悪者さんの環境改善? 巨大ミノムシさんを回収しましょう♪
投稿再開!
戻りました~♪
……フッ。
ストック増やせなかったぜ!
( °∇^)]
フヘヘ。
笑い事じゃ無いッスね~。
σ( ̄∇ ̄;)
リムに相談して、リムに酷い事をした悪者さん達を、巨大ミノムシさんのまま、薪貯蔵庫に魔法で運び込みました。
まだ春なので、薪は一切置かれておらず、倉庫内部は割りと広々と空いてます。
疎らに置かれた掃除用具は、前庭掃除に使ってる物ですね。
掃除用具を避けて、成人男性8人分の巨大ミノムシさんを、転がします。
扱いがちょっと雑かも知れませんが、リムにした仕打ちは、私だって赦してません。
私の護衛だと言って、レグルス達も付いて来ましたが、諫める事無く、終始無言なので、皆も未だ“怒り継続中”といった状態なんだと思います。
ですが、リムを痛め付けて、魔法硝子──二重構造、張り合わせの硝子板。外側には空間圧縮効果、内側には魔力吸引効果有り。──に閉じ込めて、連れ去ろうとしてた相手を、リムは簡単に赦しました。
油断さえしてなければ、悪者さん達よりリムの方が強いらしく、リムには興味の対象外なんだそうです。
成る程。
流石は、独立独歩、実力主義な竜族ですね。
弱い者には、おおらか(興味がない?)です。
それにしても…。
ん~。
ぐるぐる巻きですね……。
悪者さん達は、足の先から鼻の下までを、蔦植物の影荊さん──クラウディアで一番丈夫な植物。しかも、お姉ちゃんの魔法で強化されてる──に、雁字搦めにされてます。
お目めは開いてますし、視線があちこちを確認しているので、意識はハッキリしてるみたいですね。
───ツンツンツン。
好奇心に委せて、ミノムシさんを突っついてみました。
ぁ、痛かったかな?
突っつかれたミノムシさんが、ぐねぐねと悶えてます……。
スミマセン。
このままだと、お話が出来ないので、口元だけは解放してもらいましょう。
ミノムシさんに触れて、魔法を使います。
影荊さんに、魔力を与えて、お願いします。
私の魔力に反応して、影荊さんが口元を解放し、それとは逆に、身体に巻き付けた蔦を締め上げます。
現れた顔は………以外と若い?
お父さんと同じか、ちょっと若いかな?
エディ兄さんや、クリスお兄ちゃんよりは、歳上っぽいですね。
「くそっ!抜けらんねぇ。おいっ、ガキ! この蔦、はず──ブフッ」
口が解放された途端、私に向かって喚き始めた悪者さんの顔を、レグルスが無言で踏んだ。
………。
ふえっ!?
え? え!?
わぁ!? レグルス、踏んじゃ駄目です!
お話が出来ません!
わたわたとレグルスを止めて、踏まれてしまった悪者さんを確認します。
ぁ、大丈夫そうですね♪
解放された悪者さんは、痛みを誤魔化す為か、元気にゴロゴロ転がってます。
床に転がってると、またレグルスに踏まれちゃうかも知れないので、影荊さんにお願いして、壁に凭れさせてもらいましょう。
なんとかお話出来る形を整えて、さっき踏まれた悪者さんに声をかけます。
「おじしゃん? おにぃしゃん?」
「俺は、まだ20代だ!──ガフッ。……オッサン言うな!──ゴフッ」
!!?
にゃ!?
レグルス、甚振っちゃ駄目だってば!
悪者さんが大きな声を出す度に、私がビクッと身体を竦ませ、悪者さんの正面に“お座り”したレグルスが、猫(虎?)パンチで黙らせる。
影荊さんがギチギチに戒めて、固定しちゃってるので、吹っ飛ばない代わりに、かなりの衝撃がダメージに換算されちゃいます。
ただし、レグルスはきっちり加減はしているらしく、相手が気絶しないギリギリの力で叩いてますね……。
「だ…だいじょうぶ? おにぃさん…?」
綺麗な姿勢で“お座り”しているレグルスの背中に、背後から抱き付き、宥めながら悪者さんと対峙します。
悪者さんの目が、何と無く虚ろなのは、大丈夫じゃない気もしますが、びっくりさせられるのは、ごめん被りたいです。
「おにぃさん?」
恐る恐る、再び声をかければ、虚ろだった目に気力が戻り、レグルスの後ろに居た私に視線を向けます。
先程の様に怒鳴り付けることはせず、ただじっと私を見つめています。
?
何でしょう?
「………お前、何者だ?」
表情は抜け落ち、視線には透き通る様な純粋な疑問を浮かべ、悪者さんが私に問い掛けます。
それはそうですよね。
下手をすれば、ついこの間まで乳飲み子と言われていても可笑しくない年齢の子供が、成人男性よりも大きな獣を、恐がる処か宥めている訳ですからね。
現実逃避を図っても仕方無い状態だと、私自身も思いますもん。
真っ向から、この現状を受け入れようとしている、目の前のお兄さんは、思っていたより胆力がありそうですね。
でも………。
「ユナです。…3さいでしゅ!」
私が答えられるのは、名前くらいデスヨ?
ぁ、あと年齢?
何者かと問われれば、お母さんの眷族だと答えるべきかも知れませんが、それを家族以外に教えては、どんな騒ぎに発展するか、分かりません。
なので、私が答えられるのは、表面的な事だけなんです。
発音が完全じゃないので、人差し指、中指、薬指の3本を立てた手を見せて、3歳を強調してみます。
これで伝わりましたかね?
今回、ストック切れるの早いかもです。
前書きでも(ふざけたノリで)書きましたが、ほぼストック無し状態だ~。
スミマセン。
湿気に負けて、体調崩した…。
いえ、ちょこっと外出しただけですけどね?
峠岬(作者)は普段、引き隠り気味なので…。
体力無いんですよ。
(;¬_¬)
でも、出来る所まで、頑張って書いてく所存でっす!
(`ー´ゞ-☆
応援宜しく~♪