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やわらかな時間  作者: なな
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自分が、こんなに人を好きになれるなんて・・・

初投稿です。

今日の朝ごはん、というか昼ごはん。ベーコンのカルボナーラとサラダ。ベーコンの塩気が効きすぎていて、少ししょっぱかった。


彼が眉間にしわを寄せているが、文句も言わずに黙々と食べる。


「ごめんなさい。しょっぱい?」

塩を足したのがいけなかったかな・・・


「いや、うまい。」

顔をあげた彼と目が合った。それだけで赤くなってしまうわたしは、本当にこの人が好きなんだと自覚してしまう。


彼は無口だけど、私に話しかけるときはいつも大きく口を開けて、ゆっくり話してくれる。まるでわたしの一番ほしい言葉を分かっているみたいに。


横に並んでいるときは、いつも私の左側にいてくれる。補聴器の付いた、私の左耳に顔を寄せて話してくれるのだ。


中二の春、私は交通事故でほとんどの聴覚と、母をなくした。

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