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女神様の娘になりました。  作者: 峠岬 嶺
第5章─森のお友達♪ もふもふ、スベスベ、どんとこいです!
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悪者さんの環境改善? 巨大ミノムシさんを回収しましょう♪

投稿再開!

戻りました~♪


……フッ。

ストック増やせなかったぜ!

( °∇^)]


フヘヘ。

笑い事じゃ無いッスね~。

σ( ̄∇ ̄;)

 リムに相談して、リムに酷い事をした悪者さん達を、巨大ミノムシさんのまま、薪貯蔵庫に魔法で運び込みました。


 まだ春なので、薪は一切置かれておらず、倉庫内部は割りと広々と空いてます。

 疎らに置かれた掃除用具は、前庭掃除に使ってる物ですね。


 掃除用具を避けて、成人男性8人分の巨大ミノムシさんを、転がします。

 扱いがちょっと雑かも知れませんが、リムにした仕打ちは、私だって赦してません。

 私の護衛だと言って、レグルス達も付いて来ましたが、諫める事無く、終始無言なので、皆も未だ“怒り継続中”といった状態なんだと思います。


 ですが、リムを痛め付けて、魔法硝子──二重構造、張り合わせの硝子板。外側には空間圧縮効果、内側には魔力吸引効果有り。──に閉じ込めて、連れ去ろうとしてた相手を、リムは簡単に赦しました。

 油断さえしてなければ、悪者さん達よりリムの方が強いらしく、リムには興味の対象外なんだそうです。


 成る程。

 流石は、独立独歩、実力主義な竜族ですね。

 弱い者には、おおらか(興味がない?)です。


 それにしても…。

 ん~。

 ぐるぐる巻きですね……。


 悪者さん達は、足の先から鼻の下までを、蔦植物の影荊(かげいばら)さん──クラウディアで一番丈夫な植物。しかも、お姉ちゃんの魔法で強化されてる──に、雁字搦めにされてます。

 お目めは開いてますし、視線があちこちを確認しているので、意識はハッキリしてるみたいですね。


 ───ツンツンツン。


 好奇心に委せて、ミノムシさんを突っついてみました。


 ぁ、痛かったかな?

 突っつかれたミノムシさんが、ぐねぐねと悶えてます……。

 スミマセン。


 このままだと、お話が出来ないので、口元だけは解放してもらいましょう。

 ミノムシさんに触れて、魔法を使います。

 影荊さんに、魔力を与えて、お願いします。


 私の魔力に反応して、影荊さんが口元を解放し、それとは逆に、身体に巻き付けた蔦を締め上げます。


 現れた顔は………以外と若い?

 お父さんと同じか、ちょっと若いかな?

 エディ兄さんや、クリスお兄ちゃんよりは、歳上っぽいですね。


「くそっ!抜けらんねぇ。おいっ、ガキ! この蔦、はず──ブフッ」


 口が解放された途端、私に向かって喚き始めた悪者さんの顔を、レグルスが無言で踏んだ。


 ………。

 ふえっ!?

 え? え!?

 わぁ!? レグルス、踏んじゃ駄目です!

 お話が出来ません!


 わたわたとレグルスを止めて、踏まれてしまった悪者さんを確認します。

 ぁ、大丈夫そうですね♪

 解放された悪者さんは、痛みを誤魔化す為か、元気にゴロゴロ転がってます。

 床に転がってると、またレグルスに踏まれちゃうかも知れないので、影荊さんにお願いして、壁に凭れさせてもらいましょう。


 なんとかお話出来る形を整えて、さっき踏まれた悪者さんに声をかけます。


「おじしゃん? おにぃしゃん?」


「俺は、まだ20代だ!──ガフッ。……オッサン言うな!──ゴフッ」


 !!?


 にゃ!?

 レグルス、甚振っちゃ駄目だってば!


 悪者さんが大きな声を出す度に、私がビクッと身体を竦ませ、悪者さんの正面に“お座り”したレグルスが、猫(虎?)パンチで黙らせる。

 影荊さんがギチギチに戒めて、固定しちゃってるので、吹っ飛ばない代わりに、かなりの衝撃がダメージに換算されちゃいます。

 ただし、レグルスはきっちり加減はしているらしく、相手が気絶しないギリギリの力で叩いてますね……。


「だ…だいじょうぶ? おにぃさん…?」


 綺麗な姿勢で“お座り”しているレグルスの背中に、背後から抱き付き、宥めながら悪者さんと対峙します。

 悪者さんの目が、何と無く虚ろなのは、大丈夫じゃない気もしますが、びっくりさせられるのは、ごめん被りたいです。


「おにぃさん?」


 恐る恐る、再び声をかければ、虚ろだった目に気力が戻り、レグルスの後ろに居た私に視線を向けます。

 先程の様に怒鳴り付けることはせず、ただじっと私を見つめています。


 ?

 何でしょう?


「………お前、何者だ?」


 表情は抜け落ち、視線には透き通る様な純粋な疑問を浮かべ、悪者さんが私に問い掛けます。


 それはそうですよね。

 下手をすれば、ついこの間まで乳飲み子(あかちゃん)と言われていても可笑しくない年齢の子供が、成人男性よりも大きな獣を、恐がる処か宥めている訳ですからね。

 現実逃避を図っても仕方無い状態だと、私自身も思いますもん。

 真っ向から、この現状を受け入れようとしている、目の前のお兄さんは、思っていたより胆力がありそうですね。

 でも………。


「ユナです。…3さいでしゅ!」


 私が答えられるのは、名前くらいデスヨ?

 ぁ、あと年齢?


 何者かと問われれば、お母さんの眷族だと答えるべきかも知れませんが、それを家族以外に教えては、どんな騒ぎに発展するか、分かりません。

 なので、私が答えられるのは、表面的な(見れば分かる)事だけなんです。


 発音が完全じゃないので、人差し指、中指、薬指の3本を立てた手を見せて、3歳を強調してみます。

 これで伝わりましたかね?

今回、ストック切れるの早いかもです。

前書きでも(ふざけたノリで)書きましたが、ほぼストック無し状態だ~。


スミマセン。

湿気に負けて、体調崩した…。

いえ、ちょこっと外出しただけですけどね?

峠岬(作者)は普段、引き隠り気味なので…。

体力無いんですよ。

(;¬_¬)


でも、出来る所まで、頑張って書いてく所存でっす!

(`ー´ゞ-☆


応援宜しく~♪

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