない


「いやー、ごめんなさい!私強いからサインとか書いちゃうと呪力発生しちゃうんでこのハンコじゃないとだめなんですよー、これ古竜の辛い所ねー…」

「あのー…お荷物は?」

いや、あの、その…荷物は…ないです

「えっ?」

だから…その…宅配便の行は嘘で…

「えっ…?もしかして悪質な訪問販売とかって奴ですか!?すごい!最近はこんな辺鄙なところまで来るんですね!!!でも残念でした!!私は今お金ありません!!!!帰れ!!!」


バタンッといういかにもありがちな音と共にドアは閉められてしまった


あっ…どうしよう…閉められちゃった、私ライに会いに来たのに…

くだらない冗談で呼んだせいで…

とりあえず神にでも相談して…

てか寒い…って今更だけど雪降ってる…

とりあえず今日はなんかもう会えそうにないし…

明日また出直すか…

かまくらでも作って一夜をやり過ごすとしますか


雪の積もった箇所を掘り、ブロック状に固めた雪を積み上げていき

最後は貰ったチートのうちの一つから魔法で水を出し、表面に振りかけて表面を固めて簡単なかまくらを作る

かまくらは壁として使う雪の層に空気が含まれて

ふぁー、落ち着いたなあ、火魔法は雪溶けそうだから使いたくないし、一応ベッドも作ったしここで明日まで寝るとするか…寒い…寒い…眠い…眠…


強化はされたがやはり寒いものは寒いらしい

私は寒さを布団にすぐ眠りについてしまった


そのかまくらに忍び寄る影、一つ

でも肉が食べたい

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