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女神様の娘になりました。  作者: 峠岬 嶺
第10章─ドラゴンの住処へレッツゴー。お友達のお家へ初訪問です!
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閑話・はしゃぎ過ぎにはご用心。幼児は時々、無自覚に限界を突破します。

今年最後の投稿です。

短いです。

本当にスミマセン。

 ふぅ。


『……』


 はふぅ。


『………ユナ?』


 はぁ。ふぅ。


『ユナ!?』


『ラズヴェルト様! ユナが!』


 なんだろう…ボゥっとする。

 なんだか寒いのに、お顔は熱い。

 身体があちこち痛い気もする。


 レグルス達の声が遠い……。

 あ~もしかして………─────


 ドサッ。


「「「「ユナ!?」」」」



 ★☆★☆★☆★☆★

 ─ラズヴェルト視点─


 ユナが突然倒れたのは、そろそろ採取を終えようかと、各々がユナの元に戻りだした時でした。

 元々戻ろうとしていた私は、手にしていた薬草満載の籠を放り出して、咄嗟にユナの元へと駆け出します。


 大地に倒れ伏したユナの呼吸は、浅く早い。

 抱き起こすと、顔も赤く染まり、瞼は閉ざされ、苦し気に眉間に皺が寄っています。


 これは………。


 一瞬、毒関連を疑いましたが、見た限り外傷はありません。

 一応、解毒と浄化の魔法を行使しても、症状に変化がありません。


 良かった。

 採取中に悪い物に触れたのかと思いましたが、どうやらはしゃぎ過ぎたための疲労による発熱のようです。


 今日も色々ありましたからね。

 身体が成長仕切っていない幼子には、精神にも肉体にも刺激が強すぎたのでしょう。


 治癒の魔法は基本的に病や疲労、筋肉痛や成長痛には効きません。

 ユナは状態と精神の【異常耐性】技能(スキル)を持っていたはずです。

 無理をさせなければ、悪化する事はないでしょう。

 熱は高めですが、他に悪い所はありませんし、油断は出来ませんが、自宅で安静にしていれば、すぐに回復するはずです。


 急いで戻りましょう!


「「師匠!」」


「ラズ…」


「ラズヴェルト…」


「「ラズヴェルト殿…」」


「大丈夫です。熱は高いですが、大本の原因は、はしゃぎ過ぎによる疲労だと思います。

 今は急激な体温上昇に体力を奪われて、目を回しているだけです。

 帰宅して、暫く休めば回復するはずです」


「「「「良かったぁ」」」」


 心配そうにしていた子供たちや、ベリウスが私の見解に安堵の表情を浮かべます。


「とりあえず、心配はしなくても大丈夫なんだな?

 なら、採取したものを、さっさと片して、とっとと帰るぞ」


「あっ…」


 ベリウスが私の腕からユナを浚い、自分が持っていた大量の薬草が入った籠を、私に押し付けて来ました。


 ………。

 無限収納にしまえと。


 まぁ、私が【無限収納】技能(スキル)持ちなのは教えてありますし、移動時の荷物は殆んど預かっているので、当然受け取りはしますが……。

 ユナを浚う必要は無いですよね?

 私から娘を取り上げるとは…良い度胸です。

 売られた喧嘩は買いますよ?


『ラズヴェルト様。さっさと帰ってユナを休ませたいのだ、不機嫌になる暇があるなら、サクッと片付けてください』


 不機嫌に委せて、辺りに冷気を放っていたら、私が放り出した籠を拾って、レグルスが寄って来ました。


 そうですね。そうでした。

 不機嫌を晒している場合ではありませんでしたね。

 今は、ユナの休息が最優先です。

 さっさと帰りましょう。


 ユナを心配するあまり、渋るリムを宥めて別れ、自宅へと歩みを進めます。

 ユナを早く休ませるため、レグルスとシリウスには頑張ってもらいました。


 帰宅したら帰宅したで、今度はベリウスと泊まる泊まらないで一揉め。

 結局、ユナが元気になった時、悲しくならないように、泊まる事になりました。


 それにしても、帰路でさえユナが目を覚ます様子がありませんでしたね。

 大分熱が高いようです。

 解熱剤が必要かも知れませんね…。

 あれは、粉薬なのですよね……ん~、飲みやすい薬を作っておきましょうか。

活動報告で申告しましたが、作者の頭から、ユナちゃん達が家出しました。

世に言うところのスランプかも知れません。

が、なんとか無理やり書いて、投稿しました。


来年は、スタートが遅れるかもです。

お待たせするかも知れませんが、出来るだけ早く戻りますので、暫しの休載をお許しください。


今年一年ありがとうございました。

また、来年もよろしくお願いいたします。

皆々様に、善き一年が訪れる事を祈ります。


峠岬 嶺

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― 新着の感想 ―
[良い点] ユナちゃん達が可愛い過ぎます!! [一言] 169話のユナちゃんもそうですが、作者さんもお身体に気をつけてお過ごしください。
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