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女神様の娘になりました。  作者: 峠岬 嶺
第6章─賑やかにレッツゴー♪ 街中散策も、楽しいイベントでっす!
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お土産とお祭り? 楽しい会話も、多人数だと騒がしい?

只今、戻りました。

「あい、どーじょ♪」


 悪者さん達の処遇を一通り聞き終えて、只今お土産配布中です。

 仕立屋さんに寄る前に、モル兄宛にもお土産を購入してました♪

 お菓子屋さんの露天販売で、焼き菓子の“お好み詰め合わせ”をやって来ました。


 大きさの違う三種類の箱から1つを選んで、十種類以上の焼き菓子の中から、好きな様に組み合わせて詰めるのです♪

 ぁ、箱詰めは、店員さんがやってくれます。

 私が選んだのは、一番大きい箱。

 全種類2個ずつ詰めて貰いました♪


「あらあら、良いの?」


「あい♪」


「私達皆で選んで、ユナがお小遣いで買ったのよ♪」


「ギルドで待ち合わせするなら、ギルマスにお土産持ってくって言い出して、お金も自分で出すって折れなくてなぁ…」


「…ユナ…意地っ張り…」


「ちがうもん! いじっぱりじゃないもん!」


 む~。

 確かに、お会計の時は、お店の人が苦笑する程主張はしましたよ?

 でも、意地を張った訳じゃないもん。

 大量のお金を、還元したかっただけだもん。


「ふふ。そうだね。自分が言い出したから、自分で最後まで責任を持ちたかったのかな?

 ユナは、何にでも、一生懸命だね」


 いえいえ、お父さん。

 誤解ですよ?

 そう言えば、なんだかんだと楽しすぎて、所持金の総額を伝えてなかった気が……。


 ………。

 うん。

 早目に申告しときましょう。


 ぁ、でも、帰ってからの方が良いかな?

 序でに、出来れば所持金の大半を、お父さんに預かって貰いましょう♪

 大金を持ってるのは、流石にちょっと怖いです。

 現実逃避して所持金総額の大きさを、記憶の彼方に放って置くのも、そろそろ限界ですしね♪



 *~*~*~*~*



「そう言えば……あんた達。新年の祭りには参加するの?」


 持参したお土産を、追加のお茶菓子として出してくれたモル兄が、お父さん相手に、今までと全然違う話を振りました。


「う? おまつゅり?」


「あぁ、そう言えば、あと二月(ふたつき)程で、今年も終わりでしたね」


 私以外の皆は、モル兄の言う“新年の祭り”に、思い当たる物がある様で、各々頷いたり、顔を見合わせて笑いあったりと、既に若干楽しそうです。


「あら? ユナちゃんは、聞いてない? 毎年、年明けから1週間、大きなお祭りがあるの。

 ほら、1年の始まりは、必ず雨でしょ?

 その雨が降り続く間、新しい年の田畑や森の豊作、海の豊漁を祈り、友人知人家族の健勝や、自身の健康を願って、女神様達へ様々な供物を奉納をするの。

 本来は、神様へ感謝と宣誓をする神事だった筈なんだけど、前年に作った物品や、学んだ事の成果──舞や歌なんか──も、奉納するから、何時の間にか、大規模なお祭りみたいになったのよ」


 成る程。

 前の年は此処まで出来る様になりました。

 新しい年では、これ以上の上達を目指しますって、宣誓するんですね♪


 あれ?

 それって、所謂“背水の陣”?

 でも、皆さん楽しそうです♪


「おうた、うたうの?」


「ん? ユナ、歌いたいの?」


「あい」


 フォーレお姉ちゃんに聞かれて、即答します。

 皆で合唱とか、楽しそうですから。

 身体を動かすのは苦手ですが、音楽は割りと好きなのです。

 お姉ちゃん達と合唱……やってみたいけど……。


「なら、練習するか!」


「…練習…する…」


 私の返事に、ラメル姉さんとリュニベール姉様が、即座に練習を提案してくれました。

 良いのかな?

 良いなら、目一杯頑張りますよ~!


「僕等は、ここ数年、魔物の素材を奉納してるよ」


「まぁ、魔獣化した魔物の素材や、腕比べで負かした相手の得物(武器)だけどな」


 お~。

 お兄さんズは、お父さん指導の元、ガンガン強くなってるんですね!

 お祭りの時に、奉納する素材を見せて貰いましょう♪


「ん~、君達には、そろそろ鍛冶を覚えてもらうべきかなぁ。

 自分の武器くらい、自作出来た方が良いでしょうしねぇ」


「「はいっ!?」」


 お父さんの提案? 宣言? に、お兄さんズが不思議な返事をしてます。

 声が裏返ったのか、可笑しな発音でしたよ?


「…ぼくが…教え…る?」


「そうだねぇ。まぁ、基礎は私が教えるよ。それが終わったら、ベルにも指導をお願いしようかな」


 ベル姉様がお父さんの言葉に、先生役の必要性を問いました。


 そう言えば、姉様は物造りに影響力のある女神様でしたね。

 お母さんからも、物造りは姉様に、調薬調合はフォルお姉ちゃんに、護身術はラル姉さんに教わる様に言われてますし。

 勿論、お勉強は3人+お父さん、お兄さんズが見てくれてます。


「へ? ベルって、鍛冶仕事出来るのか?」


「…出来る…。…物造りは、得意分野…。…でも…魔道具製作のが…好き…」


「ベルは、物造りの天才だぞ? 自己主張しないだけで、武器防具から魔道具、装飾品なんかも、サクッと手作りしてるぞ」


「そうね。ベルの造る物は、どれも一級品よね♪」


 エディ兄さんの疑問に、お姉ちゃん達が当然の体で答えます。

 あぁ、うん。

 天才で通すんですね。

 女神様だからとは、言えませんよね。


「ベルねぇしゃま、しゅごいの~♪」


 姉様の腕前を思い出して、素直に絶賛した私に、その場が混沌と化しました。

 ベル姉様は嬉しげに微笑み、フォルお姉ちゃんとラル姉さんは「私〈あたし〉だって凄いよ〈ぞ〉」と私に迫り、お兄さんズは何故だか闘志を漲らせ、お父さんはそんなお兄さんズを牽制してる?

 モル兄だけは、“我、関せず”とお茶を飲んでますね。


 ………。

 なんでしょうねぇ……この状況。

 まぁ、取り敢えず、私も私らしく、美味しいお菓子を堪能してましょう♪

ちょっと話が別方向へ跳んだかな?

いや、閑話的雰囲気になっただけだよね?

大丈夫デスヨネ?

σ( ̄∇ ̄;)


自信無いデス。


ストック……貯まらなかったよ。

またもや、ギリギリ投稿で、頑張らねば。

いや、頑張ります!

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