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女神様の娘になりました。  作者: 峠岬 嶺
第5章─森のお友達♪ もふもふ、スベスベ、どんとこいです!
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1日の終わりは、お母さんの声で。お友達報告と、次の約束♪

うわぉっ!?

ギリギリ投稿です。

……あれ?

書く時間、1日多かった筈なのに…。

何故にギリギリ?

『お母ぁ~さぁ~んっ、聞いて、聞いて!』


 お風呂上がりの高揚のままに、お母さんの女神像に突撃する勢いで、本日夜の報告です!


『ユナ? どうしたの?』


 不思議そうな優しい声が聞こえて、いつも通り気持ちが少ぉ~し落ち着きました。

 まだまだ、衝撃から来る高揚感は、抜けきってないですけどね?


『お父さんが兎さん!』


『兎さん?』


『そう! 真っ黒、垂れ耳、ロップイヤー!』


 いや、今日1番の驚きでしたよ…。

 うん。

 直前にあった、竜族リムの人化も飛んじゃうくらい、お父さんの兎姿は驚きでした。


『ちょっと待ってね? ………あら。あら、あら、まぁ♪

 ラズが可愛いわ♪ あら? うふふ。ユナとフォーレも兎さんなのね♪』


 神域では、クラウディアでの営みを、“窓”と呼ぶ大きな姿見のような鏡で、覗くことが出来るそうで、お母さんも時々それを見てるんだって。

 今も“窓”を覗いたのか、私やお姉ちゃんの装いが分かったらしい。


『うん。お揃い♪ ぁ、お母さん! お友達! お友達出来たよ!』


 そうでした!

 お揃い繋がりで、1番報告したかった事を思い出しましたよ!


『? あぁ。この子ね? 早速お泊まり会なのね♪

 あら? この子………竜族?』


 窓に映しているのが、私達のお部屋らしく、リムの姿も見えたみたい。

 ちゃんと紹介するのは、もう少し後になっちゃうけど、初めて出来たお友達だもん、出来るだけ早く報告したかったんだよね。


『そう! リムっていうの! 竜の姿もね、人化した時と同じで、綺麗な深紅の鱗に、キラキラ紅茶色のお目めで、すっごく可愛いの♪』


『そう。初めてのお友達ね。

 近い内に、ちゃんと紹介してもらいたいわ。

 今年の内はもう無理だけど、来年の早い内に、またそちらに降りるから、その時は紹介してね?』


『うん!』


 わぁ♪

 またお母さんに会えるんだ!


 うわぁ。

 何しよう? いつ会えるかな?

 今年はもう駄目でも、新年を迎えるまで2ヶ月ちょっと。

 ほんの少し我慢すれば、ちゃんと会えるんだもん、大丈夫。

 お母さんに会えたら、リムを紹介して、ピクニックもしたいし。

 教えてもらいたい事も、いっぱいある!

 ぁ、お母さんとも“お揃い”してみたいなぁ。


『今日はね、色んな事があったよ♪ 朝はいつも通り家事を済ませて───』


 朝からの行動や、出先で会った動物達、そこで起こった事や、リムとの出会い。

 お母さんとのお話は、どうしても時間を忘れちゃう。

 最近は、話してる途中で、寝落ちする事も何度か。

 それでも、朝と夜のお母さんとのお話は、私にとって何より楽しみな日課です♪



 *~*~*~*~*



『また明日。おやすみなさい、ユナ』


『はぁい。おやすみなさい、お母さん』


 お話の最後は、いつもちょっとだけ寂しい。


 だけど、お母さんの声を毎日聞けるのは、素直に嬉しいです。

 クラウディアに来た当初は、お母さんには、もう会えないなんて思ってたけど、3ヶ月に1度くらい、短い時間とはいえ会えるし、お姉ちゃん達やお父さん、お兄ちゃん達も居てくれます。

 レグルス達だって、私を守ってくれるって言ってました!


 寂しく感じる事はあるけれど、ずっと寂しいだけじゃ無いから…。

 “また明日”が言えるんです♪


【神託】の効果を切って、ベッドへと戻ります。

 奥から順番に、リム、私、フォーレお姉ちゃん、お父さんが横になります。

 いつもは小さくなって、それぞれの寝床に寝てるレグルス達も、今日はちょっと特殊。


 レグルスは玄関ホールで、倉庫の中の悪者さん達を逃がさない為の見張りを。

 アルタイルも、レグルスとの交代要員として、リビングルームの止まり木で頑張るそう。

 シリウスだけは、私達と同じ部屋にいるけど、小さくはならずに、ベッドに寄り添う様に、床に寝そべってます。


「さぁ、明日は街に行きますよ? 早く休んで、体調を調えてください」


 ベッドに入った私達に、お父さんが優しく声をかけてくれます。


 明日は、悪者さん達をラディオールの街まで運んで、衛兵さん達に引き渡し、冒険者ギルドで事情説明もしなきゃです。

 晩ご飯をあげていた間に、悪者さん達の事情も少しだけ聞き出したんですが、悪者さん達は冒険者でした。

 とある事情で、竜族の捕獲を依頼されたそうです。


 話を聞いたお父さんは、笑顔をより一層輝かせて、辺りの気温をガッツリ下げてました。


 こ、怖かった……。

 今、思い出しても、ちょこっとガクブルしますね。

 我が家の家族は、怒らせてはいけません。

 お父さんだけでなく、お母さんやお姉ちゃん達、レグルス達までもが、ひっそりじんわり怒りを蓄えるタイプみたいですもん。


「3人とも、おやすみ」


「「「おやすみなさい」」」


 眠りを促すお父さんの声に、私はリムとお姉ちゃんと手を繋いで、大人しく目を閉じます。

 明日は久し振りに街へのお出掛け。

 明日もまた、楽しい1日であります様に…。

スミマセン。

ちょっと短いですが、取り敢えず一段落。

次章へ続きます。


あと2話ほど投稿したら、再びお休みしますね~。

ストック貯めたい。

(-""-;)

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