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女神様の娘になりました。  作者: 峠岬 嶺
第2章─街へ行こう! 世界を知るための第一歩?
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大好き! ありがとう、お姉ちゃん達♪

いつも以上に短い…。

ごめんなさい。


取り敢えず、今年最後の投稿です。

やっぱり、終わらなかった…。

お姉ちゃん達のハイテンションが…。

 お姉ちゃん達から、シリウスやレグルス、アルタイルの事を聞きました。

 なんと!

 3匹は、それぞれお姉ちゃん達の“お気に入り”なんだって。

 そう言えば、“3匹はそれぞれ加護を持ってたなぁ”なんて、ふと思い出した。


『あの子達が一緒なら、大丈夫かしら?』


『ん~。大丈夫だとは思うが……。

 万が一、億が一が無いとも言い切れん』


 お姉ちゃん達は、心配性ですね。

 でも、沢山考えてくれているのは、申し訳ないのに嬉しい。

 脳内で照れて悶える自分が居ますよ……恥ずかしいです!


『…ん。力で守れても…言葉では…守れない…。

 …変態や盗賊は大丈夫…でも…馬鹿貴族は…』


『……そうね…。ハァ、権力を持った馬鹿って、厄介この上無いのよねぇ…』


『あぁ、面倒だし、やっぱり()っとくか?』


 ぇ、え?

 再びゴーサインですか!?

 …お姉ちゃん達は、ちょっと過激系でもあるのかな?

 それは、それで……格好良いと思います!!


『……ぁ……』


 お姉ちゃん達の声を聞きながら、自分の考えに浸ってたら、ベル姉様が小さく声を洩らしました。

 本当に小さな声だったけど、思わず零れた様なその声に、気持ちが引っ張られて、私だけでなくフォルお姉ちゃんとメル姉さんも、ベル姉様の声に耳を傾けました。


『なぁに? リュニベール。どうかした?』


『…もう1つあった…』


『何がだ?』


『…心配事…。…ユナは、フェリシア様の加護を持ってる…』


 ベル姉様の言葉は、主語が抜けてて、ちょっと考える為に、ほんの数秒間の沈黙が落ちる。


『『……あ! 神殿関係者!』』


『…ん。主神の加護持ちだと知られれば…』


『ぃ……いぃやぁぁぁぁぁ』


『駄目だ! ユナをあんな奴等に汚されてたまるか!』


『…やっぱり…()…る?』


 神殿……。

 そう言えば、在りましたね、そんなの。


 神殿とは、教会とはまた別の信仰が集まる場所です。

 ただし、太古の昔から存在する教会とは信仰の方向性が違い、神殿は“選ばれた者のみが女神と接する事が出来る”という、差別意識が蔓延している。

 その為、スキル【神託】や女神様の加護を持つ者を、誘拐や拉致同然に連れ去り、監禁・洗脳といったやり方で囲い込んでいるそうです。


 教会は、昔からの信仰を守り、“女神様は世界を見守り、迷う者に救いの手を差し伸べてくれる”として、民間に穏やかな拡がりを見せ、クラウディアに存在する各国々で、貴賤無く人々の生活に寄り添っている。

 なので、神殿と教会はクラウディアの住人にも、別物として認識されてます。

 勿論、女神様達(主神も、眷族である三柱の女神も)は教会の見方で、神殿関係者を嫌っているみたいです。


 ところで、メル姉さん…汚されるって何?

 そして、ベル姉様…もしかして姉様が1番“殺伐思考”ですか?

 いやいや、()っちゃ駄目ですよ?


『フォルお姉ちゃん、落ち着いて?

 メル姉さん、私は大丈夫だから。

 ベル姉様、流石に何もしてない内から、天罰の如く()っちゃ駄目だよ?』


『『『ユナ~』』』


 大好きになつたお姉ちゃん達に、嫌な思いはさせたくないです。

 大丈夫、お母さんがユニークスキルを沢山くれたし、加護もあります。

 それに……あ! 最初の目的忘れてました!


『フォルお姉ちゃん、メル姉さん、ベル姉様』


『なぁに?』『どうした?』『…ん…?』


『…あのね…あのっ…。お母さんがね、言ってたの。

 称号の【世界の愛し子】は、お姉ちゃん達がくれたって。

 だからね、お礼を言いたかったの。

 フォルお姉ちゃん、メル姉さん、ベル姉様、私を好きになってくれて有難う。3人とも大好き!』


『『『ユナ~』』』


 私が思い切って感謝を伝えたら、お姉ちゃん達が3人揃って、嬉しそうに名前を呼んでくれました。

 やっぱり、お姉ちゃん達は優しいです!


『あぁもぅっ! 可愛い。可愛い。可愛い!』


『ホントだよ。可愛すぎて、今すぐ抱き締めたくなるな!』


『…近い内に会いに行く…。…待ってて…』


『『あ、ずるい! リュニベール』』


 にょあっ!?

 フォルお姉ちゃんとメル姉さんが、また可愛いって!

 に~、だから、私は可愛くなんてないですよ?

 ベル姉様、待ってますとも!

 ……早く会いたいなぁ……。


『…私も、早くお姉ちゃん達に会いたいなぁ…』


 ぁ、考えてたら、言葉になっちゃった!

 あわ、あわ、あわわわっ!

 催促じゃないよ!?

 ちゃんと待ってられるよ!?

 私、良い子で待ってられるもん!


『! 明日にでも会いに行くわ♪』


『! 直ぐ行くからな♪』


『! …ユナ、可愛い…♪ …会えたら…抱き締めて…いい?』


 わ~ん。

 やっぱり、催促したみたいになっちゃった。

 …でも、いっか!

 お姉ちゃん達に会いたいのは本音だし、近い内に会えるのなら、それを楽しみにクラウディアで生活していけます。


『うん! 嬉しい! 会えたらいっぱい“ぎゅっ”てしてね?』

今日の投稿で、今年は終了です。


ユナちゃんはなかなか動いてくれないし、お姉ちゃん達ははっちゃけてます。


起伏のないゆったり進行の物語ですが、気に入っていただけているなら幸いです。


稚拙な文章、読みにくい点の多い駄作かとは思いますが、少しでも誰かに“好きだなぁ”と感じてもらえるように、来年も頑張ります。


ストックが再び切れているので、新年の再開投稿は、1月10日を予定しています。


宜しければ、来年もまたユナちゃん達に会いに来てやってください。


ではでは、良いお年を。


峠岬 嶺

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