始まりに続く祈り…。『起きてください』
後半、何故だか、お胸様の話に…。
下ネタとしては、軽いかな? とは思います。
苦手な読者様には、申し訳ありません。
ちょこっと跳ばしてください。
【管理者】達の相談の回です。
読まなくても大丈夫とは、宣言出来ません。
が、そこだけなら、跳ばしても大丈夫です!
3人への通達と説明を終え、再び結愛さんの元に戻って来ました。
3人にも、気持ちを整理する時間は、在って然るべきですから。
さぁ、私は、サクッと器(転移体)を創りましょう♪
どんな感じにしましょうか。
前の世界と同じままでも良いのですが…。
どうせならば、【転移】よりも、本来の【転生】を擬似的にでも、体験させてあげたい。
それなら、容姿は変えるべきですよね?
「なぁ、治ったか?」
「シア、あの子大丈夫そう?」
「ん? 転移体創るの~?」
「手伝うか?」
「君達……まだ居たのかい。ここに居るなら、シアの邪魔はしない様に。
邪魔をしたら───分かってるよね?」
何でしょう…。
ラズヴェルトが、引率の教師か、保父さんの様です。
相変わらず、ラズは感情制御が上手ですね。
楽しそうに笑顔を浮かべながらも、『自分は怒っているぞ!』と匂わせる雰囲気作りが、完璧です。
それでいて、世界を造り出す程強い感情は、自身の内でゆっくり解くのですから、安心して傍に居られます♪
「邪魔はしねぇよ」
「そうよ、邪魔はしないわ。だから、多少口出しするくらい良いじゃない!」
「転移体造りなら~、簡単だもんね~」
「出来るなら、償いをしたい」
「1番償いになりそうなのは、感情制御を上達する事だと思いますよ?
彼女の様な被害者を、再び作らぬ様に、精進するのが先じゃないんですか?」
「私もそう思います。…ですが、今は意見をくださいますか?
結愛さんにも、【転生】を擬似的にでも、体験させてあげたいので、転移体の容姿を変えようと思うのです。
どの様な容姿が良いでしょう?」
クラウディアにおいて、一般的なものが良いかしら?
それとも、上流階級に多い、整ったものが良いかしら?
他種族の特色を加えるのも良いかも?
「一般的なのがいいんじゃね?
良くも悪くもなければ、面倒事に巻き込まれたりもしないだろ」
「あら、やぁねぇ。相手は女の子よ?
可愛くて、モテモテになる様に、ちょっと整えたのが良いわよ♪」
「ん~、性別換えないの~?
なら、他種族の特徴が混じるくらい~、遊び心が在っても良くない~?」
「私的には、凛々しいものが良いと思うぞ」
「………(どうしましょうか…)」
「…シア、彼女は君の【眷族】になるよね?
それなら、君に似せてみるのは、どうかな?
選択は彼女に委ねて、先ずは提案してみたら?」
私に似せる?
………。
良いかも知れません。
結愛さんは、私の容姿を気に入ってくださっていた様ですし。
けれど、全く同じでは、嫌かも知れませんね。
「…そう…ですね。全く同じにはせずに、似せてみましょうか。
失敗しても、創り直しは可能ですし、嫌な様なら変更すれば良いですものね♪」
「なんだ? フェリシアに似せるのか?」
「あら。それも素敵ね♪ 少し変えるだけなら、髪や瞳、肌の色を変えるのなんかが簡単よね」
「体型や髪質~、声を変えるのも~アリだよ~。獣人族の特徴なんかも~可愛いよね~」
「子供の姿なら、完成された大人の容姿では、違和感が目立つぞ?
少々崩して、幼さを強調すべきだな」
「あ~、庇護欲に訴えるのは~、基本だねぇ~♪」
皆さん、好き放題な意見交換…ありがとうございます?
ん~。
私の考えと、ほぼ変わらない意見ですね。
なら、取り敢えず、私の容姿をそのまま縮めてみましょう。
転移体を造るには、5年程を要します。
イメージを固めて、精神体に干渉してみましょう♪
【治療】は終えていますから、大丈夫な筈です!
ん。これで良し♪
「………。取り敢えず、無難に。
色は変えずに、髪質を変えてみましょう。
それだけでも、印象は変わりますし。
他種族の特徴を足すと、違和感が増し過ぎて、自身の容姿に忌避感や嫌悪感を抱く可能性がありますね…───却下で。
ぁ、確かにこのままだと、子供としては違和感が…。
目鼻立ちを少し崩しましょうか」
配置はそのままで、目や鼻の大きさや高さを調節して…。
これでどうでしょう?
………。
ん。良い感じですね♪
「出来ました♪ こんな感じで、良いですよね?」
「ぁ、あとは、胸の大きさとかは?
女の子なら、体型的に大小様々に憧れがあるんじゃない?」
「───その辺は、成長過程で決まるはずですよ?」
「遺伝ってモノが、あるじゃない♪ 私はツルペタだから、シアみたいな巨乳に憧れるわよ?」
そうですねぇ。
……お胸……。
私は、割りと大きい方ですが、コレって肩が凝るのですよね…。
動くのにも、邪魔ですし。
憧れているのは、『適度な大きさで、形の良いお胸』です。
元の結愛さんが、理想に近いのですよね…。
「……女同士の会話は、遠慮が無いな…」
「あはは~。だね~」
「まぁ、俺達男にとっても、『母なる象徴』は浪漫っちゃあ、浪漫だよな!」
「? そうですか? 私は、シアがシアであるのでしたら、体型は気になりませんよ?」
「ラズ。そりゃあ、持てる者の余裕だろぉが!」
「羨ましいですね…」「だね~♪」
男性陣が、何か話している様ですが、結愛さんの器のイメージは、これで一応完成ですね。
イメージ通りに器を創って、クラウディアの知識や、魔素を馴染ませて、環境に適応させましょう♪
精神を馴染ませる前に、一度結愛さんを起こして、器の確認と説明も必要ですね。
*~*~*~*~*
ベッドに眠る、小さな結愛さんが愛らしいですね。
覗き込んでいたら、結愛さんがゆっくりと目を開けた。
「おはようございます。結愛さん。」
驚かせない様に、静かに微笑んで、目覚めの挨拶を紡ぎます。
「…おはよう、シア。」
この話で、漸く『序章3話目』辺りですね。
といっても、冒頭に追い付いたくらいです。
長いなぁ、シア様視点…。
(-""-;)
もう少し、お付き合いの程、宜しくお願いしま~す♪
(*・∀・*)ノ
………。
只今、『新しい物語』の主人公が、作者の頭を侵略中…。
ユナちゃんを連れ去り、自分の物語を構築して行きます…。
……何だコレ……。
(´д`|||)
『女神様の娘…』を書きたいのに、『新しい物語』のストックばかりが増えてゆく…。
『女神様の娘…』を2話書く間に、『新しい物語』は、4話完成…。
σ( ̄∇ ̄;)
私は、シア様視点を書き上げたいんじゃ!
(#ノ`∧´)ノ~┻━┻
ぅわぁぁぁぁぁん!
誰か助けて~
。・゜゜(ノД`)