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女神様の娘になりました。  作者: 峠岬 嶺
第5章─森のお友達♪ もふもふ、スベスベ、どんとこいです!
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称号の確認? 森のもふもふと、大好きな家族♪

スミマセン。

短いです。

そして、ストックが無くなりました。

「それにしても……、思ったよりも寄って来たわね」


私の膝にいた栗鼠さんを見つめ、フォーレお姉ちゃんがポツリと呟きました。


「う?」


「今日、花畑(ここ)に来たのはね、ユナの称号を確認したかったのが理由なのよ」


疑問に首を傾げたら、変な声が出ちゃいましたが、お姉ちゃんは気にせずに説明してくれます。


「しょうごう?」


「そ。私達三柱の女神が与えた称号、【世界の愛し子】よ。

この称号はね、ちょっと特殊なの」


お姉ちゃんの説明によると、称号【世界の愛し子】は、対人無双系の特殊な称号であり、同時に動物さんや植物さんにも多大な影響を及ぼす称号でもあるそうです。

命ある生き物であれば、この称号を持つ者には、絶対に危害を及ぼせず、多少警戒される事はあっても、基本的に好意を持たれやすく、初見の相手であっても、仲良くなりやすくなる効果があるんだって。


成る程。

だから、ちっちゃい動物さん達も、こんなに近付いて来てくれたんですね♪

野生の動物さん達が、自分より大きな生き物に、こんなに無防備に寄って来たので、不思議だったんです。


「まぁ、それ以外にも、ちょっと変わった効果があるけど、基本的には、今説明した感じのはず…。

なんで、ちょっと確認しておくべきかと思って、ここまで来てみました。

ぁ、でも、ユナは気にしなくて大丈夫よ?

特に何かしなきゃいけない訳では無いから、自由に遊んでいて構わないわ♪」


「あい」


お姉ちゃんの説明に頷いて、再びちっちゃい動物さん達と戯れます。

慣れてきた子は、私の肩や膝を占領して、寛ぎ始めました。


『たっだいま~♪』『只今戻りました』『遅くなったか? 今、戻った』


落ち着いて、和んでいた空気が、一瞬で飛散しました。

見廻りから戻って来たレグルス達に驚いて、ちっちゃい動物さん達が、一斉に逃げ出します。

近くにいた子達は、「ここなら安全」とでも言うように、私のお洋服に潜り込みました。


「ひゃっ! やははははっ! くしゅぐったい!」


肩にいた栗鼠さんは襟首から、掌サイズの兎さんは袖口から侵入して、落ち着き無く動き回ります。


「ら、らいじょうぶっ! だいじょぶらよ!

こわくにゃい…──っ、やはははっ、にゃ~、うごかにゃいで~」


お腹や背中、服の中を縦横無尽に動き回るちっちゃい動物さん達を、擽ったさに翻弄されつつ、一生懸命落ち着かせます。

大きな気配に驚いただけだと思うから、落ち着きさえすれば、出て来てくれるはずだもん。



*~*~*~*~*



笑い疲れて、仰向けに転がった私の上で、お洋服から出てきた栗鼠さんと兎さんが、不思議そうに様子を窺ってます。


『…すまん』『すみませんでした』『ごめんね~♪』


レグルス達に、申し訳なさそうに謝られました。

? 何故に?

不思議に思って見つめていると、レグルスが3匹を代表して説明してくれました。


『あ~、そのな…。気配を消して戻れば、チビ共を驚かせずに戻れたんだが……。

………すまん! 気配を消し忘れた』


「? きんきゅうじや、とくしゅなじょうきょうじゃ、なかったよ?」


お父さんやお母さんに、緊急時や特殊状況下では、スキルを使用して気配を消す事を、再三にわたり注意されてます。

それ以外で、気配を消す必要性って、あるんですかね?


『いや、しかし…』


不思議に思う私の表情から、責められていない事を理解したのか、レグルスが挙動不審です。


今現在、気配を消してる訳じゃないのに、ちっちゃい動物さん達は、再び集まって来てるから、大丈夫だよね♪


「レグルスたちも、ちっちゃいこたちも、みんないっしょがいいよ?

おちちゅいて、なれてくりぇば、だいじょうぶりゃよ。じぇったい♪

レグルしゅたちは、いぢわりゅしないでしょ?

だから、だいじょうぶ!」


安心して欲しくて、一生懸命伝えます。

身体は大きくても、3匹はとっても優しいですから。

ちっちゃい子達も、仲良くなってくれたら嬉しいよね♪


*~*~*~*~*



只今、私とお姉ちゃんは、もふもふ団子の中心にいます。


………。

幸せ~♪


ちっちゃい動物さん達が、レグルス達に慣れた頃、私は睡魔に襲われてました。

3歳児には、お昼寝って大事です。

寝そべって、私とお姉ちゃんの背凭れになってくれてたレグルスが、尻尾でお腹をぽんぽんと優しく叩きます。

緩やかなリズムで叩かれて、そのまま眠りに落ちました。


暫くして、もふもふ、ふかふかする何かに触って、意識が浮上したら、今のこの状態でした。


背中にはレグルス、投げ出した膝の上には子犬姿のシリウスと、掌サイズの兎さんが数羽。

隣にはお姉ちゃんがいて、お姉ちゃんの膝にはアルタイルが小鳥姿で、他の鳥さん達と一緒に丸まってます。

レグルスの背中や、私やお姉ちゃんの肩や頭の上には、一緒にお茶をしてた、ちっちゃい動物さん達も眠ってるみたいです。


ふわぁ~。もふもふ天国♪

でも、動けませんねぇ。

動いたら起こしちゃいますし…。

どうしよう~。


中途半端ですが、ストック切れです。

またもや、暫し投稿をお休みしますね。


この章も、ゆったりのんびり進めるつもりです。

暇な時の時間潰しにでも、楽しんでもらえたら幸いです。


次の投稿再開は、6月26日の予定です。


少し多めに書ければとは思っていますが、「予定は未定」を実践しそうな作者ですので、期待せずにお待ちください。

では、またお会いできます様に。

(・ω・)ノ

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