その後の悪者さん? 退治はしたけど……対処の仕方が分かりません。どうしよ~!?
ぁ、ストック切れた……。
スミマセン、またお休みしますね~。
携帯の不調……原因不明らしいです。
ショップでみてもらっても、分からなかった…。
なんだかなぁ~。
「おかえりなしゃ~い♪」
「ただいま、ユナ♪」
「…た…だい…ま…」「…ただいま…戻り…まし…た…」
──ドサドサッ。
玄関を開けて、お父さんとお兄ちゃん達を出迎えに来たら、満面の笑顔のお父さんと、意識を失う一歩手前といった感じのお兄ちゃん達。
というか、気を失いましたね…。
おかえりなさい。
毎日、お疲れ様です。
レグルス達もやって来て、レグルスとシリウスが、御互いに1人ずつ咥えて運んで行きます。
さっきの悪い人達とは、やっぱり扱い方が違いますね。
引き摺って怪我をさせない様に、床ギリギリを移動させてます。
この後は、晩ご飯なので、1階のリビング兼応接間のソファに運んでくれてるはずです。
*~*~*~*~*
「で? その悪い人達は、どうしたんだい?」
晩ご飯のクリームシチューを食べながら、今日あった出来事をお父さん達に報告しました。
くふふ。
今日は、初めて出来たお友達を、晩ご飯にお誘いしたんです!
あの深紅の鱗のちっこいドラゴンさん、リムがお客様として、晩ご飯に同席してますからね。
報告・連絡・相談は、必須です。
「おそとにいるよ?」
あれ?
気が付かなかったのかな?
「外?」
「うん。しきちのそと~。シンボルツリーのむこうがわ~」
「邪魔だったけど、街まで運んで衛兵に突き出すにしても、子供だけだと問題になりそうだったし。
御父様か、御兄様達に、お願いした方が良いかと思って、持って帰って来たのよ。
家まででも、運ぶの大変だったのよ?」
運搬時の労力を思い出したのか、お姉ちゃんがむくれてます。
ええ、ええ。
本当に大変でしたとも。
レグルス達も触るのを拒否したので、結果としては、お姉ちゃんが魔法で投げました。
うん。
あれは駄目です……。
お姉ちゃんは、本当に「ポイッ」をしました…。
「面倒臭いわねぇ」の一言で、巨大なミノムシさんを、1体ずつ家の方角に向かって、魔法で遠投したんです。
うん。
お姉ちゃんも、触りたくなかったそうです。
いや、だからって、「ポイッ」は駄目です!
駄目だと思います!
その後、転移の魔導具【幻夢の扉】を使って、お家の前に一瞬で移動。
周りの樹木さん達に魔法でお願いして、お花畑からちょっと外れた方角から、次々に飛んで来る巨大ミノムシさんを、樹木さん達がキャッチ。
そのまま枝にくくりつけて、置いてくれてます。
もうすぐ夜ですが、どうしましょうか。
「ん? あれ? あ~、あれかな? 樹にぶら下がってたロープの塊」
「ん。それそれ♪」
パンを食べながら、お姉ちゃんが頷きます。
やっぱり、気が付いてますよね。
あんなに大きなミノムシさんは、普通なら有り得ませんし。
「おとぉしゃん、わるいヒトたち、あのままでだいじょうぶ?」
「ん? ああ。ユナは優しいね。悪い人でも、心配かい?」
「だって、おそとはさむいよ? カゼひいちゃう…」
怪我の治療も最低限しかしてませんし、春とはいえ夜は肌寒いです。
既に捕まえてあるのに、そのまま放置するのは…。
ご飯も食べてない訳だし、体力が落ちれば、死んじゃう事だってあるかも知れません。
ドラゴンさんに酷い事をした人達とはいえ、酷い事を遣り返して良いとは思えませんよ。
捕まえる時に、大分痛め付けてますし。
「フフッ。問題無いよ♪
まぁ、あんまり気温が下がる様なら、玄関脇の簡易倉庫に、纏めて突っ込んどけば大丈夫。
大体からして、体調崩そうが、死にかけようが、自業自得だし…ね?
竜族相手に悪行働いた時点で、国家転覆を計った様な物だから、衛兵に突き出せば、良くて隷属落ち、最悪死罪になるからね」
ニッコリ、ひんやり、お父さんがお怒り中です……。
あや~。
隷属落ち……死罪………。
随分重い刑罰ですね。
まぁ、竜族は基本、独立独歩。
所持する力が大きくとも、触らぬ竜に災禍無し──障らぬ神に祟り無し?──と、云われて放置されてます。
ただし、幼生体が関わると、種族を挙げて意思統一が図られ、その狂暴性は、とんでもない脅威と化します。
つまり、竜族の幼生体に害を成そうとすれば、竜族全体に敵と見做されるんです。
竜族全体が敵対して、国が平穏であるわけが無いです。
成る程、「国家転覆を計った」といわれても、仕方無さそうですね………。
そうそう。
クラウディアには、“奴隷”が存在します。
ただし、人権も自由も保証されていますし、人身の譲渡や売買は禁止されているので、正確には奴隷とは違い、只の一般人ですね。
奴隷と呼ばれる“身分”があるというだけです。
基本的には、何かしらの事情で、身の寄せ処を無くした方達の為の身分で、職業の斡旋や最低限の教育、国や教会による人権の保護が受けられます。
なので、見下される事はありませんが、一時的な仮身分として扱われます。
それとは別に、犯罪の刑罰として、隷属刑というのが存在しています。
決められた刑期の間、魔道具を使って国に隷属させ、睡眠を削っての重労働を課せられる重い刑罰で、これが一般に“隷属落ち”と言われています。
これこそ、本来の奴隷に近いかも知れません。
一応、生活の保証は、最低限成されるので、重刑ではあっても、苛酷ではないらしいですけどね?
ぁ、また話が逸れちゃった…。
戻しましょう。
皆が怒り心頭を体現しているので、私の怒りは持続しないみたいです。
リムにした酷い事は赦せませんが、酷い事をやり返すのも、何か違う気がするんですよね……。
………。
よし。後で、お家に入れてあげましょう。
ご飯も食べてもらおうかなぁ。
中途半端で切れた……。
相変わらず、説明文多いなぁ。
(-""-;)
ちょっと落ち込み気味ですが、頑張ってストック増やして戻ります。
次回は7月24日かなぁ…。
もう少し遅くなるかも……。
毎度お待たせしてしまいますが、頑張って来ますので、またお会い出来ます様に。
(; _ ;)/~~
軽く不安定な精神状態で、逃亡します!
ゴメンナサイ~ィ!
ε=ε=┏(T-T)┛