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女神様の娘になりました。  作者: 峠岬 嶺
第4章─初めまして! お父さん?
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皆でお風呂♪ 湯浴着は不思議な布で出来ている?

ごめんなさい、ストックが無くなりました。

またちょっとお休みします。


やっぱり、投稿ペースを変えるべきなのでしょうか…。

「いやいや、いやいや、ちょっと待って!? 駄目だよ!? 絶対駄目!」


 ん?

 駄目なんですか?


「…め?…」


 なんだかちょっと悲しくなってきましたよ?

 視界が滲み始めました。


「─っ、か、可愛いけどっ! 可愛いからこそ駄目だよ!?」


 お父さんが、私の涙目に怯みながらも、再び駄目出しします。


 そうですか……。

 駄目なんですね……。

 折角、皆で一緒に入浴出来ると思ったんですが……。


「…ふぇ…」


 あぁ、駄目です。

 泣いちゃいます。


「わ、わ、ユナ~。泣かないで、泣かないで~」


 ぽろぽろと眦から零れ落ちる涙を、一生懸命止めようと努めます。

 けれど、きつく目を閉じても、手の甲で拭っても、後から後から零れてきます。

 呼吸も乱れ始めて、嗚咽を洩らさない様に、下唇の内側をぐっと噛んでも、小さく唸るような声が、勝手に外へと出て行きます。


「…父様…また、ユナ泣かせた…」


「ご、ごめんよ、ユナ。泣かないでおくれ。

 でも、ユナを悲しませても、家族以外とお風呂に入るのは、許可出来ないんだよ…。ごめんね」


 ベル姉様が不機嫌を隠さずに、お父さんを責めましたが、それでもお父さんは反対します。

 何か理由があるのかな?


『はぁ~。ラズヴェルト様が心配なさる様な事など、そうそう起きないかと思いますが…』


『ラズヴェルト様、その様に御心配なさるのでしたら、湯浴着(ゆあみぎ)を使われては如何ですか?』


『だね♪ 湯浴着さえ着てれば、ユナのお願い通りに~、皆でお風呂でも良いんじゃない?』


「うっ。そ、それは…。…まぁ、それなら…良い…かなぁ…。

 ユナを悲しませるよりは、それで妥協するべきか…。

 分かったよ。皆でお風呂に入ろう」


 レグルス達には、お父さんが反対している理由が分かったらしく、大きな溜め息とともに、お父さんに妥協案を上げて、なんとか許可が貰えるみたいです。


 う~。

 でも、まだ涙が止まりません~。


 この時、レグルス達の声が聞こえないお兄さん達は、ぼろぼろ泣き続ける私と、レグルス達を見て突然妥協し始めたお父さんに、どう反応するべきか、オタオタと態度を決めかねていたみたいだと、後で姉様が教えてくれました。


「ただし! エディとクリスは、出来るだけユナとベルを見ないように!

 邪な考えや、妄想なんぞしようものなら、即刻切り落とすからね?」


 ………。

 えぇっ!?

 お父さんが心配してたのって、ソレ!?

 しかも、なんか物騒な台詞がありませんでしたか?

 ぁ、びっくりし過ぎて、涙止まりました……。



 *~*~*~*~*



 おっ風呂~♪


 レグルス達が、お父さんを納得させた後、“皆でお風呂”を決行しました。

 取り敢えず、いつも通りに、聖獣3匹やベル姉様と、先に(・・)脱衣場を使います。


 何故って?

 お風呂場の出入り口で、お父さんが仁王立ちでお兄さん達を止めたからです。

 ここまで来ても、反対されるのかと、再びちょっと泣きそうになりましたが、“湯浴着ありの皆でお風呂”は許可しても、“娘達の着替えを覗く”のは不許可(アウト)との事でした……。


 ………お父さん………。

 まぁ、兎に角、皆でお風呂の許可は貰えているので、素直に先行させてもらいました。


 初めて湯浴着を着てお風呂に入ります。

 着方が分からなかったので、姉様に着せてもらいました。


 湯浴着は着脱が簡単な物で、スカーフ並みに薄いのに、水に濡れても透けない布──大判のバスタオルサイズで色は様々──を、2枚組み合わせて、ワンピースみたいに着る感じです。

 脇の下を通して、逆側の肩で両端を結ぶのを、左右対称で行います。

 その上から、腰の辺りを細めの紐で結ぶんだって。

 ノースリーブのサマードレスみたいですね♪

 丈は大人も子供も、水に濡れる様な場所での転倒防止のためか、膝丈です。


 ワンピースの下には、同じ素材で作られた、両サイドを紐で結ぶ形の下着みたいな物を履きます。

 前の世界でみたことある、大人な女性のためのセクシーランジェリーみたいです。

 布面積が小さいです。


 ………。

 ふと気が付きましたが、これ、おとなしめの女の人(深窓の御令嬢とか生真面目な文系女史?)なら、“着るのを恥ずかしがる”タイプの物では?

 いや、子供の私には関係無いですけどね?

 湯浴着は、フワッとしてるので、身体のラインがハッキリ分かるとかは無い………無いのですが………かなりセクシー。


 姉様に確認したら、着る機会自体が少ないし、水に濡れても透けない・張り付かない特別な布が使われているので、温泉街や街のお風呂屋さんでは、割りと普通に着られているらしいです。

 所変われば、意識も変わるってヤツでしょうか?

 つまり、「下着姿を見られるのは恥ずかしいけど、水着姿は見られても全然平気」とか、「街中を水着で歩けば変態だけど、海辺で水着は当たり前」っていうのと同じ事ですね。


 湯浴着の素材は、水系の魔物さんの糸です。

 職人さんが丁寧に織り上げた(それ)は特別な布となり、液体への抵抗が皆無なため、着たまま水に浸かっても、布への干渉が一切無いそうです。

 普通の布なら水に浮くけど、湯浴着に使われる布は沈みます。

 なのに、身体にまとわりつく事も無く、水の中でも水の外にいるのと変わらず動けるそうですよ?

 凄いなぁ。


 私のは可愛い桜色で、ベル姉様のは柔らかい雰囲気の藤色です。

 腰に結んだ紐は、お揃いの鮮やかな若葉色。

 ベル姉様を見て、藤の花の妖精さんがいたら、こんな感じかもと、惚けたのはご愛敬ですね♪



 *~*~*~*~*



 着替えを終えて、お父さんとお兄さん達に「いいよ~」と声をかけて、浴場へと向かいます。

 泡だらけになりながら、レグルス達を洗ってると、湯浴着を着た男性陣3名がやって来ます。


 湯浴着は、男女差が無いそうで、お父さんが夏の空みたいな綺麗な空色、エディさんが秋の紅葉みたいな鮮やかな橙色、クリスさんが冬の雪か春の雲みたいな軽やかな白色を着てました。

 3人ともとっても似合います。


 さて、レグルス達を洗い終わったら、お父さんの背中を流しましょう♪

 フォーレお姉ちゃんや、ラメル姉さん、リュニベール姉様の背中を流したら、とっても喜ばれましたからね。

 お父さんにも喜んで貰えるかも知れません。

 頑張りますよ~♪

取り敢えず、ユナちゃんのお願いは叶いましたね

ε- (´ー`*)


お風呂実況は、どうしようかなぁ…?

お休み後の投稿再開の内容が、まだ未定です。


早くこの章を終わらせたい……。

なかなか出て来なかったパパさんが、ちょっと暴走気味です。

申し訳ありません。


次回は5月30日かな?


疑問符付きでごめんなさい。

遅れたり、早かったりするかもです。

またお会いできる日を楽しみに、ヘタレ作者も頑張ります。

では、脳内探索に行って来ます。

(・ω・)ノ

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