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女神様の娘になりました。  作者: 峠岬 嶺
第5章─森のお友達♪ もふもふ、スベスベ、どんとこいです!
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その後の悪者さん? 退治はしたけど……対処の仕方が分かりません。どうしよ~!?

ぁ、ストック切れた……。

スミマセン、またお休みしますね~。


携帯の不調……原因不明らしいです。

ショップでみてもらっても、分からなかった…。

なんだかなぁ~。

「おかえりなしゃ~い♪」


「ただいま、ユナ♪」


「…た…だい…ま…」「…ただいま…戻り…まし…た…」


 ──ドサドサッ。


 玄関を開けて、お父さんとお兄ちゃん達を出迎えに来たら、満面の笑顔のお父さんと、意識を失う一歩手前といった感じのお兄ちゃん達。

 というか、気を失いましたね…。

 おかえりなさい。

 毎日、お疲れ様です。


 レグルス達もやって来て、レグルスとシリウスが、御互いに1人ずつ咥えて運んで行きます。

 さっきの悪い人達とは、やっぱり扱い方が違いますね。

 引き摺って怪我をさせない様に、床ギリギリを移動させてます。

 この後は、晩ご飯なので、1階のリビング兼応接間のソファに運んでくれてるはずです。



 *~*~*~*~*



「で? その悪い人達は、どうしたんだい?」


 晩ご飯のクリームシチューを食べながら、今日あった出来事をお父さん達に報告しました。


 くふふ。

 今日は、初めて出来たお友達を、晩ご飯にお誘いしたんです!

 あの深紅の鱗のちっこいドラゴンさん、リムがお客様として、晩ご飯に同席してますからね。

 報告(ホウ)連絡(レン)相談(ソウ)は、必須です。


「おそとにいるよ?」


 あれ?

 気が付かなかったのかな?


「外?」


「うん。しきちのそと~。シンボルツリーのむこうがわ~」


「邪魔だったけど、街まで運んで衛兵に突き出すにしても、子供だけだと問題になりそうだったし。

 御父様か、御兄様達に、お願いした方が良いかと思って、持って帰って来たのよ。

 家まででも、運ぶの大変だったのよ?」


 運搬時の労力を思い出したのか、お姉ちゃんがむくれてます。


 ええ、ええ。

 本当に大変でしたとも。

 レグルス達も触るのを拒否したので、結果としては、お姉ちゃんが魔法で投げました(・・・・・)


 うん。

 あれは駄目です……。

 お姉ちゃんは、本当に「ポイッ」をしました…。


「面倒臭いわねぇ」の一言で、巨大なミノムシさんを、1体ずつ家の方角に向かって、魔法で遠投し(投げ)たんです。


 うん。

 お姉ちゃんも、触りたくなかったそうです。

 いや、だからって、「ポイッ」は駄目です!

 駄目だと思います!


 その後、転移の魔導具【幻夢の扉】を使って、お家の前に一瞬で移動。

 周りの樹木さん達に魔法でお願いして、お花畑からちょっと外れた方角から、次々に飛んで来る巨大ミノムシさんを、樹木さん達がキャッチ。

 そのまま枝にくくりつけて、置いてくれてます。


 もうすぐ夜ですが、どうしましょうか。


「ん? あれ? あ~、あれかな? 樹にぶら下がってたロープの塊」


「ん。それそれ♪」


 パンを食べながら、お姉ちゃんが頷きます。

 やっぱり、気が付いてますよね。

 あんなに大きなミノムシさんは、普通なら有り得ませんし。


「おとぉしゃん、わるいヒトたち、あのままでだいじょうぶ?」


「ん? ああ。ユナは優しいね。悪い人でも、心配かい?」


「だって、おそとはさむいよ? カゼひいちゃう…」


 怪我の治療も最低限しかしてませんし、春とはいえ夜は肌寒いです。

 既に捕まえてあるのに、そのまま放置するのは…。


 ご飯も食べてない訳だし、体力が落ちれば、死んじゃう事だってあるかも知れません。

 ドラゴンさんに酷い事をした人達とはいえ、酷い事を遣り返して良いとは思えませんよ。

 捕まえる時に、大分痛め付けてますし。


「フフッ。問題無いよ♪

 まぁ、あんまり気温が下がる様なら、玄関脇の簡易倉庫に、纏めて突っ込んどけば大丈夫。

 大体からして、体調崩そうが、死にかけようが、自業自得だし…ね?

 竜族相手に悪行働いた時点で、国家転覆を計った様な物だから、衛兵に突き出せば、良くて隷属落ち、最悪死罪になるからね」


 ニッコリ、ひんやり、お父さんがお怒り中です……。


 あや~。

 隷属落ち……死罪………。

 随分重い刑罰ですね。


 まぁ、竜族は基本、独立独歩。

 所持する力が大きくとも、()らぬ()災禍(・・)無し──障らぬ神に祟り無し?──と、云われて放置されてます。

 ただし、幼生体が関わると、種族を挙げて意思統一が図られ、その狂暴性は、とんでもない脅威と化します。

 つまり、竜族の幼生体に害を成そうとすれば、竜族全体に敵と見做されるんです。

 竜族全体が敵対して、国が平穏であるわけが無いです。

 成る程、「国家転覆を計った」といわれても、仕方無さそうですね………。


 そうそう。

 クラウディアには、“奴隷”が存在します。


 ただし、人権も自由も保証されていますし、人身の譲渡や売買は禁止されているので、正確には奴隷とは違い、只の一般人ですね。

 奴隷と呼ばれる“身分”があるというだけです。

 基本的には、何かしらの事情で、身の寄せ処を無くした方達の為の身分で、職業の斡旋や最低限の教育、国や教会による人権の保護が受けられます。

 なので、見下される事はありませんが、一時的な仮身分として扱われます。


 それとは別に、犯罪の刑罰として、隷属刑というのが存在しています。

 決められた刑期の間、魔道具を使って国に隷属させ、睡眠を削っての重労働を課せられる重い刑罰で、これが一般に“隷属落ち”と言われています。

 これこそ、本来の奴隷に近いかも知れません。

 一応、生活の保証は、最低限(・・・)成されるので、重刑ではあっても、苛酷ではないらしいですけどね?


 ぁ、また話が逸れちゃった…。

 戻しましょう。


 皆が怒り心頭を体現しているので、私の怒りは持続しないみたいです。

 リムにした酷い事は赦せませんが、酷い事をやり返すのも、何か違う気がするんですよね……。

 ………。

 よし。後で、お家に入れてあげましょう。

 ご飯も食べてもらおうかなぁ。

中途半端で切れた……。

相変わらず、説明文多いなぁ。

(-""-;)


ちょっと落ち込み気味ですが、頑張ってストック増やして戻ります。


次回は7月24日かなぁ…。

もう少し遅くなるかも……。


毎度お待たせしてしまいますが、頑張って来ますので、またお会い出来ます様に。

(; _ ;)/~~


軽く不安定な精神状態で、逃亡します!

ゴメンナサイ~ィ!

ε=ε=┏(T-T)┛

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