何と無く打ち解けた悪者さん? まだまだ笑顔なお父さんと、蚊帳の外な私。
間に合った~。
ギリギリなので、ちょっと短い上に、説明文が大量……。
相変わらず、お馬鹿仕様でスミマセン。
コレでも頑張ってますので、許してください~。
m(。≧Д≦。)m
結論。
魔法操作は難しい!
カトラリーに魔法をかけて、あ~んとお口を開けた人に、シチューを運んでもらうのは、雛鳥の餌やりを彷彿させます。
バターロールは小さめに千切って、シチューの合間に魔法で、お兄さん達の口元へと運びます。
生春巻は、一口サイズで作ったので、これもパンと同じ様に、魔法で運ぶ。
魔法操作を駆使して、4人分を別々のタイミングで行うのは、思ったよりも難しく、魔法操作だけでなく、魔力制御の練習──制御を失すると、ちょっとした惨事。口じゃなく鼻に食べさせたり、口に詰め過ぎて窒息とか(…拷問?)──にもなりそうです。
「おにぃさん、ごめんなしゃい…。じょうずにできなくて…」
何度か失敗して、悪者さん達の口に目一杯詰めちゃったり、狙いが外れて溢したり、食べさせられる方にしてみれば、悲劇的な晩ご飯になっちゃった…。
「い~って、旨かったし。
お前等くらいのガキが相手じゃ、失敗するのは予測済み。
お前の姉ちゃんよりゃ、マシだしな…」
私が担当した4人のお兄さん達は、こくこくと頷いて、私の失敗を赦してくれました。
お父さんが入口でにこやかに見張っているせいか、悪者さん達は思いの外素直です。
「お前の姉ちゃんは…容赦ねぇなぁ」
既に食べ終わって、ぐったりしている他の4人を見て、最後の一口を食べ終えたお兄さんが、フォーレお姉ちゃんの所行に、畏れ戦く勢いで引いてます。
お姉ちゃんてば、悪者さん達の口に、食べ物を次々と詰め込んで、味わうどころじゃない早食いを強要してましたから……。
私は魔法操作や魔力制御が甘いので、慎重に“食べさせること”を優先してました。
*~*~*~*~*
「さて、食事も終わった様だし、君達のやった事について、少々お話をしようかな?
ユナ達は、そろそろお風呂に行きなさい。
シアが待ってるだろうし、これ以上遅くなると、お話出来ずに寝ることになるよ?」
悪者さん達の晩ご飯の後片付けを終えたら、お父さんから注意が飛んできます。
周辺温度は少し回復してますが、まだまだ冷気が漂ってますね。
にっこり笑顔が恐いのは、我が家の常識となりつつあります。
私の家族は、一様にして、怒ると笑顔が輝きます。
見惚れるくらいに綺麗な笑顔なのに…。
ただし、臨界点を突破すると、表情が抜け落ちる。
美形の無表情は、人形みたいで、恐いんですよ!
まぁ、話を戻しまして、確かに。
今日は、なんだかバタバタしてた印象が強いし、いつもより疲れている気もします。
午前中は家事に勤しみ、お昼ご飯を挟む森の中ピクニック。
途中、アンデッドさんに遭遇した筈なのに、レグルス達が速やかに圧勝。
ボール代わりにして遊んじゃってたし。
一連の騒動が終わったと思えば、リムからの救助要請。
これまた、あっさりレグルス達が鎮圧。
けど、捕まえた悪者さん達の処遇に困って、お姉ちゃんが魔法で投げたり………。
…なんだろう…。
思い返すと、凄く濃い1日だった気がしますよ?
途端にどっと疲れが押し寄せて来ます。
「そだね。お風呂に行こうか、ユナ」
「シリウスとアルタイルも、2人と一緒に行ってくれるかな?
彼等の“お話”は、私とレグルスとで聞いておくから」
今日の事を思い出して、少し呆けていた私を、お姉ちゃんが心配そうに誘います。
お父さんに言われて、シリウスとアルタイルが近付いて来ました。
ずっと一緒に居てくれてたのですが、扉近くで見張り役の様に佇んでいたので、ずっと静かだったんです。
お兄ちゃん達は、先にお風呂に入って、既にお部屋に引っ込んでます。
悪者さん達のご飯の準備中に、お兄ちゃん達にも手伝ってもらえるのかと聞いたんですが、エディ兄さん曰く、「師匠がいるのに、俺達がいても逆に邪魔だろ?」との事で、早々に寝る準備を始めてましたからね。
クリスお兄ちゃんも、「手伝いたいけど、人数が多すぎるよ? 流石にお客さんを入れて人族が11人、レグルス達までいるんじゃ、ユナとフォルが小さくても、動きにくいからね」と、困った様に笑ってました。
そうですね。
確かにちょっと動きにくかったです。
まぁ、私達がお風呂に行けば、少しは広くなるはずなので、悪者さん達には、今夜一晩我慢してもらいましょう。
ぐるぐる巻きのままなので動けませんし、動かないなら、倉庫とはいえ、割りと広くはなってますからね。
ぁ、でも、お手洗いとかはどうしましょう?
疑問が浮かんだので、シリウスに聞いてみれば、その辺はお父さんとレグルスが、どうにかしてくれるそうです。
心配しなくて大丈夫だと、アルタイルも同意してくれたので、私は関知しない事にします。
大の大人が、3歳児に世話を焼かれ過ぎても、あまり気分の良いものでも無いと思いますし…。
取り敢えず、私はさっさとお風呂に入りましょう♪
お母さんが待ってます♪
ストック無しは厳しいですね…。
途中で投稿が止まる可能性を、先に宣言しておこう……。
後ろ向き作者に、広き慈悲の心を以て、「しょうがないなぁ」と、許してやってください…。
(-""-;)
一応、頑張ってるつもりなのに…。
ストックが貯まらず、ギリギリ投稿中です。
途中で力尽きても、打ち切りでは無く、いつもの投稿休止でありたいと思ってます。
急に投稿が止まっても、ゆったりお待ち頂けたら幸いです。
σ( ̄∇ ̄;)
取り敢えず、もうちょい頑張りま~す!
ε- (´ー`*)